1999年8月~11月
奈良県の南端にある十津川村。その南部にある十津川温泉で休む「十津川くまの特急」。バスは紀伊半島を貫く約170kmの道程を6時間かけて走破する。
写真の車両は特急用に1992年に導入された。高出力エンジンを搭載しながらも車長は短い山間向け仕様である。
奈良県の南端にある十津川村。その南部にある十津川温泉で休む「十津川くまの特急」。バスは紀伊半島を貫く約170kmの道程を6時間かけて走破する。
写真の車両は特急用に1992年に導入された。高出力エンジンを搭載しながらも車長は短い山間向け仕様である。
掲載当時、低床化は路線バスを語るうえでのキーワードとなっていたが、この車両は1982年にツーステップながら低床化を実現した。
同型車は8台在籍していたが2001年までにすべて引退した。天井部分の広告枠は電照式で、奈良営業所所属車独特のものである。
奈良に桜の名所は多いが、桜とバスをうまく画面に収められる場所はなかなか見つからない。市街地から少し足を延ばすと小学校の桜の木がバス道路に迫り出している場所があった。
写真では少しわかりづらいが、バンパーには丸いオレンジのシールが貼られている。今は奈良営業所に統合された郡山営業所を示すシールである。
榛原を含む宇陀地域(現在の宇陀市)は、県東部では珍しく2000年代前半まで大型車が高頻度で走っていた。写真の車両は1978年に大量に購入されたシリーズのうちの1台。1998年春まで20年近く活躍した。後方の車両も同じ型式である。