2005年6月~12月
奈良市北部の住宅地を走るいすゞLVキュービックバス。
この街とこのバスはほぼ同じ時期に誕生した。細い苗木だったプラタナスは葉を青々と茂らせ、新車だったバスはまもなく引退の時を迎えようとしていた。
2004年以降、同時期に導入された車両が相次いで廃車されたが、写真の978号車は2006年春まで活躍した。
奈良市北部の住宅地を走るいすゞLVキュービックバス。
この街とこのバスはほぼ同じ時期に誕生した。細い苗木だったプラタナスは葉を青々と茂らせ、新車だったバスはまもなく引退の時を迎えようとしていた。
2004年以降、同時期に導入された車両が相次いで廃車されたが、写真の978号車は2006年春まで活躍した。
「興隆寺町は春は桜のトンネルになる」と聞いてここを訪ねた。話のとおり桜のトンネルをくぐってバスが坂を下りてきた。市街地へはすぐ近くを通る名阪国道を経由すると速いが、バスは山合いの集落をたどりながら市街へ向かう。
この路線は高樋線といい、奈良市街と奈良市の精華・五ケ谷地区を結ぶ。運行は日に数本と少なく、撮影は一発勝負だった。
前夜の予報のとおり、目覚めると外は雪景色だった。奈良市内でも雪は積もっていたが、標高が高くかつバスの往来が比較的多い榛原を訪ねた。
榛原駅に程近い榛原大橋の付近は路線が輻輳しているのでバスは頻繁に往来する。あとで気付いたことだが、写真の151号車は菟田野町(※)に向かう時と菟田野町から戻ってきたときの2度撮影していた。(※現在は「菟田野」)
奈良市内の北部、ドリームランドのすぐ北に道路を跨ぐ橋がある。黒髪橋と名のついたこの橋は欄干に高いフェンスが張られているが、それでも渡る時には思わず足がすくむ。橋の上からは奈良市内をはじめ学研都市木津南地区も一望できる。
東大寺大仏殿・国立博物館停留所の新緑の光景。この停留所は古くは奈良大仏前と称し、のちに大仏殿・春日大社前に改められた。さらに、古都奈良の文化財が世界遺産に登録されたのを機に、西行停留所のみ東大寺大仏殿・国立博物館に改められた。
木製の屋根は、奈良市のオムニバスタウン関連事業により設置されたものである。