奈良市と建設省は奈良市中心部の交通渋滞の緩和を目指して、春と秋の行楽シーズンの日曜祝日にパークアンドバスライドを導入した。 当初は4月18日から実施の予定であったが、18日は雨天のため中止となり25日より実施となった。
パークアンドバスライドは、郊外に設けられた駐車場と市内中心部をバスで結ぶことにより、市内中心部への自家用車の流入を防ぐ効果がある。 奈良では、1988年の「なら・シルクロード博覧会」開催時に奈良県が導入したのが最初で、以後、規模の変動はあったものの現在も続いている。
県が運営する駐車場と奈良公園の間はシャトルバスで結ばれるが、市と建設省が運営する駐車場と奈良公園の間は路線バスを利用することになる。 奈良交通は駐車場が開設される日に増発や区間延長を行い、駐車場利用客の便を図る。運行の詳細は下記のとおり。
いずれも日曜祝日の10時~17時に運行。雨天で駐車場が開設されない場合は下記運行は中止される。
- 県庁前-阪奈宝来 系統を毎時1往復運行。同区間は既存の系統とあわせて毎時4往復運行。
- [28]近鉄奈良駅-恋の窪町 系統を、[28]県庁前-恋の窪町 に変更。毎時1往復増発し、毎時3往復運行。
行楽シーズンを迎え奈良市中心部の交通量が増加することから、4月4日から5月30日までの日曜祝日は、奈良公園内を通る道路のうち、大仏前交差点と高畑交差点の間が10時から16時まで南行一方通行となる。 そのため、奈良交通の路線のうち、市内循環線、奈良法隆寺線などで経路変更や運行区間短縮の措置がとられる。このほか、奈良公園方面への臨時バスや、 郊外駐車場と奈良公園を結ぶ無料シャトルバスも運転される。詳細は下記のとおり。
- 市内循環線
市内循環、中循環とも、外回りは平常運行。内回りは10時から16時の間、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。 このほか、JR奈良駅-近鉄奈良駅-大仏殿春日大社前-中清水町-近鉄奈良駅-JR奈良駅の臨時バスを随時運行。
- 奈良法隆寺線、六条山線
春日大社本殿発着系統のうち、10時以降に県庁東交差点を通過する便を、県庁前発着に変更。
- 奈良王寺線、阪奈道路線ほか
高畑町発着系統のうち、10時から17時15分に県庁東交差点を通過する便を、高畑町行きは大仏殿春日大社前行きに、高畑町発は県庁前発に変更。
- シャトルバス
郊外駐車場と奈良公園(県庁前)を結ぶ無料シャトルバスを、10時から17時まで15分毎に運行。郊外駐車場は奈良県が奈良阪と大安寺に設けている。
更新履歴:1999年4月5日掲載、4月11日一部訂正
奈良交通は4月1日に葛城営業所管内でダイヤ改正を行った。
五条駅北側駅前広場の使用開始に伴い、「五条駅北口」、「岡」、「五條高校」の3停留所を設置し、南大和ネオポリス線で下記のとおり運行区間を変更した。
- 廃止系統
[51]五条バスセンター-五条駅-中之-田園五丁目
- 新設系統
[56]五条駅北口-田園五丁目
[57]五条駅北口→田園四丁目→五条駅北口
[58]五条駅北口-田園五丁目-中之-五条駅-五条バスセンター
このほか、運行時刻の調整や一部路線の減便を行った。
また同日、エヌシーバスは高田市内線に停留所を1か所増設した。
更新履歴:1999年4月5日掲載、4月29日追加
奈良交通とJR西日本は、3月25日より連絡定期券の発売を開始した。
加茂、奈良、王寺、三郷の各駅発の奈良交通の定期券とJRの定期券を1枚にしたもので、4月1日より通用する。
通用区間のうち奈良交通の部分は、定められた地区単位での発売となる。地区は駅からの運賃区分で分けられており、通勤利用が多いと見込まれる範囲が指定されている。 なお、奈良均一区間は「奈良ワイド」、「奈良均一北」、「奈良均一西」、「奈良均一南」の4種類に分けられている。
発売はJRの窓口のみで、奈良交通の定期券発売所では取り扱わない。
奈良交通は3月27日より、世界遺産に登録された古都奈良の文化財を巡る定期観光バス「世界遺産ぐるっとバス」を運行する。
同バスは、奈良交通では初めての乗降自由の定期観光バスで、JR・近鉄奈良駅から、奈良公園付近の各社寺、西ノ京、平城宮跡を経て、JR・近鉄奈良駅へ戻る。 運行は3月27日から11月23日までで、春季と秋季は毎日、夏季は土曜・日祝日のみの運行となる。
乗車には「世界遺産ぐるっとバスフリー乗車券」(800円)が必要である。同乗車券は「世界遺産ぐるっとバス」のほか、指定区間の路線バスにも有効である。
車両は、特別塗装を施された天窓付きの定期観光車両2台が充当されている。