「社会実験」に関する記事
奈良県は11月3日・4日の両日、奈良公園付近の渋滞緩和を図るため社会実験を実施した。
奈良公園へのマイカーの乗り入れを抑えるため、奈良市役所付近やJR奈良駅の指定駐車場に駐車した利用客に、同乗人数分のバス乗車券(木簡型一日乗車券)を配布した。
また、より便利に観光できるように「ぐるっとバス」の社会実験ルートとして、平城宮跡(朱雀門ひろば)から春日大社へ直通するバスを運行した。通常運行している「ぐるっとバス」では、平城宮跡から東大寺・春日大社方面へは途中で乗り換える必要があった。
近鉄奈良駅停留所に停車中の「ぐるっとバス社会実験ルート」のバス。午前中から満員になるほどの盛況だった。
情報源:奈良公園・平城宮跡アクセスナビ
写真撮影:829 (近鉄奈良駅・2018年11月撮影)
奈良県と奈良交通は、飛鳥線で自転車を車内に持ち込んで乗車できる「サイクルバス」の社会実験を行う。
期間は9月30日から11月26日までの土曜・日曜・祝日(10月14日、15日は除く)で、日中(9時台~16時台)の橿原神宮駅東口-岡寺前-飛鳥駅の系統が対象となる。
車内に持ち込める自転車は2台までで、運賃以外の特別料金は不要。
情報源:奈良交通ホームページ、奈良県公式ホームページ(地域交通課)
奈良県ほか各種団体は、10月24日から11月3日までの土曜・日曜・祝日に交通社会実験を行った。
平城遷都1300年祭交通社会実験(10月24日・25日実施)
2010年に開催される平城遷都1300年祭のパーク&バスライド実施に向けたデータ収集を目的として、木津川市中央体育館に無料駐車場を設置し、県庁前まで無料シャトルバスを運行した。
これまでは京都方面からの観光客には奈良阪町の駐車場で対応していたが、本実験では初めて市外に駐車場を設けた。
奈良公園交通社会実験(10月31日・11月1日・3日実施)
観光シーズンの休日に交通渋滞が慢性化していることから、適切な交通誘導と公共交通機関の利用促進を図るために実施した。昨年11月に同様の実験を行ったが、その結果を基に実験内容を一部変更した。
- 県庁東交差点から大仏前交差点までを東行一方通行、大仏前交差点から高畑町交差点までを南行一方通行とし、1車線を歩行者専用とした。
- 奈良公園を周遊する「奈良公園ぐるっとバス」を運行した。昨年同様、県庁前から奈良公園と若草山麓を経由して県庁前に戻るルートで、電気バスなどの小型バスで運行した。
- 国道24号、奈良市役所、奈良阪に郊外駐車場を設け、奈良公園まで無料シャトルバスを運行した。
- 奈良交通は、実験期間中、市内循環線(内回り)、山村線・東山線(JR奈良駅行き)の破石町から県庁前の区間を奈良ホテル経由で運行した。
情報源:奈良公園社会実験サイト(奈良県)
情報提供:菟田野町行急行様
奈良交通は10月1日に一部路線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。
- 下市城戸線の平原-城戸を廃止し、「唐戸」「尼が生」「十日市口」「十日市」「小古田」「川岸口」「川岸」の各停留所を廃止する。[20]下市口駅-城戸系統は[22]下市口駅-平原系統に振り替え、あわせて運行時刻を一部変更する。
廃止 [20]下市口駅-城戸
- 加茂線のうちJR奈良駅-浄瑠璃寺前の区間で系統を新設する。木津川市の社会実験によるもので、2010年2月21日まで試験運行する。また、既存の系統の運行時刻を一部変更する。
新設 急行[112]JR奈良駅→浄瑠璃寺前
(停車停留所:近鉄奈良駅、木津南ソレイユ)
新設 急行[113]浄瑠璃寺前→梅美台五丁目→JR奈良駅
(停車停留所:西小、浄瑠璃寺口、下梅谷、梅美台五丁目、梅美台七丁目、
梅美台小学校、関西光科学研究所、木津南ソレイユ、近鉄奈良駅)
関連記事:
11月1日ダイヤ変更 (2008年10月30日)
(当尾線における木津川市の社会実験の記事)
情報源:奈良交通グループホームページ
奈良県と奈良市は、11月8日と9日の両日、奈良公園付近の道路で社会実験を行う。観光シーズンの休日に交通渋滞が慢性化していることから、適切な交通誘導と公共交通機関の利用促進を図る。
この社会実験に伴い、奈良交通は9時頃から17時頃まで県庁前-破石町で迂回運行するほか、臨時バスを運行する。
- 社会実験
- 高畑町交差点から大仏前交差点までを北行一方通行とし、1車線を駐車場待機スペースとする。
- 大仏前交差点から県庁東交差点までを西行一方通行とし、1車線を歩行者専用とする。
- 奈良公園を周遊する「奈良公園ぐるっとバス」を運行する。県庁前から奈良公園と若草山麓を経由して県庁前に戻るルートで、小型電気バス2台を使用して10分間隔で運行する。
- 郊外の駐車場と奈良公園を結ぶ「なら・まちなかバス」を運行する。国道24号駐車場(奈良市二条大路南)からJR奈良駅西口を経て、奈良公園を周回するルートで、小型バスを使用して30分間隔で運行する。
- 「なら・まちなかバス」は無料で乗車できる。また、郊外駐車場では県庁前までの路線バスの乗車券を無料で配布する。
- 奈良交通路線バスの運行の変更
- 市内循環線(外回り)・山村線(山村町・藤原台方面行き)・東山線(下水間方面行き)の県庁前から破石町の区間を奈良ホテル経由で運行する。
- JR奈良駅から奈良公園方面へ臨時バスを運行する。JR奈良駅→春日大社表参道→東大寺大仏殿・国立博物館→JR奈良駅のルートで随時運行する。
情報源:奈良公園社会実験サイト(奈良県・奈良市)、奈良交通グループホームページ
情報提供:テールランプ様