平成15年度「けいはんなITS」社会実験開始
関西文化学術研究都市推進機構は7月1日より、関西文化学術研究都市(以下、学研都市)の一部地域で「平成15年度『けいはんなITS』社会実験」を開始した。11月28日までの予定。
「けいはんなITS」は「IT(Information Technology)技術を活用した融合型公共交通システムの実用化研究開発」の略称で、関西文化学術研究都市推進機構が2001年7月より行っている。 今回の社会実験は、昨年の実験結果を踏まえて本格的な実験を行い、融合型公共交通システムの実用化を図るものである。 昨年度と同様、学研都市の精華・西木津、平城・相楽及び高山の各地区を中心とした地域で、デマンドバスとカーシェアリングを運用する。
デマンドバスは事前予約を受けてバスを配車するもので、平日の8時30分から20時まで利用できる(8月13日~15日は除く)。運行は奈良交通に委託し、車両は平城営業所所属の小型ノンステップバス2台が充当される。
カーシェアリングは会員の間で低公害自動車を共同利用するもので、本年度より通勤利用も可能となった。