奈良公園で社会実験実施
奈良県ほか各種団体は、10月24日から11月3日までの土曜・日曜・祝日に交通社会実験を行った。
平城遷都1300年祭交通社会実験(10月24日・25日実施)
2010年に開催される平城遷都1300年祭のパーク&バスライド実施に向けたデータ収集を目的として、木津川市中央体育館に無料駐車場を設置し、県庁前まで無料シャトルバスを運行した。
これまでは京都方面からの観光客には奈良阪町の駐車場で対応していたが、本実験では初めて市外に駐車場を設けた。
奈良公園交通社会実験(10月31日・11月1日・3日実施)
観光シーズンの休日に交通渋滞が慢性化していることから、適切な交通誘導と公共交通機関の利用促進を図るために実施した。昨年11月に同様の実験を行ったが、その結果を基に実験内容を一部変更した。
- 県庁東交差点から大仏前交差点までを東行一方通行、大仏前交差点から高畑町交差点までを南行一方通行とし、1車線を歩行者専用とした。
- 奈良公園を周遊する「奈良公園ぐるっとバス」を運行した。昨年同様、県庁前から奈良公園と若草山麓を経由して県庁前に戻るルートで、電気バスなどの小型バスで運行した。
- 国道24号、奈良市役所、奈良阪に郊外駐車場を設け、奈良公園まで無料シャトルバスを運行した。
- 奈良交通は、実験期間中、市内循環線(内回り)、山村線・東山線(JR奈良駅行き)の破石町から県庁前の区間を奈良ホテル経由で運行した。