三峰山へ臨時バス運行
奈良交通は8月下旬に榛原駅と三峰山を結ぶ臨時バスを運行する。
三峰山への臨時バスは毎年冬季に霧氷バスとして運行しているが、夏季に運行するのは初めてである。
- 運行日: 8月20日・21日・27日・28日
- 時刻:
榛原駅 8:15 → みつえ青少年旅行村 9:24
みつえ青少年旅行村 16:15 → 榛原駅 17:24 - 運賃: 1,350円(大人片道)
奈良交通は8月下旬に榛原駅と三峰山を結ぶ臨時バスを運行する。
三峰山への臨時バスは毎年冬季に霧氷バスとして運行しているが、夏季に運行するのは初めてである。
奈良交通は梅の名所として知られる月ヶ瀬梅林へ臨時バスを運行する。また、一部の定期バスを月ヶ瀬梅林まで延長する。
ゆき/系統 | 94 | 臨時 | ◎ | 臨時 |
JR奈良駅発 | 8:15 | 9:25 | 9:37 | 10:30 |
近鉄奈良駅発 | 8:18 | 9:28 | 9:40 | 10:33 |
尾山(月ヶ瀬梅林)着 | 9:37 | 10:33 | 10:59 | 11:38 |
かえり/系統 | ◎ | 臨時 | 臨時 | 94 |
尾山(月ヶ瀬梅林)発 | 11:36 | 14:00 | 14:40 | 15:21 |
近鉄奈良駅着 | 12:56 | 15:05 | 15:45 | 16:41 |
JR奈良駅着 | 12:59 | 15:08 | 15:48 | 16:44 |
◎:土曜日は[102]、日曜・祝日は[94]
期間中の平日(3月7日~18日の平日)
ゆき/系統 | 94 | 臨時 | 102 |
JR奈良駅発 | 8:15 | 9:25 | 9:37 |
近鉄奈良駅発 | 8:18 | 9:28 | 9:40 |
尾山(月ヶ瀬梅林)着 | 9:37 | 10:33 | 10:59 |
かえり/系統 | 102 | 臨時 | 95 |
尾山(月ヶ瀬梅林)発 | 11:36 | 14:40 | 15:12 |
近鉄奈良駅着 | 12:56 | 15:45 | 16:41 |
JR奈良駅着 | 12:59 | 15:48 | 16:44 |
臨時バスは上記のほか、忍辱山(円成寺)、柳生、太郎谷、月ヶ瀬観光会館前に停車
系統の凡例
[94]JR奈良駅-尾山(月ヶ瀬梅林)-梅の郷月ヶ瀬温泉-石打
[95]石打-梅の郷月ヶ瀬温泉-尾山(月ヶ瀬梅林)-興東中学校-JR奈良駅
[102]JR奈良駅-邑地中村 を、尾山(月ヶ瀬梅林)まで延長運転
ゆき | かえり | ||
学園前駅北口発 | 9:00 | 梅の郷月ヶ瀬温泉発 | 14:15 |
高の原駅発 | 9:20 | 尾山(月ヶ瀬梅林)発 | 14:20 |
尾山(月ヶ瀬梅林)着 | 10:30 | 高の原駅着 | 15:30 |
梅の郷月ヶ瀬温泉着 | 10:33 | 学園前駅北口着 | 15:50 |
高の原駅の[ゆき]は乗車のみ、[かえり]は降車のみ
2010年12月5日、「奈良マラソン2010」が開催された。奈良県で公認フルマラソンが行われるのは初めてであり、広範囲・長時間に及ぶ交通規制の影響が懸念されたことから、奈良交通は広範囲にわたる路線を8時から15時まで運休するなど、前例のない措置をとった。
早朝の選手輸送から午前の交通規制解除まで、奈良マラソン当日のバス運行の状況を追った。
[関連記事] 「奈良マラソン2010」開催日の運行 (2010年12月4日)
奈良マラソンは各種目あわせて1万7千人(定員)が参加する。スタート地点の鴻ノ池陸上競技場に向けて早朝から臨時バスが運行された。車両は奈良・平城営業所の長尺車が充てられた。
午前7時を過ぎると、電車の到着にあわせてバスのりばに数多くの参加者が押し寄せ、バスのりばには長蛇の列ができた。
混雑のピークは7時30分頃。中にはバスに乗るのをあきらめて徒歩で競技場を目指す参加者もいた。しかしピストン輸送の結果、混雑は程なく収まり、8時頃には臨時バスの運行は終了した。
8時頃から市内循環はJR奈良駅止めとなり、青山住宅線や奈良天理線なども順次運行が打ち切られた。8時19分に[70]春日大社本殿行きがJR奈良駅を出発し、近鉄奈良駅・奈良公園方面への運行は一旦打ち切られた。
これ以降、シャープ前・三条大路方面の路線はJR奈良駅で折り返しとなった。バスの行先表示は通常どおりであったが、「JR奈良駅止メ」と書かれた紙が貼られたバスもあった。
三条大路方面の路線は、通常はJR奈良駅10番のりばから発車するが、折り返しの都合上、規制時間中は12番のりばから発車した。
近鉄・JR奈良駅のバスのりばには正月輸送を上回る規模で係員が配置され、乗客の誘導・案内に当たった。
9時スタートのフルマラソンの選手と9時30分スタートの10キロ・5キロの選手が並走して、登大路は人で埋め尽くされた。選手が通過する間は道路横断ができないので、近鉄奈良駅の地下通路は貴重な連絡通路となり、自転車を担いで階段を昇降する姿も見られた。
10キロ・5キロの選手が全員通過した後に、奈良交通の貸切車2台が鴻池方面から高天交差点を右折し、国道369号線の北側車線をゆっくり西進していった。目的は確認できていないが、棄権選手の輸送車とみられる。
当日は「A2 奈良公園3名所」と「A3 奈良公園3名所と春日奥山めぐり」は運休したが、「C 法隆寺・西の京」は、近鉄奈良駅ののりばを変更して運行した。
通常は奈良ラインハウス前から発車するが、当日は会員バスのりば(近鉄奈良駅前交番横)から発車した。乗客は係員の誘導により、奈良ラインハウスから近鉄奈良駅の地下通路を通って会員バスのりばに移動した。
10時40分頃、国道369号線県庁東交差点以西の規制が解除された。
この頃から順次、シャープ前方面の各路線と、三条大路方面の路線のうち奈良富雄線(48系統)が通常運転(近鉄奈良駅発着)となった。ただし、三条大路方面の他の路線は引き続きJR奈良駅で折り返し、12番のりばから発車するため、奈良富雄線も引き続き12番のりばから発車した。
8時頃から15時頃まで、佐保山線は高の原駅-佐保台三丁目で運行し、通常は早朝深夜にしか見られない[117]系統の行先表示が見られた。
加茂線は加茂駅-南加茂台五丁目の運行と発表されていたが、実際には加茂駅-京内橋で運行していた。
この日は1万5千人を超える参加者が大和路を快走し、沿道では多くの観衆が声援を送った。観光客が減少する冬の奈良を盛り上げた点でマラソン開催の意義は大きい。他方、奈良市旧市街地の広い範囲で長時間にわたって公共交通が途絶えたことによる市民生活・観光への影響は無視できない。
奈良マラソンは来年以降も継続して開催されることが決まっているが、次回以降はコース選定や交通規制等において、市民や観光客に影響の少ない方策がとられることを期待したい。
奈良交通は平城宮跡と奈良公園・西の京を結ぶ臨時バス([1300]高畑町-近鉄奈良駅-二条大路南四丁目-唐招提寺東口-薬師寺駐車場)を11月28日までの土・日・祝日に運行している。平城遷都1300年祭の平城宮跡会場の開場期間中に運行していたが、同会場の閉場後も引き続き運行することとなった。
平城遷都1300年祭の主会場である平城宮跡会場のオープンに伴い、会場と各所を結ぶバスが運行されている。平城宮跡会場では4月24日から11月7日まで、復原された第一次大極殿や遣唐使船が公開されるほか、さまざまなイベントが行われる。
平城宮跡会場のオープン期間中の毎日、近鉄大和西大寺駅(南口)とJR奈良駅(西口)から無料のシャトルバスを運行する。
また、各季フェア期間中は平城宮跡会場の駐車場は障害者等専用となるため、郊外の駐車場と会場を結ぶ無料シャトルバスも運行する。フェア期間と駐車場は下記のとおり。
フェア期間 | 花と緑のフェア:4月24日~5月9日 光と灯りのフェア:8月20日~8月27日 平城京フェア:10月9日~11月7日 |
駐車場 | 奈良西(第二阪奈道路中町ランプ付近) 木津川市(木津川市中央体育館) 大和郡山市(九条公園) |
シャトルバスは奈良交通の車両・乗務員で運行する。
平城宮跡会場のオープン期間中、奈良交通は会場と奈良公園・西の京を結ぶ臨時バスを運行する。
会場最寄の停留所から奈良公園への定期バスは日中毎時2本と少なく、また、西の京への定期バスはない。そのため、臨時バスを平日は毎時2本、土曜・日曜・祝日は毎時3本運行し、観光客の利便を図る。
運行経路は下記のとおり。
[1300]高畑町-(往路)東大寺大仏殿・国立博物館(復路)大仏殿春日大社前-近鉄奈良駅-二条大路南四丁目(平城宮跡会場前)-唐招提寺東口-薬師寺駐車場