奈良交通の一部の乗合車で行われている車内ビデオ放映が取りやめられていることがこのほど明らかになった。
ビデオモニターは1987年から93年頃に導入された車両の一部に設置されており、沿線の案内や関係会社が営業するレストランの宣伝等が放映されていた。従来も機器の故障などにより長期間放映されない車両があったが、今回はモニター前面に広告枠が取り付けられたことから、ビデオ放映は完全に取りやめられたものと思われる。
現在確認できているのは奈良、平城、天理の各営業所の車両で、他の営業所に関しては不明である。
更新履歴:1999年12月26日掲載、2000年1月1日追記
奈良交通は12月21日、北大和営業所管内の生駒、東生駒両駅発着の路線と平城営業所管内の一部路線でダイヤ改正を行う。
北大和営業所
- 上町生駒線、生駒庄田線、北田原線の、「新生駒台北口」と「お松の宮」間に「南田原」停留所を新設する。
- パークヒルズ田原線に、「田原台九丁目」、「田原台九丁目南」両停留所を新設し、「田原台八丁目」停留所を移設する。 また、下記系統の新設、変更を行い、従来北谷公園経由で運行していた同路線の約半数を田原台九丁目経由で運行する。(略図参照)
変更 [85] 田原台九丁目→田原台八丁目→生駒駅南口
(田原台八丁目始発を田原台九丁目始発に変更)
新設 [86] 生駒駅南口-田原台八丁目-田原台一丁目

- 生駒ニュータウン線、白庭台住宅線で下記のとおり系統を改廃する。また、昼間は白庭台住宅線を全便あすか野センター経由で運行する。
廃止 [64]生駒駅-東生駒駅-あすか野センター
新設 [73]生駒駅-東生駒駅-あすか野センター-白庭台住宅
新設 [72]東生駒駅-あすか野センター-白庭台住宅
- また帝塚山大学線で減便するほか、一部を除く各線で運行時刻を変更する。
平城営業所
9月から11月にかけて奈良交通とエヌシーバスは今年度の新車を購入した。観光車は日野セレガGD、路線車はノンステップバスのほか、前中2扉のワンステップバスを購入した。また、小型車ではいすゞエルガミオ(7m)を購入した。
現在確認できている車種別の配属状況は以下のとおり。
- ノンステップバス いすゞKC-LV832N
奈良営業所 2台
- 前中扉ワンステップバス 日野KC-HU2MPCA
北大和営業所 6台
- 前中扉ワンステップバス 日野KC-HU2MMCA
奈良営業所 4台、平城営業所 2台
- 小型ワンステップバス いすゞKK-LR233E1(エルガミオ)
奈良営業所 7台、エヌシーバス郡山営業所 1台
- 観光車 日野KC-RU4FSCB
奈良貸切営業所 1台
更新履歴:1999年10月6日掲載、12月12日追記、2000年1月29日訂正
奈良交通の奈良市姉妹都市ペイントバスのうち4台が一般塗装に変更されたことは既報のとおりであるが、このほど、さらに1台が一般塗装に変更された。
確認されたのは「奈良22き・243」で、同車には奈良市の姉妹都市であるスペイン・トレド市のイメージ画が描かれていた。
奈良市姉妹都市ペイントバスのうち1994年10月に登場したシリーズは5台あったが、今回の塗装変更で同シリーズの車両はすべて一般塗装に変更された。
奈良交通は10月14日より、市内循環線内回りでノンステップバスの運行を開始した。
ノンステップバスは乗降口の段差を無くした構造の車両で、高齢者や障害者をはじめすべての人が容易に乗降できる利点をもつ。1997年3月に国内で本格的に導入されて以来、全国各地で導入の動きが広まっている。
今回導入されたのはいすゞKC-LV832N(2台)で、前中2扉仕様である。登録番号は「奈良200か・・44」、「45」である。
| ノンステップバス登場 (1999年10月17日)
全国的に導入が進んでいるノンステップバスがこのほど奈良交通にも登場した。運行開始に先立ってJR奈良駅前広場で お披露目式が行われ、華々しいデビューを飾った。
かつては低床化に積極的であった奈良交通であるが、ノンステップバス導入に関しては慎重であったと言える。 理由としてはコストの問題のほか、主に採用している日野自動車、いすゞ自動車がノンステップバス開発で出遅れたことも挙げられるだろう。ノンステップバス導入の動きが広まるなかで、従来採用しているメーカーにこだわらずノンステップバスを導入した事業者もあったが、保守整備のノウハウがないなどの事情から新規メーカー車の導入は容易ではない。しかし、奈良県と奈良市がノンステップバス導入の補助金を予算化したことや、日野、いすゞの両社が相次いでノンステップバスを発売したことが追い風となり、今回の導入に至った。
今回導入した車両は、いすゞKC-LV832N(2台)である。前中扉間の床は水平で、中扉より後方はスロープ状として通路部分の段差を解消している。機能面では、アイドリングストップアンドスタートシステムや乗降時に車高を調整できるニーリングシステムを装備している。また、構造上4速トルコンATが採用されているため、独特の走行音が聞こえる。
いすゞノンステップバスはオプションで後扉の装着も可能であるが、今回は標準仕様である前中2扉での導入となった。奈良交通は、昨年暮に3扉車を2扉ワンステップバスで代替しており、今回もそれに倣ったとみられる。
座席配置は基本的に前向きであるが、前輪タイヤハウスと中扉の間は左右とも横向きである。最前列の座席は前輪タイヤハウス部分にあり、2段のステップを介して着席する。また、先に導入したリフトバスに続いて音声合成放送装置を採用したほか、LED表示による次停留所案内を初めて採用した。
今回は市内循環内回りに2台のみの導入にとどまったが、今後は台数の増加と導入路線の拡充が期待される。 ノンステップバスの存在を多くの人々に知ってもらうことが、ノンステップバス普及への一歩となるのである。 |
更新履歴:1999年10月14日掲載、10月19日一部訂正