「流入車規制」に関する記事
奈良交通は9月と12月に新車を購入した。大阪府が2009年1月から実施する流入車規制に対応するため、空港リムジンの車両を置き換える。また、一般路線車で9年ぶりに大型ノンステップバスを購入した。
現在確認できている配属状況は下記のとおり(車台型式は推定、末尾の数字は登録番号(特記以外は「奈良200か」))。
- 路線車(12月購入)
日野PKG-RU1FSAA(セレガ・空港リムジン) 奈良営業所(・553)、北大和営業所(・554、・556)
いすゞPKG-LV234N2(エルガノンステップ) 葛城営業所(・558、・559)
日野PDG-KR234J2(レインボーⅡ) 京都営業所(京都200か19-86)
- 観光車(9月購入)
日野PKG-RU1FSAA(セレガ) 奈良貸切営業所(・532、・533)、京都営業所(京都200か18-99)
情報提供:[52-0]卸センター様、特急やまと様、菟田野町行急行様
大阪府は2009年1月から流入車規制を実施する。府の基準を満たさないトラック・バスは大阪府内に発着することができなくなることから、奈良交通は対応を急いでいる。
- 車両の改造
奈良交通は余剰となっていた夜行高速バス3台をこのほどリムジンバスに改造した。座席を取り替え、配列を横3列から4列に変更した。
現在リムジンバスは主に経年車を使用しており、府の基準に適合した車両に置き換える必要があった。一方、夜行高速バスは車齢は比較的若いものの、近年路線の休止が相次いだことから、車両は余剰となっていた。
改造した車両は下記のとおりで、いずれも府の基準に適合している。
- 奈良200か・272、・309、・159 (改造を実施した順に記載)
情報源:エコギャラリー おおさかの環境ホームページ(大阪府サイト)、「自動車NOx・PM法の車種規制について」パンフレット(環境省・国土交通省)
情報提供:ISL23000様、奈良橿原線様、[52-0]卸センター様、特急やまと様、菟田野町行急行様
奈良交通は8月中旬から、一部車両の前面右側に大阪府が交付する車種規制適合車ステッカーを順次貼付している。
適合車ステッカーは大阪府が2009年1月から実施する流入車規制の基準に適合する車両(バス、トラック等)に交付されるもので、2009年1月以降、非適合車または適合車ステッカーのない車両で大阪府内(一部町村を除く)に発着する運行はできなくなる。
府の基準に適合する車両は自動車NOx・PM法の排ガス基準を満たす車両で、奈良交通の車両では、概ね2000年夏以降に製造された車両が該当する。
適合車ステッカー貼付例(左側の水色のステッカー)。前面向かって左側に貼ることが義務付けられている。 社章右側のステッカーは「グリーン経営認証」ステッカー。奈良営業所・奈良貸切営業所の車両に貼られている。
情報源:エコギャラリー おおさかの環境ホームページ(大阪府サイト)
情報提供:菟田野町行急行様 ほか
写真撮影:829