「市内循環線」に関する記事
奈良交通は3月22日に各線でダイヤ改正を行う。同日に改正される近鉄のダイヤに合わせて時刻を調整するほか、系統の改廃を行う。 詳細は下記のとおり(カッコ内は関係する営業所)。
- 市内循環線を内回り・外回りとも減便する。従来、内回り・外回りそれぞれ1周あたり4台で運行していたが、これを3台に減らし、 日中の運行間隔を6~7分間隔から8~9分間隔に変更する。(奈良)
- 奈良富雄線で系統の整理を行う。(奈良・北大和)
新設 [41]尼ヶ辻駅-東坂-学園前駅南口
廃止 [41]近鉄奈良駅-東坂-藤の木台一丁目
- 奈良王寺線の運行を見直し、[60]王寺駅-高畑町系統のうち、平日朝夕の一部便を下記の新設系統に振り替える。
また日中の便のうち半数を[62]王寺駅-法隆寺前系統に短縮する。(奈良・西大和)
新設 [92]王寺駅-筒井駅-国道横田-シャープ前
廃止 [64]法隆寺前→国道横田
- 学園前駅南口広場の整備に伴い、南口バスのりばを2か所から3か所に増設する。(北大和ほか)
- 富雄庄田線に系統を新設する。(北大和)
新設 [54]富雄駅→育英西校→高山→庄田
- 上町生駒線を西登美ヶ丘五丁目まで延長し、日中に新設2系統を運行する。(北大和)
新設 [91]生駒駅-北条-白庭台住宅-西登美ヶ丘五丁目
新設 [92]西登美ヶ丘五丁目→白庭台住宅→生駒台→生駒駅
- 平城団地線の下記系統を廃止する。(平城)
廃止 [3]神功四丁目→兜台一丁目→高の原駅→朱雀保育園→朱雀四丁目→高の原駅→兜台一丁目→神功四丁目
- 学研都市精華・西木津地区における宅地開発の進展により、精華台住宅線を新設し下記系統を運行する。(平城)
新設 [38]祝園駅-精華台一丁目-学研都市精華台
- 光台住宅線の「祝園駅」-「公園東通り」間に「トチノキ通り」停留所を新設する。(平城)
- 光台住宅線・東畑鳥谷線の「精華町役場」停留所を従来より西寄りに移転し、従来の「精華町役場」停留所を「精華町役場東」に名称変更する。(平城)
- 東畑鳥谷線の「東畑小学校前」停留所を「東畑集会所」に名称変更する。(平城)
- 東吉野方面は菟田野町で乗り換えとなっていたが、榛原より直通させる。
このため、東吉野榛原線を新設し東吉野菟田野線を廃止する。また、東吉野新子線の一部系統を休止する。(榛原)
新設・東吉野榛原線
[70]榛原駅-菟田野町-麦谷-大又
[71]榛原駅-菟田野町-高見平野-杉谷
廃止・東吉野菟田野線
菟田野町-麦谷-大又
大又→菟田野町
廃止・東吉野新子線(一部)
新子→鷲家→高見平野
高見平野→杉谷→鷲家→新子
- 大宇陀佐倉線を廃止し、下記系統を廃止する。(榛原)
廃止 [3]佐倉峠→大宇陀→榛原駅
廃止 [7]大宇陀-佐倉峠
廃止 [16]千代橋→佐倉峠→大宇陀→榛原駅
- 奥宇陀線で系統の整理を行う。(榛原)
廃止 [26]上内牧-曽爾村役場
廃止 [29]榛原駅-上内牧-曽爾村役場-葛
- 高田法隆寺線の運行を見直し、下記系統の運行本数の増減を行う。(葛城)
増便 [7]忍海-近鉄高田駅-新家
減便 [12]近鉄高田駅-新家
減便 [62]近鉄高田駅-忍海
- 八木新宮線、十津川線の運行を見直し、「十津川くまの特急」を増発する。
特急は昨年4月16日に減便されたが、1年足らずで増発されることとなった。(葛城・十津川・南紀支社)
|
改正前 |
改正後 |
特急 |
八木駅→新宮駅 2便
新宮駅→折立
新宮駅→八木駅
湯の峰温泉→八木駅 各1便 |
八木駅-新宮駅 3往復 |
各停 |
[16]上野地→十津川温泉
折立→湯の峰温泉 |
[14]上野地→湯の峰温泉 |
各停 |
[1]十津川温泉→五條駅 3便 |
[2]湯の峰温泉→五條駅 1便
[1]十津川温泉→五條駅 2便 |
- 八木大滝線で系統の整理を行う。廃止系統は他の系統の増便で代替する。(吉野)
廃止 [72]上市駅→樫尾→湯盛温泉杉の湯
廃止 [81]八木駅-国樔-大滝
廃止 [84]大淀バスセンター→国樔→大滝
廃止 [87]大滝→国樔→上市駅
廃止 [93]八木駅-上市駅-新子
廃止 [95]八木駅-大淀バスセンター
廃止 [97]新子→上市駅→大淀バスセンター
廃止 [98]上市駅-新子
- 下市岩森線で系統の整理を行う。[8]系統は八木岩森線、[221]八木駅-下市口駅-岩森系統の増便で代替する。(吉野)
廃止 [8]下市口駅-岩森
廃止 [11]下市口駅-岩森-才谷
- 天川村中庵住方面は笠木または天川川合で乗り換えとなっていたが、下市口より直通させる。
このため、下市天川線を新設し天川和田線を廃止する。また、下市笠木線の一部系統を廃止する。(吉野)
新設・下市天川線
[7]下市口駅-寺内-笠木-天川川合-中庵住
廃止・天川和田線
天川川合-中庵住
中庵住-天川川合-笠木
廃止・下市笠木線(一部)
[5]下市口駅-寺内-笠木
[6]下市口駅-下阪-黒滝案内センター
- 新田辺駅から京都支社への入出庫系統と青谷~大川原間の停留所を休止する。(京都支社)
休止 [60]新田辺駅-大川原
このほか、各線で運行時刻や本数の調整が行われる。
更新履歴:2001年3月18日掲載、3月20日訂正、3月21日、3月25日追加
行楽シーズンを迎え奈良市中心部の交通量が増加することから、10月1日から11月26日までの日曜祝日は、奈良公園内の道路のうち、 大仏前交差点と高畑交差点の間が10時から16時まで南行一方通行となる。 そのため、奈良交通の路線のうち、市内循環線、奈良法隆寺線などで経路変更や運行区間短縮の措置がとられる。
市内循環線
- 市内循環、中循環とも、外回りは平常運行。
- 内回りは10時から16時の間、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。
- このほか、JR奈良駅-近鉄奈良駅-大仏殿春日大社前-中清水町-近鉄奈良駅-JR奈良駅の臨時バスを随時運行。
奈良法隆寺線、六条山線
- 春日大社本殿発着系統のうち、10時以降に県庁東交差点を通過する便を、県庁前発着に変更。
奈良王寺線、阪奈道路線ほか
- 高畑町発着系統のうち、10時から17時15分に県庁東交差点を通過する便を、 高畑町行きは大仏殿春日大社前行きに、高畑町発は県庁前発に変更。
山村線、東山線ほか
- 山村町、下水間方面行きは平常運行。
- 近鉄・JR奈良駅方面行きは、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。
行楽シーズンを迎え奈良市中心部の交通量が増加することから、4月2日から5月28日までの日曜祝日は、奈良公園内の道路のうち、大仏前交差点と高畑交差点の間が10時から16時まで南行一方通行となる。そのため、奈良交通の路線のうち、市内循環線、奈良法隆寺線などで経路変更や運行区間短縮の措置がとられる。
市内循環線
- 市内循環、中循環とも、外回りは平常運行。
- 内回りは10時から16時の間、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。
- このほか、JR奈良駅-近鉄奈良駅-大仏殿春日大社前-中清水町-近鉄奈良駅-JR奈良駅の臨時バスを随時運行。
奈良法隆寺線、六条山線
- 春日大社本殿発着系統のうち、10時以降に県庁東交差点を通過する便を、県庁前発着に変更。
奈良王寺線、阪奈道路線ほか
- 高畑町発着系統のうち、10時から17時15分に県庁東交差点を通過する便を、高畑町行きは大仏殿春日大社前行きに、高畑町発は県庁前発に変更。
山村線、東山線ほか
- 山村町、下水間方面行きは平常運行。
- 近鉄・JR奈良駅方面行きは、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。
奈良交通は奈良営業所所属の車両1台に全面広告塗装を施し、2月下旬より運行を始めた。
広告主は近鉄グループのケーブルテレビ会社である近鉄ケーブルネットワークで、黄色を背景にマスコットの鹿を数頭配したデザインとなっている。同社は従来の生駒市、奈良市西部に加えて、今年より奈良市中心部でサービスを開始する予定である。
車両は「奈良200か・・24」で、主に市内循環線で運行される。
奈良交通は10月14日より、市内循環線内回りでノンステップバスの運行を開始した。
ノンステップバスは乗降口の段差を無くした構造の車両で、高齢者や障害者をはじめすべての人が容易に乗降できる利点をもつ。1997年3月に国内で本格的に導入されて以来、全国各地で導入の動きが広まっている。
今回導入されたのはいすゞKC-LV832N(2台)で、前中2扉仕様である。登録番号は「奈良200か・・44」、「45」である。
ノンステップバス登場 (1999年10月17日)
全国的に導入が進んでいるノンステップバスがこのほど奈良交通にも登場した。運行開始に先立ってJR奈良駅前広場で お披露目式が行われ、華々しいデビューを飾った。
かつては低床化に積極的であった奈良交通であるが、ノンステップバス導入に関しては慎重であったと言える。 理由としてはコストの問題のほか、主に採用している日野自動車、いすゞ自動車がノンステップバス開発で出遅れたことも挙げられるだろう。ノンステップバス導入の動きが広まるなかで、従来採用しているメーカーにこだわらずノンステップバスを導入した事業者もあったが、保守整備のノウハウがないなどの事情から新規メーカー車の導入は容易ではない。しかし、奈良県と奈良市がノンステップバス導入の補助金を予算化したことや、日野、いすゞの両社が相次いでノンステップバスを発売したことが追い風となり、今回の導入に至った。
今回導入した車両は、いすゞKC-LV832N(2台)である。前中扉間の床は水平で、中扉より後方はスロープ状として通路部分の段差を解消している。機能面では、アイドリングストップアンドスタートシステムや乗降時に車高を調整できるニーリングシステムを装備している。また、構造上4速トルコンATが採用されているため、独特の走行音が聞こえる。
いすゞノンステップバスはオプションで後扉の装着も可能であるが、今回は標準仕様である前中2扉での導入となった。奈良交通は、昨年暮に3扉車を2扉ワンステップバスで代替しており、今回もそれに倣ったとみられる。
座席配置は基本的に前向きであるが、前輪タイヤハウスと中扉の間は左右とも横向きである。最前列の座席は前輪タイヤハウス部分にあり、2段のステップを介して着席する。また、先に導入したリフトバスに続いて音声合成放送装置を採用したほか、LED表示による次停留所案内を初めて採用した。
今回は市内循環内回りに2台のみの導入にとどまったが、今後は台数の増加と導入路線の拡充が期待される。 ノンステップバスの存在を多くの人々に知ってもらうことが、ノンステップバス普及への一歩となるのである。 |
更新履歴:1999年10月14日掲載、10月19日一部訂正