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「市内循環線」に関する記事

奈良営業所に全面広告車登場

奈良交通は奈良営業所所属の車両1台に全面広告塗装を施し、2月下旬より運行を始めた。

広告主は近鉄グループのケーブルテレビ会社である近鉄ケーブルネットワークで、黄色を背景にマスコットの鹿を数頭配したデザインとなっている。同社は従来の生駒市、奈良市西部に加えて、今年より奈良市中心部でサービスを開始する予定である。

車両は「奈良200か・・24」で、主に市内循環線で運行される。

ノンステップバス運行開始

奈良交通は10月14日より、市内循環線内回りでノンステップバスの運行を開始した。

ノンステップバスは乗降口の段差を無くした構造の車両で、高齢者や障害者をはじめすべての人が容易に乗降できる利点をもつ。1997年3月に国内で本格的に導入されて以来、全国各地で導入の動きが広まっている。

今回導入されたのはいすゞKC-LV832N(2台)で、前中2扉仕様である。登録番号は「奈良200か・・44」、「45」である。

ノンステップバス登場 (1999年10月17日)

全国的に導入が進んでいるノンステップバスがこのほど奈良交通にも登場した。運行開始に先立ってJR奈良駅前広場で お披露目式が行われ、華々しいデビューを飾った。

かつては低床化に積極的であった奈良交通であるが、ノンステップバス導入に関しては慎重であったと言える。 理由としてはコストの問題のほか、主に採用している日野自動車、いすゞ自動車がノンステップバス開発で出遅れたことも挙げられるだろう。ノンステップバス導入の動きが広まるなかで、従来採用しているメーカーにこだわらずノンステップバスを導入した事業者もあったが、保守整備のノウハウがないなどの事情から新規メーカー車の導入は容易ではない。しかし、奈良県と奈良市がノンステップバス導入の補助金を予算化したことや、日野、いすゞの両社が相次いでノンステップバスを発売したことが追い風となり、今回の導入に至った。

今回導入した車両は、いすゞKC-LV832N(2台)である。前中扉間の床は水平で、中扉より後方はスロープ状として通路部分の段差を解消している。機能面では、アイドリングストップアンドスタートシステムや乗降時に車高を調整できるニーリングシステムを装備している。また、構造上4速トルコンATが採用されているため、独特の走行音が聞こえる。

いすゞノンステップバスはオプションで後扉の装着も可能であるが、今回は標準仕様である前中2扉での導入となった。奈良交通は、昨年暮に3扉車を2扉ワンステップバスで代替しており、今回もそれに倣ったとみられる。

座席配置は基本的に前向きであるが、前輪タイヤハウスと中扉の間は左右とも横向きである。最前列の座席は前輪タイヤハウス部分にあり、2段のステップを介して着席する。また、先に導入したリフトバスに続いて音声合成放送装置を採用したほか、LED表示による次停留所案内を初めて採用した。

今回は市内循環内回りに2台のみの導入にとどまったが、今後は台数の増加と導入路線の拡充が期待される。 ノンステップバスの存在を多くの人々に知ってもらうことが、ノンステップバス普及への一歩となるのである。

奈良公園付近の路線変更・臨時バス

行楽シーズンを迎え奈良市中心部の交通量が増加することから、10月3日から11月28日までの日曜祝日は、 奈良公園内の道路のうち、大仏前交差点と高畑交差点の間が10時から16時まで南行一方通行となる。 そのため、奈良交通の路線のうち、市内循環線、奈良法隆寺線などで経路変更や運行区間短縮の措置がとられる。

また、県、市、建設省が郊外駐車場を運営することから、駐車場と奈良公園を結ぶバスも運転される。

路線の変更や増発等の詳細は下記のとおり。

市内循環線

  • 市内循環、中循環とも、外回りは平常運行。
  • 内回りは10時から16時の間、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。
  • このほか、JR奈良駅-近鉄奈良駅-大仏殿春日大社前-中清水町-近鉄奈良駅-JR奈良駅の臨時バスを随時運行。

奈良法隆寺線、六条山線

  • 春日大社本殿発着系統のうち、10時以降に県庁東交差点を通過する便を、県庁前発着に変更。

奈良王寺線、阪奈道路線ほか

  • 高畑町発着系統のうち、10時から17時15分に県庁東交差点を通過する便を、 高畑町行きは大仏殿春日大社前行きに、高畑町発は県庁前発に変更。

シャトルバス

  • 県庁前-阪奈宝来系統を10時から17時まで毎時1往復運行。同区間は既存の系統とあわせて毎時4往復運行。
  • 恋の窪線の[28]近鉄奈良駅-恋の窪町系統を10時から17時まで[28]県庁前-恋の窪町に変更。毎時1往復増発し、毎時3往復運行。
  • 奈良阪、大安寺の郊外駐車場と県庁前を結ぶ無料シャトルバスを、10時から17時まで15分毎に運行。

奈良公園付近の路線変更・臨時バス

行楽シーズンを迎え奈良市中心部の交通量が増加することから、4月4日から5月30日までの日曜祝日は、奈良公園内を通る道路のうち、大仏前交差点と高畑交差点の間が10時から16時まで南行一方通行となる。 そのため、奈良交通の路線のうち、市内循環線、奈良法隆寺線などで経路変更や運行区間短縮の措置がとられる。このほか、奈良公園方面への臨時バスや、 郊外駐車場と奈良公園を結ぶ無料シャトルバスも運転される。詳細は下記のとおり。

  • 市内循環線
    市内循環、中循環とも、外回りは平常運行。内回りは10時から16時の間、破石町-県庁前を中清水町、奈良ホテル経由で運行。 このほか、JR奈良駅-近鉄奈良駅-大仏殿春日大社前-中清水町-近鉄奈良駅-JR奈良駅の臨時バスを随時運行。
  • 奈良法隆寺線、六条山線
    春日大社本殿発着系統のうち、10時以降に県庁東交差点を通過する便を、県庁前発着に変更。
  • 奈良王寺線、阪奈道路線ほか
    高畑町発着系統のうち、10時から17時15分に県庁東交差点を通過する便を、高畑町行きは大仏殿春日大社前行きに、高畑町発は県庁前発に変更。
  • シャトルバス
    郊外駐車場と奈良公園(県庁前)を結ぶ無料シャトルバスを、10時から17時まで15分毎に運行。郊外駐車場は奈良県が奈良阪と大安寺に設けている。