国道168号線で土砂崩れ相次ぐ
奈良県南部の山間地域を縦断する国道168号線で、4月以降土砂崩れによる道路寸断が相次いでいる。4月15日に五條市西吉野町西野で土砂崩れが発生したほか、5月17日には五條市大塔町小代と十津川村風屋で土砂崩れが発生した。
一連の土砂崩れにより、奈良交通は、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインを下記のとおり運行している。(2011年の紀伊半島大水害の影響による迂回も続いている。)
五條市西吉野町西野の土砂崩れによる迂回運転
4月15日に五條市西吉野町西野で発生した土砂崩れにより、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインは折り返し運転を行っていた。
4月30日に迂回路が開設され、5月1日から迂回運転を行っている。迂回路から外れる市原、大久保口、金刀比羅神社口には停車しない。
なお、迂回路は大型バスが通行できないため、通常大型バスで運行する八木新宮線は、五條バスセンター-星のくにを小型バスで運行している。乗客は五條バスセンターと星のくにで乗り換える必要がある。
この迂回運転は5月22日現在も続いている。
五條市大塔町小代・十津川村風屋の土砂崩れによる折り返し運転
5月17日に五條市大塔町小代と十津川村風屋で発生した土砂崩れにより、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインは折り返し運転を行った。
5月18日、八木新宮線は八木駅-小代下を小型バスで運行し、十津川村役場-新宮駅を大型バスで運行した(小代下-十津川村役場は運休)。十津川線、広域通院ラインは五條バスセンター-小代下のみ運行した(小代下-十津川温泉は運休)。
5月19日、八木新宮線は八木駅-小代下を小型バスで運行し、大塔支所-新宮駅を大型バスで運行した(小代下-大塔支所は運休)。十津川線、広域通院ラインは五條バスセンター-小代下および大塔支所-十津川温泉の区間で運行した(小代下-大塔支所は運休)。
両地点の道路は5月19日までに復旧し、5月20日から全線を通した運行に戻っている。(ただし、5月20日の八木新宮線の一部の便は八木駅-五條バスセンターも小型バスで運行した。)