安堵町コミュニティバス運行開始
安堵町は4月23日からコミュニティバスの運行を始めた。運行は奈良交通に委託する。
安堵町では公共交通の整備が町政の課題となっていた。2011年に安堵町地域公共交通会議を設置し、全世帯を対象にしたアンケートや、実際にバス車両を用いた通行実験を行うなど、コミュニティバス運行の準備を進めてきた。
主な経路と運賃は下記のとおり。
- 中通りルート
笠目-西安堵-安堵町役場-岡崎-平端駅 - 南回りルート
安堵町役場-柿の里-若草の里-かしの木台-窪田-平端駅 - 運賃
町内乗降の場合:大人100円、小人50円
平端駅で乗降の場合:大人200円、小人100円
(バス利用促進と周知のため、4月30日までは無料) - 乗継割引
安堵町役場で奈良交通かしの木台住宅線(法隆寺駅-かしの木台一丁目・住江織物)と乗り継ぐ場合、乗り継ぎチケットを発行する。乗り継ぎチケットで、乗り継ぎ後のバスの運賃から50円を割り引く。
安堵町コミュニティバスの運行にあわせて、奈良交通はかしの木台住宅線を安堵町役場に乗り入れ、「安堵町役場」「農協前」「東安堵東口」「安堵中央公園」停留所を新設した。
安堵町内から平端駅へは、かつて奈良交通の路線バスが運行されていたが、2005年4月に廃止された。コミュニティバスの運行により、平端駅への公共交通が7年ぶりに復活した。