「社会実験」に関する記事
奈良交通は11月1日に葛城営業所管内の一部路線及び当尾線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。
- 葛城営業所管内の一部路線で運行時刻を変更する。高田五條線、八木御所線、橿原団地線などは減回するが、イオンモール線は増回、当麻新庄線、高田イオンモール線は時刻変更のみとなる。
橿原団地線の減回に伴い、下記系統を廃止する。
廃止 [27]橿原神宮駅西口-南妙法寺町
- 五條富貴線の東富貴停留所を操車場に移転し路線を延長する。現在の東富貴停留所は「東富貴(北)」に改称する。
- 当尾線の運行時刻及び運賃を変更する。木津川市の社会実験に伴うもので、運行回数を増回し、運賃は200円、300円、400円の3区分に変更する。支払いは現金と専用回数券のみとなり、CI-CAなどのICカードや定期券は使用できなくなる。
情報源:奈良交通グループホームページ
関西文化学術研究都市推進機構は7月1日より、関西文化学術研究都市(以下、学研都市)の一部地域で「平成15年度『けいはんなITS』社会実験」を開始した。11月28日までの予定。
「けいはんなITS」は「IT(Information Technology)技術を活用した融合型公共交通システムの実用化研究開発」の略称で、関西文化学術研究都市推進機構が2001年7月より行っている。 今回の社会実験は、昨年の実験結果を踏まえて本格的な実験を行い、融合型公共交通システムの実用化を図るものである。 昨年度と同様、学研都市の精華・西木津、平城・相楽及び高山の各地区を中心とした地域で、デマンドバスとカーシェアリングを運用する。
デマンドバスは事前予約を受けてバスを配車するもので、平日の8時30分から20時まで利用できる(8月13日~15日は除く)。運行は奈良交通に委託し、車両は平城営業所所属の小型ノンステップバス2台が充当される。
カーシェアリングは会員の間で低公害自動車を共同利用するもので、本年度より通勤利用も可能となった。
情報源:けいはんなITS実験センタサイト他
関西文化学術研究都市推進機構は、関西文化学術研究都市(以下、学研都市)の一部地域で「『けいはんなITS』実用化研究開発社会実験」を11月5日より12月27日まで行っている。
「けいはんなITS」は「IT(Information Technology)技術を活用した融合型公共交通システムの実用化研究開発」の略称で、関西文化学術研究都市推進機構が昨年7月より行っている。 今回は、学研都市のうち精華・西木津地区、平城・相楽地区及び高山地区を中心とした地域で、デマンドバスとカーシェアリングを実際に運用した社会実験を行う。
デマンドバスは、事前予約を受けてバスを配車するもので平日の9時から19時まで利用できる。バスの運行経路は予約状況に応じて随時編成される。 既存路線の経路を一部変更する方式のデマンドバスは各地で見られるが、定まった経路を持たないデマンドバスは全国で2例目で、複数台の車両での運行は全国初の試みである。 運行は奈良交通に委託し、車両は平城営業所所属の小型車2台が充当される。
カーシェアリングは、会員の間で低公害自動車を共同利用するもので、IT技術を用いて予約・受渡を無人で行うのが特徴である。
学研都市ではバス路線の整備が進んでいるものの、鉄道駅と地区内を結ぶフィーダー輸送が大半で、地区内及び地区間の移動手段としての公共交通は整備が進んでいない。 この実験で、既存の交通機関とデマンドバス、カーシェリングを組み合わせた効率的な公共交通システムの実用化を図る。
[参考] けいはんなITS実験センタ (サイトは閉鎖されました)
情報源:けいはんなITS実験センタサイト他
国土交通省と関西文化学術研究都市推進機構は、11月1日より3か月間、奈良交通高の原梅美台線で「木津南バスITS社会実験」を行う。
ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の技術により、GPS衛星を介してインターネット上で車両の位置情報を提供する。 具体的には、ポータルサイト(下記参照)でバスの現在位置を表示するほか、指定した停留所への次のバスの到着時刻を表示する。 現在位置情報はパソコンのみの接続となるが、到着時刻情報はパソコンのほか携帯電話からも接続できる。
この実験で、バスの利用にあたって乗客がどのような情報を求めているかを把握し、公共交通の利便性の向上、利用促進に役立てる。
高の原梅美台線は、高の原駅と学研都市木津地区(ハーモニーシティ木津)を結ぶ系統で、10月1日から3年間の試験運行を行っている。
[参考] 木津南バスITS社会実験ポータルサイト (サイトは閉鎖されました)
情報源:配布広告