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「EVバス(電気バス)」に関する記事

大型・小型EVバスを導入 奈良・平城営業所に配属

奈良交通は、このほど大型EV(電気自動車)バスと小型EVバスを各2台導入した。

大型バスは奈良営業所に配属し、4月下旬から山村線などで運行している。小型バスは平城営業所に配属し、4月下旬からぐるっとバス「奈良公園ルート」のほか、平城団地線、歌姫線、佐保山線などで運行している。

型式と登録番号は下記のとおり。

  • 大型EVバス
    • BYDジャパン K8 2.0
      奈良営業所(奈良200か13-44、13-45)
  • 小型EVバス
    • BYDジャパン J6 2.0
      平城営業所(奈良200か13-48、13-50)

奈良交通は2023年に小型EVバスを導入し、「ぐるっとバス」などで運行している。今後も環境にやさしい車両の導入を進めるとしている。

山村線で運行されるEVバス(BYDジャパン K8 2.0・奈良200か13-44)
ぐるっとバス「奈良公園ルート」で運行されるEVバス(BYDジャパン J6 2.0・奈良200か13-48)
ぐるっとバスとして待機するEVバス(右)(BYDジャパン J6 2.0・奈良200か13-50)
2023年に導入された車両(左)(BYDジャパン J6・奈良230あ・308)と後面窓の形状が大きく異なる

2022年度新車情報

奈良交通は2023年1月以降、順次新車を購入している。確認できている配属状況は下記のとおり。

  • 路線車
    • いすゞエルガ 2RG-LV290Q3
      西大和営業所(奈良200か12-75、12-76、12-77、12-88、12-79)
      北大和営業所(奈良200か12-80、12-81)
    • いすゞエルガミオ 2KG-LR290J4
      奈良営業所(奈良200か12-82、12-83)
      西大和営業所(奈良200か12-84)
      榛原営業所(奈良200か12-85、12-86)
      葛城営業所(奈良200か12-87、12-88、12-89)
      平城営業所(奈良200か12-95、12-96)
    • 日野レインボー 2KG-KR290J4
      北大和営業所(奈良200か12-97、12-98、12-99、13-00、13-01)
  • 「ぐるっとバス」向け車両
    • BYD J6(EVバス)
      奈良営業所(エヌシーバス委託)(奈良230あ・307、・308)
2023年1月に導入された一般路線バス(いすゞエルガ・奈良200か12-76)

EVバスは3月21日から運行

奈良交通は、運行開始を延期していたEV(電気自動車)バスを、3月21日から運行する。

奈良公園周辺で運行するぐるっとバス「奈良公園ルート」と「若草山麓ルート」で各1台運行する。ぐるっとバスの運行がない日は、郡山若草台線など他の路線で運行する。


3月21日、予定どおりEVバスの運行が始まった。

ぐるっとバス「奈良公園ルート」向けに導入されたEVバス(BYDジャパンJ6・奈良230あ・307)
ぐるっとバス「若草山麓ルート」向けに導入されたEVバス(BYDジャパンJ6・奈良230あ・308)

【延期】ぐるっとバスにEVバス導入 路線バスでは県内初

奈良交通は奈良県と連携して、奈良公園周辺で運行する「ぐるっとバス」にEV(電気自動車)バスを2台導入する。

EVバスは電力で走行し排出ガスがないほか、エンジンの振動や変速時の衝撃もない。

車種はBYDジャパンJ6(都市型II)で、車体の大きさは県内で現在運行している小型バスと同等である。

「奈良公園ルート」と「若草山麓ルート」で各1台運行する。ぐるっとバスの運行がない日は、郡山若草台線など他の路線で運行する。


EVバスは当初、2月25日に運行を開始する予定であったが、延期されることになった。変更後の運行開始日は未定である。

BYD製EVバスをめぐっては、部品のさびを防ぐために六価クロムが使用されていることが判明した。メーカーは通常の運行で人体への影響はないとしているが、日本自動車工業会の自主規制では六価クロムの使用が禁じられている。国内各地の事業者では、同社製車両の運行見合わせや導入延期が相次いでいる。

奈良交通は、安全性が確認できるまで、このEVバスの運行を見合わせる。一方、EVバスを導入する方針に変わりはないとしている。

奈良市内で電気バスによる無料周遊バス運行

奈良交通は、新たな観光ルートの実証運行として、平城宮跡・奈良公園の周辺で無料周遊バスを運行する。

一部の便では、県内で初めて大型電気バスを運行する。

12月上旬は平城宮跡と西ノ京を結ぶルートで、12月下旬は奈良公園と若草山頂を結ぶルートで運行する。車内にはバスガイドが添乗して観光案内を行うほか、若草山での夜景観賞に便利なバスも運行する。

この周遊バスの運行は、観光庁の「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」として、奈良県と連携して実施する。

朱雀門ひろば構内を走行する電気バス(アルファバスジャパン ECITY L10)

平城宮跡~西ノ京ルート

  • 運行日:2021年12月4日~12月10日
  • 運行ルート:朱雀門ひろば前→唐招提寺駐車場→薬師寺駐車場→朱雀門ひろば前
  • 運行時間:朱雀門ひろば前発 9:10から16:10の間は30分毎、16:30
    (一般路線バスと電気バスを交互に運行)

奈良公園~若草山頂ルート

  • 運行日:2021年12月19日~12月25日
  • 運行ルート:大仏殿前駐車場-若草山頂駐車場、若草山頂駐車場→近鉄奈良駅→JR奈良駅
  • 運行時間:
    大仏殿前駐車場発 若草山頂駐車場行き 9:28から15:28の間は40分毎、16:23、16:53
    若草山頂駐車場発 大仏殿前駐車場行き 9:50から15:10の間は40分毎、16:05
    若草山頂駐車場発 近鉄・JR奈良駅行き 17:11、17:41
    (一般路線バスと電気バスを交互に運行)

電気バスについて

今回の運行では、アルファバスジャパン社の「ECITY L10」を使用する。