6月16日、 京都市の岡崎公園で「第19回スルッとKANSAIバスまつり」が開催された。2017年と2018年は台風接近のため中止となっていたことから、約3年ぶりの開催となった。
前回までは9月20日のバスの日を記念して9月中旬に開催されてきたが、来場者の安全を確保しつつ確実に開催するため今回は6月に実施することとなった。
奈良交通は、五條新宿線の運行開始30周年を記念して、同線で運行している夜行高速バスを展示した。あわせて各種グッズや廃品などを販売した。
奈良交通は五條新宿線で運行している夜行高速車(日野セレガ・奈良200か10-95)を展示した。
展示車両の側面には五條新宿線運行開始30周年を記念する懸垂幕が掲げられていた(1989年6月1日、五條新宿線の前身である高田新宿線の運行が開始された)。
展示車両に隣接した物販ブースでは、夜行高速バス「やまと号」の路線と車両の変遷を紹介したパネルが展示されていた。「やまと号」は最盛期には6つの路線が運行されていた。
写真撮影:829(2019年6月16日)
G20大阪サミットの開催に伴い、大阪府内では6月27日から30日の間、各所で大規模な交通規制が断続的に実施される。
奈良交通、関西空港交通、大阪空港交通は期間中、奈良県内各地と関西空港・大阪(伊丹)空港を結ぶリムジンバスの大部分の便を運休する。奈良交通は、大阪と県内各地を結ぶ深夜急行バス「はんな号」も運休する。
奈良交通では、期間中に運行する便も大幅な遅延または急な運休の可能性があるとしている。また、6月27日から30日までの空港行きの事前予約は受け付けていない。
期間中(6月27日から30日まで)の運行予定は下記のとおり(変更の可能性あり)。
奈良関空線
- JR奈良駅発関西空港行き
- 関西空港発JR奈良駅行き
- 6月27日 全便運休
- 6月28日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 12:27、14:27、16:27、18:27、19:27、20:27、21:27 - 6月29日 第1ターミナル発 8:40のみ運行
- 6月30日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 16:27、18:27、19:27、20:27、21:27
学研関空線
- 学研けいはんなプラザ発関西空港行き
- 関西空港発学研けいはんなプラザ行き
- 6月27日 全便運休
- 6月28日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 12:42、14:42、16:42、19:07、20:07、21:07、22:07 - 6月29日 第1ターミナル発 6:55、8:55のみ運行
- 6月30日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 16:42、19:07、20:07、21:07、22:07
八木関空線
- 桜井・八木発関西空港行き
- 関西空港発大和八木駅行き(*印は高田市駅・大和八木駅経由桜井駅北口行き)
- 6月27日 全便運休
- 6月28日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 14:02、17:02、*19:17、*20:17、*21:17 - 6月29日 第1ターミナル発 8:15のみ運行
- 6月30日 下記の便のみ運行
第2ターミナル発 17:02、*19:17、*20:17、*21:17
大阪空港線
- 天理駅、JR・近鉄奈良駅発大阪空港行き
- 6月27日から30日まで 天理駅発5:10、5:40のみ運行
- 大阪空港発近鉄・JR奈良駅行き (*印は近鉄・JR奈良駅経由天理駅行き)
- 6月27日から30日まで 大阪空港発20:40、*21:10のみ運行
深夜急行バス「はんな号」
6月27日と28日の深夜に発車する便は各ルートとも運休する。
(※厳密には6月28日の0時台および29日の0時台に発車する便)
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2019年6月6日掲載、6月16日追記(関西空港発運行便の詳細、深夜急行バス運休について追記)
奈良交通は、高速バス奈良名古屋線と夜行高速バス「やまと号」奈良東京ディズニーリゾート横浜線の運賃を改定する。6月21日から実施する。
奈良名古屋線
奈良名古屋線では、片道・往復ともに運賃を引き上げる。
区間 |
|
現行 |
改定 |
JR奈良駅・天理-名鉄バスセンター |
片道 |
2,550円 |
2,700円 |
往復 |
4,100円 |
4,300円 |
上記金額は大人運賃。小児運賃は半額(10円未満の端数は切り上げ)。
往路が6月18日~20日で復路が6月21日以降の往復乗車券は4,200円。
奈良東京ディズニーリゾート・横浜線
奈良東京ディズニーリゾート・横浜線では、繁忙期の最も高い運賃を引き上げる一方で、閑散期の最も安い運賃は引き下げる。
出発日に応じて「S」「A」「B」「C」「C早売」の5種類の運賃区分を設定していたが、新たに「D」を加え、「C早売」は「D早売」に変更する。
区分 |
現行 |
改定 |
S |
8,500円 9,500円 10,000円 |
10,000円 10,800円 11,000円 |
A |
8,000円 9,000円 9,500円 |
9,200円 9,600円 10,000円 |
B |
7,800円 8,600円 9,100円 |
8,700円 9,100円 9,500円 |
C |
7,500円 8,000円 8,500円 |
8,200円 8,600円 9,100円 |
C早売 |
6,500円 7,000円 7,500円 |
- - - |
D |
- - - |
7,500円 7,700円 8,000円 |
D早売 |
- - - |
5,980円 6,200円 6,500円 |
上記金額は大人運賃。小児運賃は半額(10円未満の端数は切り上げ)。
金額欄の区分は下記のとおり。「奈良」は五位堂駅-大和高原山添の各停留所。
- 上段:奈良-本厚木駅、横浜駅(YCAT)
- 中段:奈良-京成上野駅、東京スカイツリータウン前
- 下段:奈良-東京ディズニーシー、東京ディズニーランド、西船橋駅、JR津田沼駅、京成津田沼駅
関連記事:
高速バス名古屋線運賃改定を届出(2014年3月5日)
(2014年4月1日に消費税率引き上げによる改定を行った。)
夜行高速バスの運賃制度を改定(2014年8月23日)
(2014年10月1日から出発日に応じた運賃区分に変更した。)
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2019年6月5日掲載、6月6日関連記事を追記
奈良交通は2019年5月18日から65歳以上の高齢者を対象に「奈良交通ゴールドパス」を発売する。通用は6月1日から。
従来の「ゴールド倶楽部定期券」に代わるものであるが、利用方法は次のようになる。
- 紙の定期券からICカードに変更する。
- 従来100円で乗車できた北和・西和・京都地区の路線は大人運賃の半額(※)での乗車となる。
- 中和・南和地区(おおむね近鉄大阪線以南の地区)の路線は従来どおり大人運賃の半額(※)で乗車できる。
(※運賃が190円以下の区間は100円)
利用運賃はゴールドパス(ICカード)にチャージした残高から精算される。通常のCI-CAとは異なりチャージ金額にプレミアはつかない。チャージは案内所窓口、チャージ機、バス車内でできる。
ゴールドパス発売価格
北和・西和・京都地区の利用運賃を実質的に引き上げるかわりに、ゴールドパスの発売価格は従来のゴールド倶楽部定期券に比べて安く設定する。
- 3か月券:5,500円(ゴールド倶楽部定期券は6,800円)
- 6か月券:8,500円(同11,500円)
(初回発行時には別途デポジット500円が必要。ゴールド倶楽部定期券で設定されていた1年券はない。)
ゴールドパスの特典
奈良県内在住で運転免許証を自主返納した高齢者にパスを1年分無料配布する制度は継続する。ただし1年券がないため、6か月券を2回配布する。
このほか、奈良交通ビューティフルツアーの旅行代金割引、奈良交通グループ会社各店での代金割引、指定宿泊施設の代金割引が受けられる(ゴールド倶楽部定期券の特典と同様)。
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通とエヌシーバスは2019年の大型連休期間中の運行を下記のとおり実施する。
- 4月27日:土曜ダイヤで運行
- 4月28日~5月6日:日祝日ダイヤで運行
ただし、病院など施設の開所にあわせて下記の系統は例外となる。
- [50]大和八木駅-医大病院玄関口
4月29日、5月3日、6日は平日ダイヤで運行(期間中の他の日は運休) - R169ゆうゆうバス
4月30日~5月2日は平日ダイヤで運行(期間中の他の日は土日祝日ダイヤで運行) - 奈良市南部の南福祉センター発着系統
4月28日、29日、5月1日、2日、4日~6日は運休
(期間中の他の日は土日祝日ダイヤで運行) - [65]西ノ京駅-国立奈良医療センター-奈良県総合医療センター
4月30日、5月2日は特別ダイヤで運行(西ノ京駅-国立奈良医療センターの区間で臨時バスも運行)(期間中の他の日は運休) - [96]東山駅-近畿大学奈良病院
5月6日は特別ダイヤで運行
(4月27日は土曜ダイヤで、期間中の他の日は日祝日ダイヤで運行) - [65]天理駅-憩の家外来棟-シャープ総合開発センター、[66]天理駅-憩の家外来棟
5月2日、6日は特別ダイヤで運行
(4月27日は土曜ダイヤで運行、期間中の他の日は運休)
下記の路線は、4月27日から5月6日まで運休する。
- 京都学研線(学研けいはんなプラザ・光台七丁目-京都駅八条口)
- 深夜急行バス「はんな号」各系統(日付は前日基準)
- 深夜バス各系統(日付は前日基準)
- 榛原東吉野線([15]榛原駅-東吉野村役場)
- 広域通院ライン(十津川温泉-五條バスセンター)
洞川線と八木下市線の季節運行便の運行期間は、通常5月1日に切り替わるが、2019年に限り4月27日に切り替える。そのため、本年の洞川線の季節運行便は4月27日から11月30日まで運行する。
各地の案内所の営業
各地の案内所のうち、日曜・祝日に休業する案内所は大型連休期間中は休業する。ただし、5月2日はすべての案内所で営業するほか、一部の案内所は期間中に臨時営業する日がある。
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2019年4月15日掲載、4月15日追記(案内所の営業)、4月27日追記(国立奈良医療センター、近畿大学奈良病院、憩の家外来棟関連系統についての情報)