奈良交通は、4月1日からリムジンバス各線の運行を当面の間減便する。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、航空各社が減便していることによるもの。
4月15日からは、八木関空線・大阪空港線を全便運休するほか、奈良関空線・学研関空線も通常の半分以下の本数で運行する。
4月18日から奈良県コンベンションセンターが臨時休館することから、奈良関空線の乗り入れを一時取りやめる。
5月10日からは運行本数をさらに減便する。
(この記事は、減便・運休の経過がわかるように順次追記を行ってきましたが、5月30日で更新を停止します。以後の経過は、新しい記事として掲載します。)
奈良関空線
奈良関空線は5月10日から以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。
- JR奈良駅発
9:00、13:00、21:00 - 関西空港発
10:30(第1ターミナル発)、18:27(第2ターミナル発)
奈良発の予約は当面受け付けない。
(4/15~5/9の運行便)
4月15日からは以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。車いす対応車両は運行しない。
- JR奈良駅発
8:00(※奈良県コンベンションセンター発7:45)、10:00、13:00、15:00、18:00、20:00、21:00 - 関西空港第2ターミナル発
7:40(第1ターミナル発)、10:17、12:17、15:17、17:17、18:27、20:27(※)
(※4月18日から当面の間、奈良県コンベンションセンターへの運行は取りやめる)
5月10日以降の新規予約は停止している。
(4/1~4/14の運休便)
- 奈良発の運休便(JR奈良駅発の時刻)
9:00(奈良県コンベンションセンター発8:35)、11:00、14:00、17:00(奈良県コンベンションセンター発16:45)、19:00 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
11:14、13:17、16:17、19:27、21:24
(太字は車いす対応車両運行便)
学研関空線
学研関空線は5月10日から以下の便のみ運行する。6月7日から、さらに1往復減便する。
運行はすべて関西空港交通が担当する。
- 学研けいはんなプラザ発
6:45、7:45、10:30、17:30(※)、19:30 - 関西空港第2ターミナル発
7:55(第1ターミナル発)、14:42(※)、16:42、19:07、20:07
(※6月7日から運休)
学研都市発の予約は当面受け付けない。
(4/15~5/9の運行便)
4月15日からは以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。
- 学研けいはんなプラザ発
7:45、9:30、10:30、14:30、15:30、17:30 - 関西空港第2ターミナル発
6:55(第1ターミナル発)、7:55(第1ターミナル発)、11:42、12:42、14:42、17:42、20:07
5月10日以降の新規予約は停止している。
(4/1~4/14の運休便)
- 学研都市発の運休便(学研けいはんなプラザ発の時刻)
13:30、18:30、19:30 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
15:42、16:42、21:07、22:07
八木関空線
八木関空線は4月15日から全便運休する。
(4/1~4/14の運休便)
- 八木発の運休便(大和八木駅発の時刻)
13:10、14:10、19:10 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
17:02、21:17
大阪空港線
大阪空港線は4月15日から全便運休する。
4月初めの時点では、4月1日から運休している夜の1便に加えて、4月15日から朝の1便(JR奈良駅発6:35)を運休する予定となっていたが、後日全便運休に切り替えた。
(4/1~4/14の運休便)
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2020年3月24日掲載、4月3日追記(大阪空港線の運休便追加)、4月9日追記(4月15日からの運休を追記、記事タイトル変更)、4月18日追記(奈良県コンベンションセンター乗り入れ停止)、4月24日追記(5月10日からの減便)、5月30日追記(学研関空線追加減便)
奈良交通は6月1日に、奈良・平城・北大和・西大和営業所管内の路線でダイヤ変更を実施する。
近年は通勤利用の動向が変化しているうえ、通学利用も減少している。3月14日に多くの路線で減便を行ったところであるが、これまで高頻度の運行を維持してきた路線についても大幅な減便に踏み切る。
今回減便の対象となるのは、鉄道駅と住宅地を結ぶ運行頻度の高い路線で、路線ごとの日中の運行本数は多いところでも毎時4本までとなる。
生駒・学園前地区の「深夜バス」は全線廃止する。現在の「深夜バス」の大部分は1990年10月15日に運行を開始したが、30年の節目を前に役割を終える。
中南和地域の路線と自治体から受託しているコミュニティバスについては今回の減便の対象としていない。また、原則として運行本数が毎時2本未満になる減便も行わない。
この記事では、奈良・平城・西大和営業所担当路線の変更内容を掲載します。
北大和営業所の担当路線の変更内容については、下記の記事を参照してください。
奈良営業所
市内循環線・中循環線
平日・土日祝日とも大幅に減便し、運行時刻を変更する。市内循環(内回り)は日中以降の運行を半減する。
- [1]市内循環(内回り)は、日中16分毎で運行する(変更前は8分毎)。
日中以降の運行台数を4台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する(土日祝日朝は、3台から2台に減少)。 - [2]市内循環(外回り)は、日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。
平日の日中以降・土日祝日の運行台数を3台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する。
平日の最終発車時刻(JR奈良駅発23:58)は変更しない。
土曜日と日祝日の最終発車時刻を共通にする。
(JR奈良駅発 土曜日23:38、日祝日23:15 → 土日祝日23:33) - 平日朝に運行する[6]中循環(外回り)の運行台数を2台から1台に減らし、約21~27分間隔で4本運行する。(近鉄奈良駅発6:52~8:03)
日中の市内循環の運行間隔が15分以上になるのは、昭和60年代以降では初めてである。
奈良白土線・奈良イオンモール線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。また、一部の便の系統(起点・終点)を変更する。
- 近鉄奈良駅-神殿の間は日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。[79]近鉄奈良駅-シャープ前系統を大幅に減便する。
- 平日の白土町行きの最終発車時刻(県庁前発23:59)は変更しない。
- [85]近鉄奈良駅-杏南町、[86]近鉄奈良駅-イオンモール大和郡山系統は、朝と夕方以降の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。
奈良天理線
大幅な減便はないが、[51]JR奈良駅-下山、[53]JR奈良駅-窪之庄系統(窪之庄行きのみ)のみ減便する。
また、平日夕方の一部の便の系統(行先)と運行時刻を変更する。
山村線
大幅な減便はないが、朝と夕方以降で減便するほか、一部の便の系統(起点・終点)と運行時刻を変更する。
- 平日朝の[57]JR奈良駅-藤原台、[56][62]JR奈良駅-山村町系統の一部を、[55]JR奈良駅-奈良佐保短期大学系統に変更する。
- 公立高校開校日のみ運行するJR奈良駅発7:59[55]奈良佐保短期大学行きは、平日全日の運行とする。
阪奈道路線
[160]学園前駅-高畑町系統のうち平日朝7時台の高畑町行きは、JR奈良駅西口→高畑町の運行時刻を2分繰り下げる(1本のみ)。
平城営業所
青山住宅線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- JR奈良駅西口-青山住宅の間は日中20分毎で運行する(変更前は15分毎)。
- 平日朝に運行している奈保町経由の系統を廃止する。
廃止する系統- 急行[116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
- [116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
- 平日朝の青山住宅から近鉄奈良駅方面は約8分毎で運行する(変更前は約6分毎)。
- [27]二条大路南一丁目-青山住宅系統(平日のみ運行)は朝の2往復のみ運行し、日中の運行は取りやめる。
- 平日の青山住宅行きの最終発車時刻(JR奈良駅西口発23:56)は変更しない。
学園前高の原線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-東登美ヶ丘一丁目の間は日中30分毎で運行する(変更前は20分毎)。[1]学園前駅-東登美ヶ丘一丁目系統を大幅に減便する。
- 平日の東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
(学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44)
学園前北線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 日中は30分毎に運行する(変更前は20分毎)。
- 平日の東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
(学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44)
相楽ニュータウン線・学園前相楽線
一部の便の運行時刻を変更するほか、相楽ニュータウン線の日中の運行を減便する。
- [21]高の原駅-兜台五丁目系統は、平日・土日祝日とも日中30分毎で運行する(変更前は15分毎)。
朝と夕方以降の運行本数・運行時刻の変更はない。 - [77]学研奈良登美ヶ丘駅-高の原駅系統は、平日・土日祝日とも朝と日中の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。
- 両系統を合わせて、高の原駅から精華桜が丘三丁目の間は日中15分毎で運行する(高の原駅→精華桜が丘三丁目方面のみ)。
西大和営業所
西大和団地線・王寺五位堂線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- [3]王寺駅-上牧出合系統を大幅に減便する。
王寺駅-上牧町文化センターの間は日中毎時3本運行する(変更前は毎時4本)。18時~21時台は平日毎時3~4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。 - [5]王寺駅-広瀬台二丁目-桜ヶ丘一丁目系統を減便し、日中約30分毎で運行する(変更前は20分毎)。
- 土日祝日は[2]王寺駅-片岡台三丁目-桜ヶ丘一丁目系統も減便し、日中毎時1本運行する(変更前は毎時2本)。
- [4]西大和団地循環系統を減便し、18時~21時台は平日毎時4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。
王寺シャープ線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
[62]王寺駅-法隆寺前系統を大幅に減便する。王寺駅-法隆寺前の間は日中約20分毎で運行する(変更前は15分毎)。
更新履歴:2020年5月24日掲載、5月27日追記(奈良営業所)、5月29日追記(平城営業所、西大和営業所)・記事を分割(北大和営業所)
新型コロナウィルス感染拡大の影響は、奈良交通の案内所や予約センター、関連店舗の営業にも及んでいる。
奈良県が政府の緊急事態宣言の対象から除外されたことで、一部の店舗では営業を再開している。
(この記事は、営業内容の経過がわかるように順次追記を行ってきましたが、5月29日で更新を停止します。以後の経過は、新しい記事として掲載します。)
案内所営業日の変更・営業時間の短縮
4月16日からの変更
4月16日から当面の間、以下の案内所の休業日を増やす。
- 忍海案内所
- 下市案内所
- 高田北案内所
- 五條案内所
- 桜井案内所
- 香芝案内所
忍海案内所は全日休業する。その他の案内所は、週間の定休日を1、2日増やすほか、毎月最終日曜日の営業は行わない。
天理案内所の休業(4月19日・26日)
4月19日、26日は天理案内所を休業する。
天理案内所は、毎月26日および例年4月17日から19日など特定の日は、天理教の行事のため曜日に関係なく営業することになっている。本年はコロナウィルス感染拡大の影響により、日曜日である4月19日・26日は休業する。
4月25日からの変更
4月25日から当面の間、以下の案内所で始業時間の繰り下げ、終業時間の繰り上げ、日曜日の休業などを実施する。変更の内容は各案内所によって異なる。
- 近鉄奈良案内所
- JR奈良案内所
- 天理案内所
- 高の原案内所
- 祝園案内所
- 学園前案内所
- 登美ヶ丘案内所
- 富雄案内所
- 東生駒案内所
- 生駒案内所
- 郡山案内所
- 王寺案内所
- 榛原案内所
- 八木案内所
総合予約センター営業時間短縮
新型コロナウィルス感染拡大の影響で高速バス・リムジンバスの大半の便が運休していることから、総合予約センターの営業時間を短縮する。
4月16日からは、受付開始を8時30分から9時に変更する。5月10日からは、終了時刻を1時間繰り上げて18時に変更する。
- 総合予約センター営業時間
- 9:00~19:00(4月16日から5月9日まで)
- 9:00~18:00(5月10日から当面の間)
旅行センターの休業
4月25日から、県内各地の旅行センターを休業する。電話による予約や問い合わせは通常通り受け付ける。
- 本社旅行センター:4月25日から当面の間休業
- 八木旅行センター:4月25日から5月31日まで休業
- 五條旅行センター:4月25日から当面の間休業
八木旅行センターは当初5月6日まで休業としていたが、休業期間を31日まで延長する。
6月1日から営業を再開する。ただし、八木旅行センターは営業時間を短縮し、五條旅行センターはこれまでの定休日に加えて木曜日も休業する。
飲食店舗の休業・営業時間短縮
県内外各地で営業している飲食店舗では、4月16日または4月23日以降、休業または営業時間を短縮している。
一部の店舗では、5月20日から順次、営業時間を短縮して再開している。
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2020年4月14日掲載、4月15日追記(予約センター営業時間短縮)、4月22日追記(25日からの営業時間短縮、飲食店舗)・記事を分割して再掲、4月23日追記(旅行センター、天理案内所の休業)、5月1日追記(旅行センターの休業期間)、5月8日追記(予約センター営業時間短縮)、5月21日追記(店舗の営業再開)、5月29日追記(旅行センター営業再開)、7月20日追記(更新の停止について)
御所市内の道路工事のため、奈良交通は葛城登山線の大正農協-櫛羅の区間で迂回運行を実施する。
迂回運行の期間中は、大正農協、新屋敷、櫛羅口、櫛羅の各停留所を迂回経路に移設する。
関連記事:
葛城登山線で迂回運行 2020年3月まで(2019年7月30日)
(2019年にも半年以上にわたって迂回運行を実施した)
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通は5月18日から、五條城戸線のうち平日の昼間の運行時刻を変更する。
- 【平日】五條バスセンター発 [12]城戸行き(五條病院玄関口経由)
12:30 → 11:27
この変更により五條から城戸方面への昼間の運行間隔が分散され、毎時1本の運行になる。
五條バスセンター発車時刻(平日)城戸・十津川・新宮方面
| 10~14時台のみ | 変更前 | 変更後 |
| 10時 | 29 新宮駅 | 29 新宮駅 |
| 11時 | | 27 城戸 |
| 12時 | 10 十津川温泉 30 城戸 | 10 十津川温泉 |
| 13時 | 4 新宮駅 | 4 新宮駅 |
| 14時 | 10 城戸 | 10 城戸 |
情報源:奈良交通ホームページ