「ひまわり回数券」に関する記事
奈良交通とエヌシーバスは、ICカード「CI-CA」チャージ時のプレミア付与を終了する。
これまでは、ICカードにチャージした金額に対して、5%または15%のプレミアを付与していた。しかし、乗客の減少や費用の増加など厳しい経営環境が続くなか、バスの運行を維持するためにプレミア付与の取りやめを決めた。
CI-CA普通
- チャージ時のプレミア付与を終了する。
- 10月1日以降にチャージする金額と利用可能額は同額となる。
- 9月30日以前にチャージした金額は、5%のプレミア分を含め引き続き利用できる。
CI-CAひまわり
- 「ひまわり」への新たなチャージを終了する。
- 9月30日以前にチャージした金額は、15%のプレミア分を含めひまわりタイムで引き続き利用できる。
- ひまわりタイムの変更はない(平日・土曜ダイヤ運行日の9:30~15:30、日祝日ダイヤ運行日の終日)。
その他
日常的に利用する乗客の負担を軽減するため、ICカード定期券「CI-CA plus<通勤>」の発売額を3%引き下げる。詳細は後日発表する。
ICカード「CI-CA」・ひまわりタイムのあゆみ
- 1979年12月13日 「ひまわり回数券」(14枚綴り)新設。「ひまわりタイム」(標準発車時刻9:30~15:30)に通用
- 1989年10月4日 磁気式プリペイドカード乗車券「バスカード」「ひまわりカード」導入(2006年8月1日利用停止)
- 2004年12月15日 北和地区・京都府内の一部路線でICカード乗車券「CI-CA」運用開始。終日通用の「普通」と昼間時通用の「ひまわり」の機能を1枚のカードに搭載
- 2006年2月1日 CI-CA全路線で運用開始
- 2007年6月1日 CI-CAプレミア付与率縮小。ひまわり回数券、12枚綴りに変更。ひまわりタイム拡大(日祝日ダイヤ運行日は終日通用)
- 2014年4月1日 消費税率改定に伴う運賃改定。増収額調整のためCI-CAプレミア付与率拡大(普通のみ)
- 2019年10月1日 消費税率改定に伴う運賃改定。増収額調整のためCI-CAプレミア付与率拡大
- 2021年6月1日 CI-CAプレミア付与率縮小。ひまわり回数券などの紙式回数券発売終了
- 2026年10月1日(予定) CI-CA普通プレミア付与終了。CI-CAひまわりチャージ終了
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通とエヌシーバスは、6月1日からICカード「CI-CA」の利用可能金額と定期券の発売額を改定する。あわせて、紙で発行している回数券の発売を終了する。
2014年以降の運賃改定では、普通運賃を引き上げる一方で、運賃収入の増加が消費税率の改定幅を超えないようにCI-CAと定期券の割引率を拡大していた。
しかし、新型コロナウイルス感染症の広がりなどの理由から昨年以降バスの利用が減少しており、運行を維持するためやむなく割引率を縮小する。
CI-CAの利用可能金額引き下げ
CI-CAの発売金額・チャージ金額に対する利用可能金額を引き下げる。
普通CI-CAの利用可能金額は下記のとおり改定する。
発売額・ チャージ金額 | 利用可能金額 (現行) | 利用可能金額 (改定) |
|---|
| 1,000円 | 1,170円 | 1,050円 |
| 2,000円 | 2,340円 | 2,100円 |
| 3,000円 | 3,510円 | 3,150円 |
| 5,000円 | 5,850円 | 5,250円 |
普通CI-CAの利用可能額改定(2021年6月1日)
ひまわりCI-CAの利用可能金額は下記のとおり改定する。
発売額・ チャージ金額 | 利用可能金額 (現行) | 利用可能金額 (改定) |
|---|
| 1,000円 | 1,220円 | 1,150円 |
| 2,000円 | 2,440円 | 2,300円 |
| 3,000円 | 3,660円 | 3,450円 |
ひまわりCI-CAの利用可能額改定(2021年6月1日)
通勤・通学(学生)定期券の発売額引き上げ
定期券の発売額を引き上げる。
| 運賃 | 通勤1か月 (現行) | 通勤1か月 (改定) | 通学1か月 (現行) | 通学1か月 (改定) |
|---|
奈良均一 平城均一 | 9,260円 | 9,900円 | 7,020円 | 7,370円 |
| 190円 | 8,380円 | 8,550円 | 6,670円 | 6,670円 |
| 210円 | 8,820円 | 9,450円 | 7,020円 | 7,370円 |
| 220円 | 9,260円 | 9,900円 | 7,370円 | 7,720円 |
| 230円 | 9,700円 | 10,350円 | 7,720円 | 8,070円 |
| 240円 | 10,140円 | 10,800円 | 8,070円 | 8,420円 |
| 250円 | 10,580円 | 11,250円 | 8,420円 | 8,780円 |
定期券の発売額改定(2021年6月1日) 上記以外の区間、通用期間は省略
通勤定期券の割引率は26.5%から25.0%に変更し、通学(学生)定期券の割引率は41.5%のまま据え置く。また、定期券発売額を計算するための基準運賃を、原則として2019年10月改定の現行運賃と同額にする。(奈良均一、平城均一区間の通学定期券の基準運賃は210円。)
2019年の運賃改定では190円区間を除いて運賃を引き上げたが、定期券発売額の基準運賃は引き上げず、定期券発売額を据え置いていた。今回の改定では基準運賃を引き上げるため、割引率の変動を超えて定期券の発売額が引き上げられ、割引率を据え置く通学(学生)定期券の発売額も引き上げられる(190円区間は据え置き)。
回数券
紙で発行している回数券のうち、普通、ひまわり、高額の各金券式回数券の発売を終了する。発売済みの回数券は引き続き利用できる。
イオンモール橿原、大学など区間指定の回数券は、引き続き発売する。
案内所の臨時営業(5/29~31)
CI-CA利用可能金額と定期券発売額の改定に先立ち、改定日直前の5月29日、30日、31日は、通常休業している案内所も臨時営業する。
関連記事:
消費税率引き上げに伴う路線バス運賃改定(2019年9月17日)
(前回の運賃改定では定期券発売額を据え置いていた)
情報源:奈良交通ホームページ、「奈良交通ICカード乗車券「CIーCA(シーカ)」ご利用可能金額および定期券発売額の改定について」(奈良交通・2021年4月23日)
奈良交通は6月1日よりICカード乗車券「CI-CA」の利用額とひまわり回数券の枚数を改定する。また「ひまわりタイム」の適用時間を拡大し、日曜・祝日及び12月30日から1月3日の間は終日適用する。
CI-CAの利用額は発売額が上がるごとに割引率が高くなるように設定していたが、発売額にかかわらず割引率を9.1%(ひまわりは16.7%)に改定する。ひまわり回数券は14枚つづりを12枚つづりに変更する。
奈良交通は、乗客の減少や交通渋滞の悪化などの厳しい事業環境のなか、車両の小型化や路線の改廃など合理化を進め、乗合バスの運賃を約10年間据え置いてきた。しかしながら、近年の燃料の高騰や近鉄けいはんな線開通による乗客の減少が影響し、事実上の運賃改定に踏み切る。
CI-CA利用額
| 券種 |
発売額 |
利用額(旧) |
割引率(旧) |
利用額(新) |
割引率(新) |
| 普通 |
1,000円 |
1,050円 |
4.8% |
1,100円 |
9.1% |
| 2,000円 |
2,250円 |
11.1% |
2,200円 |
9.1% |
| 2,500円 |
2,820円 |
11.8% |
2,750円 |
9.1% |
| 3,000円 |
3,400円 |
11.8% |
3,300円 |
9.1% |
| 5,000円 |
5,700円 |
12.3% |
5,500円 |
9.1% |
| ひまわり |
1,000円 |
1,200円 |
16.7% |
1,200円 |
16.7% |
| 2,000円 |
2,850円 |
29.8% |
2,400円 |
16.7% |
| 3,000円 |
4,300円 |
30.2% |
3,600円 |
16.7% |
2,500円券は車内で発売するもので、デポジット(預かり金)を含めて3,000円で発売する。
ひまわり回数券の枚数変更
ひまわり回数券の枚数を14枚から12枚に変更する。(発売額は普通運賃の10倍)
ひまわりタイムの適用時間帯の拡大
乗車時の時刻が9時30分から15時30分までの間に適用していた「ひまわりタイム」を、日曜・祝日及び12月30日から1月3日の間は終日適用する。
情報源:奈良交通グループホームページ