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「十津川線」に関する記事

国道168号線通行止め解除 十津川方面は通常運行に

4月に発生した土砂崩れの影響で、国道168号線は五條市西吉野町西野付近で通行止めとなっていたが、6月22日夕方から片側通行ができるようになった。

通行止めの解除を受けて、奈良交通は八木新宮線、十津川線、広域通院ラインの迂回運行を終え、6月23日から通常運行を行っている。八木新宮線の一部区間の小型バスへの乗り換えも解消した。

なお、2011年の紀伊半島大水害の影響による迂回運行は依然として続いている。

国道168号線で土砂崩れ相次ぐ

奈良県南部の山間地域を縦断する国道168号線で、4月以降土砂崩れによる道路寸断が相次いでいる。4月15日に五條市西吉野町西野で土砂崩れが発生したほか、5月17日には五條市大塔町小代と十津川村風屋で土砂崩れが発生した。

一連の土砂崩れにより、奈良交通は、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインを下記のとおり運行している。(2011年の紀伊半島大水害の影響による迂回も続いている。)

五條市西吉野町西野の土砂崩れによる迂回運転

4月15日に五條市西吉野町西野で発生した土砂崩れにより、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインは折り返し運転を行っていた。

4月30日に迂回路が開設され、5月1日から迂回運転を行っている。迂回路から外れる市原、大久保口、金刀比羅神社口には停車しない。

なお、迂回路は大型バスが通行できないため、通常大型バスで運行する八木新宮線は、五條バスセンター-星のくにを小型バスで運行している。乗客は五條バスセンターと星のくにで乗り換える必要がある。

この迂回運転は5月22日現在も続いている。

五條市大塔町小代・十津川村風屋の土砂崩れによる折り返し運転

5月17日に五條市大塔町小代と十津川村風屋で発生した土砂崩れにより、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインは折り返し運転を行った。

5月18日、八木新宮線は八木駅-小代下を小型バスで運行し、十津川村役場-新宮駅を大型バスで運行した(小代下-十津川村役場は運休)。十津川線、広域通院ラインは五條バスセンター-小代下のみ運行した(小代下-十津川温泉は運休)。

5月19日、八木新宮線は八木駅-小代下を小型バスで運行し、大塔支所-新宮駅を大型バスで運行した(小代下-大塔支所は運休)。十津川線、広域通院ラインは五條バスセンター-小代下および大塔支所-十津川温泉の区間で運行した(小代下-大塔支所は運休)。

両地点の道路は5月19日までに復旧し、5月20日から全線を通した運行に戻っている。(ただし、5月20日の八木新宮線の一部の便は八木駅-五條バスセンターも小型バスで運行した。)

台風11号の影響による運行状況

7月16日から17日にかけて中四国地方を縦断した台風11号は、進路の東側にあたる紀伊半島に大雨をもたらした。奈良県でも各地で被害があり、山間部を中心に道路の通行規制が実施された。

このため、奈良交通の各路線で運休または運行区間を短縮した。台風の通過から1週間以上経過した7月26日現在も、八木新宮線は一部区間が運行できず、折り返し運転を行っている。

台風の影響による運行状況は下表のとおり。なお、運休や運行再開の正確な時刻は明らかにされていない。

台風の影響による運行状況

路線名(注) 日付 状況
八木新宮線 16日 八木駅-宇井間、七色-新宮駅間で折り返し運行
17日 八木駅-生子間で折り返し運行
18日 湯の峰温泉-川湯温泉-請川間は停車せず迂回運行
19日
20日
八木駅-ホテル昴間、新宮駅-道の駅奥熊野間で折り返し運転
川湯温泉-請川間は迂回運行(かめや前、ふじや前、本宮小学校前、成石には停車せず)
21日

継続中
八木駅-ホテル昴間、新宮駅-道の駅奥熊野間で折り返し運行
のちに区間を変更し、
八木駅-ホテル昴間、新宮駅-七色間で折り返し運行(※2)
十津川線 16日 五條バスセンター-宇井間で折り返し運行
17日 五條バスセンター-生子間で折り返し運行
大台ヶ原線 16日
17日
運休
熊野線 16日 わさび谷-湯盛温泉杉の湯間で折り返し運行
17日 運休
下市天川線 16日
17日
下市口駅-天川大弁財天社間で折り返し運行
洞川線 16日
17日
大淀バスセンター-天川川合間で折り返し運行
室生寺線 17日 運休(夕方までに解除)
奥宇陀線 16日
17日
榛原駅-上内牧間で折り返し運行(17日夕方までに解除)
古市場線(※1) 16日
17日
榛原駅-菟田野間で折り返し運行(17日夕方までに解除)

(注)路線名は奈良交通グループホームページの運行情報に記載のとおりに記載。
(※1)区間は「榛原駅~東吉野村役場」と記載しており、榛原東吉野線を指すと推測される。
(※2)変更の時期は確認できていないが、27日~30日の間とみられる。

辻堂地区へ乗り入れ再開

2011年の紀伊半島大水害による影響で、奈良交通は八木新宮線・十津川線・広域通院ラインの大塔支所-閉君で迂回運転を行っていたが、1月上旬から本来の運行に戻し、五條市大塔町辻堂地区への乗り入れを再開した。

災害発生以来辻堂地区に発令されていた避難勧告避難指示が2014年12月26日に解除されたことによるもので、およそ3年4か月ぶりにバスが「辻堂」「辻堂南」停留所を経由することになった。

奈良交通の路線における紀伊半島大水害による影響としては、八木新宮線、十津川線、広域通院ラインで迂回運転区間が残り、「宇井」「長殿発電所前」停留所が引き続き通過扱いとなっている。

台風11号の影響による運行状況

8月9日から10日にかけて中四国地方を縦断した台風11号は、進路の東側にあたる紀伊半島に大雨をもたらした。奈良県では各地で床上浸水などの被害があったほか、山間部を中心に道路の通行規制が実施された。

このため、奈良交通の各路線で運休または運行区間を短縮したほか、高速バスは迂回運行を行った。

台風の影響による運行状況は下表のとおり。なお、運休や運行再開の正確な時刻は明らかにされていない。

台風の影響による運行状況

路線名(注) 日付 状況
夜行高速バス
「やまと号」各線
9日 迂回運行のため、大和高原都祁・大和高原山添には停車しない
高速バス
「奈良名古屋線」
9日
10日
迂回運行のため、大和高原都祁・大和高原山添には停車しない
関西空港
リムジンバス
10日 奈良関空線・学研関空線・八木関空線は一時運休
八木新宮線 9日 八木駅-大塔支所間、新宮駅-道の駅奥熊野間で折り返し運行
のちに、八木駅-城戸間、新宮駅-道の駅奥熊野間で折り返し運行
10日 八木駅-生子間折り返し運行
11日 土河屋-道の駅奥熊野間で迂回運行のため、八木尾・竹の本・三里橋・熊野萩には停車しない
十津川線 9日 五條バスセンター-大塔支所間で折り返し運行
のちに、五條バスセンター-城戸間で折り返し運行
10日 五條バスセンター-生子間折り返し運行
八木大滝線 9日
10日
八木駅-津風呂湖口間で折り返し運行
大台ケ原線 9日
10日
11日
運休
熊野線 9日
10日
運休
下市天川線 9日
10日
下市口駅-天川川合間で折り返し運行
洞川線 9日
10日
大淀バスセンター-天川川合間で折り返し運行
室生線 9日
10日
運休
奥宇陀線 9日
10日
榛原駅-高井間で折り返し運行
桜井菟田野線 9日
10日
運休
桜井市コミュニティバス多武峯線 9日
10日
桜井駅南口-倉橋池口間で折り返し運行
橿原プール線 9日
10日
運休
三山木高船線 9日
10日
三山木駅-水取間で折り返し運行
生駒山麓公園ふれあいセンター線 9日
10日
運休
奈良月ヶ瀬線 9日 JR奈良駅西口-嵩口間で折り返し運行
10日 JR奈良駅西口-邑地中村間で折り返し運行
11日
12日
JR奈良駅西口-嵩口間で折り返し運行
天理都祁線 9日
10日
運休
かしの木台住宅線 9日 一時運休
都祁榛原線 10日 運休
広岡線 10日 JR奈良駅西口-下狭川間で折り返し運行
東山線 10日 JR奈良駅-奈良春日病院間で折り返し運行

注)路線名は奈良交通グループホームページの運行情報に記載のとおりに記載。