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奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

平城山駅発着路線を西日本JRバスと共同運行

奈良交通と西日本ジェイアールバスは、3月18日より平城山駅と奈良市北部の住宅地を結ぶ路線を共同で運行することを決めた。現在、認可申請中である。

共同運行する路線は、青山平城山線(平城山駅-青山住宅)と、左京平城山線(平城山駅→左京六丁目→朱雀四丁目→平城山駅)で、2005年3月から奈良交通が単独で運行していた。共同運行にあたり、朝夕に増便するなど利便性を向上させる。また、平城山駅発の最終便を深夜0時30分過ぎに設定し、大阪方面からの最終の区間快速電車と接続する。

大阪空港リムジンバス時刻変更

奈良交通と大阪空港交通は、3月22日より大阪空港線の運行時刻を変更する。

また、近鉄奈良駅ののりばを奈良ラインハウス前20番のりばから、道路南側の12番のりばに変更する。従来は近鉄奈良駅出発後、県庁前付近を迂回して方向転換していたが、のりば変更により迂回運行を解消する。

「やまと号」利用者向けに特典

奈良交通は高速バス「やまと号」の利用者に路線バスの割引券を交付するサービスを2月28日より始めた。8月31日まで行う。

  • 対象となる高速バス路線:新宿線、五條新宿線、徳島線
  • 割引となる路線:奈良交通及びエヌシーバスの路線バス
    (高速バス、関西空港リムジンバス、深夜急行バス、定期観光バス、一部のコミュニティバスは除く)
  • 割引額・支払方法: 半額。ただし支払は現金に限る。ICカードは利用できない。
  • 割引券の交付:
    奈良発:やまと号乗車券購入時に、やまと号乗車日に有効な割引券を交付する。
    奈良着:やまと号乗車時に、奈良(五條)到着日に有効な割引券を交付する。

レトロ調バス「バンビーナ」運行

奈良交通はこのほどレトロ調バス1台を導入した。「バンビーナ」の愛称で、3月1日から市内循環線で運行する。

導入した車両は前中扉の大型車で、以前、鎌倉市で運行されていた車両を譲り受けた。定員は座席29名(運転席を含む)、立席30名、内装には桜無垢材を使用し、後部に設けたデッキでは外向きの座席から奈良公園の景色を楽しむことができる。運転手には女性を起用しソフトな接客を目指す。

また、市内循環線では外国人観光客向けに英文表記を充実させたほか、各停留所にナンバリング(通し番号)を施した。

  • 発車時刻
    [2]市内循環外回り
    (JR奈良駅→近鉄奈良駅→大仏殿春日大社前→高畑町→JR奈良駅)
    JR奈良駅発 9:01 9:31 10:01 10:58 11:28 11:58
    [1]市内循環内回り
    (JR奈良駅→高畑町→東大寺大仏殿・国立博物館→近鉄奈良駅→JR奈良駅)
    JR奈良駅発 13:36 14:06 14:36 15:33 16:03 16:33

「バンビーナ」運行にあたり、記念乗車券のほか、記念グッズとしてスポーツタオル、キーホルダー、マグカップを発売している。

「世界遺産ぐるっとバス」休止

奈良交通は定期観光バス「世界遺産ぐるっとバス」の運行を3月19日で終了する。

「世界遺産ぐるっとバス」は、古都奈良の文化財が世界文化遺産に登録されたことを受けて1999年3月に運行を始めた。その後、経路の変更や運行回数の増減はあったものの、毎年観光シーズンを中心に運行してきた。2005年には国土交通省より「観光推奨バス路線」の指定を受け、外国人向けの案内を充実させたほか、車両を新型車両(CNGバス)に更新した。

しかし、サービスの充実に反して利用客は減少傾向で、このほど運行の休止を決めた。

本年の運行は3月1日からで、19日まで毎日運行する。

「世界遺産ぐるっとバス」のあゆみ

  • 1999年3月27日 「世界遺産ぐるっとバス」運行開始
  • 2003年3月1日 経路を大幅に変更、唐招提寺、薬師寺の門前に乗り入れ
  • 2005年1月22日 国土交通省より「観光推奨バス路線」の指定を受ける
    CNG(圧縮天然ガス)バスを2台導入
  • 2007年3月19日 8年間にわたる運行を終了(予定)