nako-club

奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

「葛城営業所」に関する記事

日野RC835号車の動向

奈良交通では全廃とみられていた日野RC型であるが、835号車(奈22か・835)が、葛城営業所で「臨時」の方向幕を掲げて留置されているのがこのほど確認された。

835号車は3月末頃より方向幕を外された状態で同営業所内に留置されており、廃車は決定的とみられていた。しかし、その後も登録は抹消されず、再び方向幕が装着された。なお、営業運転を行っているかは定かではない。

(この記事は、4月6日付日野RC型全廃の訂正記事です。)

日野RC型全廃

奈良交通は昨秋から新車投入と経年車の入れ替えを順次進めてきた。その影響で、日野RC型がこのほど全廃された。

日野RC型は、1960年代から1980年代初頭まで同社を代表する大型車として生産された。以後の車両はスケルトン構造となるため、RC型はモノコック構造車の最終グループとなる。奈良交通では路線や観光に幅広く用いられてきた。

昨年末時点で榛原営業所に4台、葛城営業所に2台が残るのみとなっていたが、本年に入って順次廃車され、最後まで残っていた葛城営業所の835号車(奈22か・835)の廃車が確認された。

これにより、奈良交通に在籍するモノコック車体の車両は西大和営業所に残るいすゞ製の1台(奈22か・851)のみとなった。

(その後の調べ及び情報提供によりますと、835号車は廃車を免れていたことが確認されました。 訂正記事(日野RC835号車の動向)を掲載するとともに、謹んでお詫び申し上げます。(2003年5月4日))

[参考] 過去の表紙より 2002年10月~12月
(日野K-RC321P(1982年式)の写真を掲載しています)

中南和地区で多数の路線休止

奈良交通とエヌシーバスは4月1日に葛城・吉野営業所管内でダイヤ改正を行い、多数の路線を休止する。 沿線自治体による代替輸送機関の準備が整った路線や、運行本数の極端に少ない平野部の路線が休止の対象となっている。

休止路線は下記のとおり。

  • 高田百済線
    [15]近鉄高田駅-広陵町役場前-百済寺前
  • 桜井三輪線
    [34]桜井駅北口-粟殿口-三輪明神参道口
  • 八木桜井線
    [11]八木駅-吉備-桜井駅北口
  • 観音寺線
    [41]八木駅-坊城駅-観音寺町
  • 八木田中線
    [48]八木駅-城殿町-川原田中町
  • 名柄線
    [82]近鉄御所駅-御所橋-名柄
    [87]忍海-御所橋-名柄
  • 小林線
    [81]近鉄御所駅-新屋敷-小林
    (葛城登山線の小林経由便は運行)
  • 上市三茶屋線
    [50]上市駅-三茶屋-笛吹
  • 上市小名線
    [51]上市駅-三茶屋-小名
    [56]新子→中色生→小名
  • 吉野山線
    [30]吉野神宮駅-吉野神宮前-吉野上千本口
    [31]吉野神宮駅-吉野神宮前-吉野中千本
    [32]吉野神宮駅-吉野神宮前-吉野下千本
  • 吉野中学校線
    [文]吉野中学校前-吉野神宮前-吉野上千本口
    [-]入野-中色生-吉野中学校前
    [文]新子→上矢治→吉野中学校前
    [文]南国樔-上矢治-吉野中学校前
  • 北野台住宅線
    [27]六田駅-北野台口-北野台五丁目
    [28]下市口駅-大淀バスセンター-北野台五丁目
  • 御所今木線
    [90]近鉄御所駅-吉野口駅-今木上垣内

休止後の代替輸送機関としては、吉野町、大淀町が既にバスを運行しているほか、御所市も運行を計画している。また、吉野町ではスクールバスの運行も予定されている。

10月1日ダイヤ改正

奈良交通とエヌシーバスは10月1日にダイヤ改正を行う。

木津町内での路線新設・延長と西日本ジェイアールバス(以下、西日本JRバス)の路線廃止に伴う代替路線の新設が主な内容である。詳細は下記のとおり。

  • 高の原梅美台線を新設し、下記系統を運行する。同線は3年間の試験運行とする。なお、一部区間で京奈和自動車道を経由するため、シートベルトの装着が義務付けられ、立席利用はできない。
    新設 高の原駅-(京奈和自動車道)-州見台八丁目-梅美台五丁目
  • ハーモニーヒルズ木津線の運行時刻を変更する。また、州見台六丁目-州見台八丁目を延長し、下記系統を新設する。
    新設 [153]JR奈良駅-奈良阪-州見台八丁目
    新設 [154]近鉄奈良駅→奈良阪→州見台八丁目
    新設 [155]州見台八丁目→ドリームランド前→近鉄奈良駅
  • 和束木津線を新設し、下記系統を運行する。西日本JRバス近城線(加茂-信楽など)の代替路線であるが、運行区間は木津駅から和束町小杉までとした。
    新設 [65]木津駅-鹿背山-加茂駅-小杉
  • 当尾線を新設し、下記系統を運行する。西日本JRバス当尾線の代替路線であるが、運行区間を一部変更する。
    新設 [10]加茂駅-岩船寺-浄瑠璃寺前-加茂山の家
  • 五條西吉野線を新設し、下記系統を運行する。西日本JRバス阪本線(五条駅-城戸)の代替路線で、西日本JRバスの専用道路を経由する。
    新設 [11]五條バスセンター-五条駅-専用道城戸-西吉野温泉
    新設 [12]五條バスセンター-五条駅-専用道城戸
  • 光台住宅線の「けいはんな記念公園」-「光台一丁目」間に「国立国会図書館」停留所を新設する。国立国会図書館関西館が7日に開館するため。
  • 八木新宮線[特急]八木駅-五條バスセンター-新宮駅系統の運行時刻を変更し、八木駅-五條バスセンター間を各停とする。
  • 八木新宮線の「高校前」停留所を「新宮高校前」に改称する。また「日足」-「新宮高校前」に「神丸」停留所を新設する。
  • 五條西吉野線、下市城戸線の「西吉野老人ホーム前」停留所を「むすばれ橋」に改称する。

このほか、学園前光台線、光台住宅線、高の原光台線、八木五條線、高田五條線などで運行時刻や本数の調整が行われる。

9月15日ダイヤ改正

奈良交通とエヌシーバスは9月15日、中南和地区でダイヤ改正を行った。主な内容は下記のとおり。路線略図

  • 桜井飛鳥線の飛鳥小原-万葉文化館-治田神社前を延長し、「万葉文化館」停留所を新設した。 また、同線の飛鳥大仏前と岡天理教前の間に「万葉文化館西口」停留所を新設した(略図参照)。
    同日、明日香村飛鳥に県立万葉文化館が開館したのに伴う措置。
  • 桜井粟原線を廃止し、下記系統を廃止した。
    [61]粟原→桜井駅南口
  • 毛原線の下笠間-毛原神社前を廃止し、下記系統を廃止した。
    [57]室生口大野駅-無山-毛原神社前
  • 天理菟田野線の下記系統を廃止した。
    [240]菟田野町→桜井駅南口→桜井駅北口→川合東口→天理駅
    [246]天理駅→粟殿口→桜井駅北口→桜井駅南口→菟田野町
  • 飛鳥線の下記系統を廃止した。
    [1]岡寺前-豊浦-橿原神宮駅東口-八木駅
    橿原神宮駅東口→小房→八木駅
  • 壺阪山線の下記系統を廃止した。
    [19]壺阪寺前→壺阪山駅→橿原神宮駅東口→八木駅
  • 高田五條線の下記系統を廃止した。
    [69]居伝町→国道三在→五條バスセンター
  • 奈良橿原線の下記系統を廃止した。
    [91]八木駅-田原本-国道横田
  • 五條西阿田線の一部便で運行経路を変更した。
    旧 [50]五條バスセンター→八田東→西阿田→五條駅
    新 [50]五條バスセンター→西阿田→八田東→五條駅
    ([50]系統のうち五條駅始発の便は従来どおり)
  • 八木駅のりばを1か所に統合した。ただし、リハビリセンター線の橿原神宮駅行きは八木駅東口でも乗降できる。

そのほか、奈良交通榛原・葛城、エヌシーバス葛城の各営業所管内で減便や運行時刻の変更を行った。