nako-club

奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

一部区間で運賃改定

奈良交通は10月1日に一部区間で運賃を改定する。同日に実施される三重交通の運賃改定によるもので、三重交通の運賃に合わせている区間について現行運賃より10円引き上げる。改定する路線と区間は下記のとおり。

  • 奈良月ヶ瀬線 桃香野口-石打のうち一部区間
  • 奥宇陀線 掛西口-曾爾村役場前

10月1日ダイヤ変更 東部・中南部で路線再編

奈良交通は10月1日に、県東部・中南部で路線再編を伴うダイヤ変更を行う。

これらの地域は収支が赤字となる路線が多く、赤字路線の存廃について奈良交通と奈良県や沿線市町村との間で協議が続けられてきた。今回のダイヤ変更では一部路線を廃止するほか、運行の減便や運行系統の再編などを行う。

  • 天理都祁線で減便する。運行系統を、天理駅-針インター・山辺高校、針インター-国道山添の各系統に分割する。また、国道山添-山添中学校を廃止する。針インター-国道山添系統は土曜・日曜・祝日は運行しない。
    廃止する系統 [17]天理駅-国道山添
    [31]山辺高校-山添中学校
    新設する系統 [38]針インター-山辺高校-国道山添
    [39]針インター→国道山添
    時刻を変更
    する系統
    [18]天理駅-針インター
    [21]天理駅-山辺高校
    廃止する停留所 山添中学校
  • 天理桜井線で減便する。土曜・日曜・祝日の[62]天理駅-粟殿口-桜井駅北口系統の一部を、[63]天理駅-三輪明神大神神社二の鳥居前-粟殿口-桜井駅北口系統に変更する。
    新設する系統 [63]天理駅-三輪明神大神神社二の鳥居前-粟殿口-桜井駅北口 (運転日注意。二の鳥居前に乗り入れできない日は[62]系統で運行)
    減便する系統 [60]天理駅-川合東口-桜井駅北口
    時刻を変更
    する系統
    [62]天理駅-粟殿口-桜井駅北口
  • 桜井飛鳥線の土曜・日曜・祝日の6往復のうち3往復を、春季と秋季の季節運行にする。
    運行日を変更
    する系統
    [37]桜井駅南口-石舞台
  • 桜井菟田野線の[70]桜井駅南口-菟田野系統を、[71]桜井駅南口-大宇陀系統に置き換え、大宇陀-菟田野を廃止する。
    廃止する系統 [70]桜井駅南口-菟田野
    時刻を変更
    する系統
    [71]桜井駅南口-大宇陀
    廃止する停留所 岩清水、才が辻、岩崎
  • 大宇陀線と榛原ネオポリス線で減便し、昼間の一部の便を大宇陀線[2]天満台東三丁目-榛原駅-大宇陀系統に置き換える。
    榛原駅-大宇陀は平日の運行回数が比較的多い時間帯で減便する。土曜・日曜・祝日の日中以降は毎時1往復の運行とする。
    榛原駅-天満台東三丁目は通勤時間帯を除いて概ね毎時2往復の運行とする。

    新設する系統 大宇陀線 [2]天満台東三丁目-榛原駅-大宇陀
    減便する系統 大宇陀線 [1]榛原駅-大宇陀
    榛原ネオポリス線 [20]榛原駅-天満台東三丁目
  • 古市場線で減便し、榛原駅-菟田野は平日の日中以降、榛原東吉野線とあわせて概ね毎時1往復の運行とする。
    減便する系統 [10]榛原駅-菟田野
  • 奥宇陀線の[25]榛原駅-上内牧系統を廃止し、[27]榛原駅-曾爾村役場前系統を減便する。
    廃止する系統 [25]榛原駅-上内牧
    減便する系統 [27]榛原駅-曾爾村役場前
  • 八木耳成線は平日と土曜・日曜・祝日で共通のダイヤとする。朝夕の時間帯を中心に運行回数を半減するほか、平日の八木駅発の最終便を31分繰り上げる(現行22:22→改正21:51)。
    減便する系統 [63]八木駅→十市団地→八木駅 八木耳成循環外回り
    [64]八木駅→常盤町東→八木駅 八木耳成循環内回り
  • 医大病院線を新設し、奈良県立医科大学付属病院の玄関口に乗り入れる。新設の[50]八木駅-医大病院玄関口系統は平日の日中に毎時1~2往復運行する。(下図参照)
    新設する系統 [50]八木駅-医大病院玄関口
    新設する停留所 医大病院玄関口 (橿原市コミュニティバスの「奈良医大病院(正面玄関)」と同じ場所)
  • 八木御所線の運行回数をほぼ半減する。運行経路を医大病院前・畝傍御陵前経由から医大病院玄関口・小房経由に変更する。(下図参照)
    廃止する系統 [30]八木駅-畝傍御陵前-橿原神宮駅-近鉄御所駅
    [31]橿原神宮駅-近鉄御所駅
    新設する系統 [53]八木駅-医大病院玄関口-橿原神宮駅東口-近鉄御所駅
  • 八木大滝線と八木下市線の運行系統を、八木駅-下市口駅、大淀バスセンター-湯盛温泉杉の湯、下市口駅-岩森の各系統に再編する。各系統は大淀バスセンターまたは下市口駅で乗り換えとなる。新設の系統は医大病院玄関口経由で運行する。(下図参照)
    八木駅-大淀バスセンターと下市口駅-岩森の朝夕の時間帯で減便するほか、洞川線・下市天川線の便に近い時刻で運行する八木下市線の便を減便する。

    廃止する系統 八木大滝線 [75]八木駅-樫尾-湯盛温泉杉の湯
    八木大滝線 [85]湯盛温泉杉の湯→国樔→八木駅
    八木大滝線 [95]八木駅-大淀バスセンター
    八木下市線 [221]八木駅-畑屋口-岩森
    八木下市線 [222]八木駅-南大和三丁目-岩森
    八木下市線 [9]大淀バスセンター-岩森
    新設する系統 八木下市線 [51]八木駅-医大病院玄関口-畑屋口-下市口駅
    八木下市線 [52]八木駅-医大病院玄関口-南大和三丁目-下市口駅
    復活する系統 八木下市線 [8]下市口駅-岩森
    八木大滝線 [88]湯盛温泉杉の湯→国樔→大淀バスセンター
    増便する系統 八木大滝線 [78]大淀バスセンター-樫尾-湯盛温泉杉の湯

橿原市内各線の経路変更

  • 熊野線の湯盛温泉杉の湯-池原系統を廃止し、湯盛温泉杉の湯-下桑原系統の1日1往復のみとする。
    廃止する系統 湯盛温泉杉の湯-池原
  • 下市笠木線の土曜・日曜・祝日の運行を取りやめる。
    減便する系統 [4]下市口駅-笠木
  • 大淀五條線の[26]大淀バスセンター-五條バスセンター系統を、すべて[24]下市口駅ー-五條バスセンター系統に変更する。運行回数の増減はない。
    廃止する系統 [26]大淀バスセンター-五條バスセンター
    復活する系統 [24]下市口駅-五條バスセンター
  • 高田新家線の[7]竹取公園東-近鉄高田駅-忍海系統を、[12]竹取公園東-近鉄高田駅系統と、[62]近鉄高田駅-忍海系統(高田五條線)に分割する。また、朝夕の時間帯で減便する。
    廃止する系統 [7]竹取公園東-近鉄高田駅-忍海
    時刻を変更
    する系統
    [12]竹取公園東-近鉄高田駅
    [62]近鉄高田駅-忍海
  • 奈良文化高校線の運行日を変更し、朝の便は平日・土曜の休校日も運行する。
    運行日を変更
    する系統
    [8]竹取公園東→近鉄高田駅→奈良文化高校
    [63]近鉄高田駅-奈良文化高校
  • 高田五條線の一部時間帯で減便し、[62]近鉄高田駅-忍海系統の日中の運行を取りやめる。また、テクノパークなら内の運行経路を短縮する。
    廃止する系統 [65]近鉄御所駅→近鉄高田駅
    [163]忍海-五條バスセンター
    減便する系統 [60]近鉄高田駅-五條バスセンター
    [62]近鉄高田駅-忍海
    経路を変更
    する系統
    [66]近鉄高田駅→テクノ中央通り東→五條バスセンター
    [76]五條バスセンター→テクノ中央通り東→かもきみの湯→近鉄高田駅
    廃止する停留所 テクノ東通り南、テクノ公園通り東、テクノ情報センター、テクノ公園通り西、テクノ西通り南、テクノ西通り北、テクノ中央通り西
  • 八木五條線は五條バスセンター→八木駅の片道運行とし、八木から五條へは八木新宮線の1日3便のみとなる。
    廃止する系統 [164]八木駅-忍海
    減便する系統 [161]五條バスセンター→八木駅
  • 南大和ネオポリス線の一部の便の系統を変更するほか、夕方を中心に大幅に減便する。代わりに、一部の時間帯で五條市がコミュニティバスを増便する。
    減便する系統 [56]五條駅北口-田園五丁目
    [58]五條駅北口-田園五丁目-五條バスセンター
    増便する系統 [57]五條駅北口→田園三丁目→五條駅北口
  • 五條市のバス専用道が老朽化により閉鎖されるため、五條西吉野線を廃止する。代わりに五條城戸線で系統の新設と増便を行う。
    廃止する系統 [11]五條バスセンター-専用道城戸-西吉野温泉
    [12]五條バスセンター-専用道城戸
    廃止する停留所 専用道霊安寺、向霊安寺、第二発電所口、上柏原、専用道生子、江出、専用道神野、賀名生、向加名生、専用道大日川、衣笠、専用道黒渕、専用道城戸
    新設する系統 [11]五條バスセンター-城戸-西吉野温泉
    増便する系統 [10]五條バスセンター-城戸
  • 当麻新庄線は「葛城市公共バス」として運行する。近鉄高田駅-忍海駅系統を減便し、一部を近鉄高田駅-屋敷山公園前系統に変更する。近鉄高田駅-屋敷山公園前系統は社会教育センター経由に変更する。
  • 下記のとおり停留所名を変更する。
    停留所名の変更 新庄町老人福祉センター → 健康福祉センター西
    イオンモール橿原アルル → イオンモール橿原
    アルル北 → イオンモール橿原北

9月21日ダイヤ変更

奈良交通とエヌシーバスは9月21日に県北西部および京都地区の各線でダイヤを変更する。近鉄のダイヤ変更にあわせて時刻を変更するほか、JR奈良駅と大森町停留所でのりばの新設・変更を実施する。

時刻・系統の主な変更

  • ハーモニーシティ木津線で平日にJR奈良駅西口23:33発[153]州見台八丁目行きを増便する。これにより最終便は24分繰り下がる。
  • 加茂線の[108]JR奈良駅西口-梅美台二丁目-南加茂台五丁目系統、[109]JR奈良駅西口-梅美台二丁目-加茂駅系統の一部を、[208]JR奈良駅西口-梅美台五丁目-南加茂台五丁目系統、[209]JR奈良駅西口-梅美台五丁目-加茂駅系統に変更する。
  • 東生駒団地線の平日夜間の[76]東生駒駅-さつき台住宅系統の一部を、[71]東生駒駅-翠光台系統、[62]東生駒駅-小瀬保健福祉ゾーン系統に変更する。また、平日、土曜・日曜・祝日とも、[76]さつき台住宅行き最終便を[62]小瀬保健福祉ゾーン行きに変更する。
  • 王寺ニュータウン線の朝通勤時の[82]王寺駅北口-畠田-明神一丁目系統を減便し、朝夕の[23]王寺駅-南元町-明神四丁目系統を増便する。

のりばの新設・変更

管轄営業所の変更

  • 和束木津線を京都営業所から平城営業所に移管する。

JR奈良駅のりば変更

JR奈良駅東口駅前県道歩道整備工事の進捗に伴い、奈良交通は9月21日よりJR奈良駅ののりばを変更する。

交差点を隔てて離れた場所にあった10番のりばを、リムジンバス・高速バスおりばとし、奈良法隆寺線、六条山線などは、駅前広場に新設する6番のりばに変更する。また、県道に面したのりばの一部を暫定的に駅前広場内ののりばに変更する。

新しいのりば番号と主な行先は下表のとおり。

変更前 変更後
番号 主な行先 番号 主な行先
市内循環外回り、高畑町、春日大社本殿、近鉄奈良駅、県庁前 市内循環外回り、高畑町、春日大社本殿
近鉄奈良駅、県庁前
山村町、藤原台、鹿野園町、北野、下水間 山村町、藤原台、鹿野園町、北野、下水間
定期観光バス、リムジンバス、高速バス、夜行高速バス (変更なし)
10 法隆寺前、六条山、学園前駅、県立図書情報館 法隆寺前、六条山、学園前駅、県立図書情報館
11 市内循環内回り 11 (変更なし)
12 白土町、シャープ前、杏中町 12 (変更なし)
(おりば)

JR奈良駅(東口)バスのりば略図

JR奈良駅東口4・5のりば

 JR奈良駅東口駅前広場の様子。撮影時点ではまだ作業中の箇所が残っていた。
奈良市観光案内所(旧JR駅舎)のあたりに5番のりばが新設される。

JR奈良駅東口6・7のりば

 6・7番のりばの様子。撮影した場所は8番おりばになるとみられる。

休止されるJR奈良駅東口3番のりば

 今後、画面右側の既設のりばを取り壊し、白い屋根の下にのりばを設置するとみられる。

大森町停留所にのりば新設

奈良交通は9月21日に大森町停留所にのりばを新設する。交差点の南西側に新設するのりばに、奈良法隆寺線、六条山線、奈良富雄線、済生会奈良病院線の西行きの便(法隆寺前・六条山・学園前駅・県立図書情報館行きなど)が停車する。

大森町交差点付近の道路拡幅により、既設の南行きのりばから三条大宮町方面への右折が危険になったため、2011年以降、各線の西行きの便は大森町を通過していた。隣接の三条川崎町停留所も南行きのりばがなく、JR奈良駅から三条大宮町まで途中に停車する停留所がない状態が続いていた。

新設のりばに停車するバスは下記のとおり。

路線名 行先
奈良法隆寺線 [52][97]法隆寺前、[88]近鉄郡山駅
六条山線 [63][70][72]六条山
奈良富雄線 [43]県総合医療センター、[48]学園前駅
済生会奈良病院線 [22]県立図書情報館、[23]済生会奈良病院

青山住宅線の[81]青山住宅行きと、法華寺線の[131]航空自衛隊行きは停車しない。

大森町停留所付近略図

大森町交差点の南西側に整備されたのりば

 大森町交差点の南西側に整備されたのりば。画面奥が大森町交差点。撮影時点ではまだ工事中であった。