「路線」に関する記事
奈良交通が大和八木駅(奈良県橿原市)と新宮駅(和歌山県新宮市)の間を運行する「八木新宮線」は、3月1日に開通60周年を迎えた。
八木新宮線60年のあゆみ
2013年3月の「八木新宮線開通50周年」に掲載した「八木新宮線のあゆみ」に、10年分の主なできごとを追記した。
- 1963年3月1日
新宮線、奈良大仏前-新宮駅(196.2km)運行開始。
- 1968年2月1日
湯の峰温泉に乗り入れ。奈良湯の峰線、奈良大仏前-湯の峰温泉(160.3km)運行開始。
- 1973年7月16日
奈良新宮線、奈良湯の峰線に冷房車導入。
- 1977年4月1日
川湯温泉に乗り入れ。奈良新宮線、奈良大仏前-川湯温泉(157.5km)運行開始。
- 1979年2月1日
川湯温泉ふじや前に乗り入れ。奈良新宮線、奈良大仏前-ふじや前(157.8km)運行開始。
- 1983年7月20日
八木発着に変更。八木新宮線、八木駅-新宮駅(162.5km)・八木駅-ふじや前(132.1km)運行開始。
- 1991年1月21日
新宮発着便を湯の峰温泉・川湯温泉に乗り入れ。八木駅-湯の峰温泉-川湯温泉-新宮駅(168.6km)運行開始。
- 1992年7月16日
ワンマン化実施。新製車両(日野U-HU3KLAA)を導入。
- 2000年4月16日
八木駅-新宮駅、八木駅-湯の峰温泉各2往復から、八木駅→新宮駅2便、新宮駅→八木駅、新宮駅→折立、折立→湯の峰温泉、湯の峰温泉→八木駅各1便に変更(減回)。
- 2001年3月22日
八木駅-新宮駅3往復に変更(増回)。
- 2002年10月1日
八木駅-五條バスセンター間各停留所に停車。
- 2010年4月1日
十津川村のホテル昴に乗り入れ(新宮駅発八木駅行の1便を除く)。
- 2011年9月2日
台風12号の接近により一部区間で運休。台風12号は沿線各地に甚大な被害をもたらし(紀伊半島大水害)、10月31日まで一部区間の運休が続いた。その後、迂回運行は2017年1月29日まで続いた。
- 2015年11月2日
バリアフリー対応の新製車両(日野QDG-KV290N1)を導入。
- 2016年10月
バリアフリー対応の新製車両(いすゞQDG-LV290N1)を導入。
- 2017年2月27日
旧型車両(日野U-HU3KLAA)による運行を終了。
- 2017年4月1日
五條病院玄関口に乗り入れ。
- 2017年10月1日
系統番号[特急301][特急302]を付番。
- 2019年12月20日
大和八木駅-新宮駅の間を同一の便で完全乗車した乗客を対象に、記念品の配布を開始。
- 2021年4月1日
平日の新宮駅発大和八木駅行きのうち2便を、西吉野農業高校経由で運行。
- 2022年10月1日
所要時間を短縮した「観光特急やまかぜ」を新設。土日祝日の1往復を置き換え。
奈良交通は、3月17日から10日間、若草山へ「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」を運行している。
運行日と発車時刻は下記のとおり。一般路線バスで運行するめ、混雑時は立席になることがある。
- 運行日:3月17日~26日
- 発車時刻・行程:
JR奈良駅 17:25
近鉄奈良駅 17:30
若草山山頂で60分滞在
県庁前、近鉄奈良駅で降車可、JR奈良駅19:25帰着予定
- 運賃:大人600円 小児300円(各種フリー乗車券は利用できない)
若草山へのバスは例年夏季・秋季に一般路線バスで運行していた。2022年春季と夏季は定期観光バスとして運行したが、秋季より一般路線バスの運行に戻っている。今回は、春季では初めて一般路線バスで運行する。
関連記事:
秋の臨時バス(2022年)(2022年10月28日)
(2022年秋季の「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」運行について)
情報源:奈良交通ホームページ、奈良市観光協会サイト
奈良交通は、JRのダイヤ変更に合わせて、3月18日から一部の路線の運行時刻を変更する。主な内容は以下のとおり。
- 王寺駅-五位堂駅の系統は、全便上牧町役場経由で運行(ラスパ西大和経由は廃止)
- 郡山小泉線(矢田寺前も含む)は、全便西大和営業所の大型バスで運行
平城営業所
加茂線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [106]加茂駅→京内橋(23時以降のみ変更)
- [107]加茂駅-南加茂台五丁目(朝と夕方のみ変更)
- [209]JR奈良駅西口-加茂駅(15時台~17時台のみ変更)
高の原梅美台線・木津城山台線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [12]州見台八丁目→木津駅東口(平日・州見台八丁目発7:09→7:05)
- [34]高の原駅-木津城山台十二丁目-木津駅東口
- [13][14]木津城山台循環
祝園木津川台線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [68]祝園駅→けいはんな記念公園
- [68]けいはんな記念公園南→祝園駅
西大和営業所
王寺五位堂線
王寺駅-五位堂駅の系統のうち、ラスパ西大和経由の[17]系統を廃止し、上牧町役場経由の[13]系統に置き換える。
廃止する系統
郡山小泉線
エヌシーバス郡山営業所(委託)の小型バスによる運行を取りやめ、全便西大和営業所の大型バスで運行する。
下記系統の朝と夕方以降の運行本数・運行時刻を変更する。
- [71]大和小泉駅東口-アピタ-近鉄郡山駅
- [72]大和小泉駅東口-近鉄郡山駅(平日朝の近鉄郡山駅行きを1便減便)
- [73]大和小泉駅東口-矢田山町(平日夜間2往復減便)
[20]近鉄郡山駅-矢田寺前系統は、矢田寺前→矢田東山の区間時分を変更するほか、平日朝の近鉄郡山駅行きの運行時刻を変更する(矢田寺前発6:46→6:36)。
白鳳台住宅線
下記系統の平日朝の運行時刻を変更する。
エヌシーバス郡山営業所
かしの木台住宅線
下記系統の朝と夕方以降の運行時刻を変更する。
- [70]法隆寺駅→住江織物(平日・法隆寺駅発18:35→18:34)
- [76]法隆寺駅-かしの木台一丁目(平日6時台、20時台以降)
小泉法隆寺線
法隆寺駅ののりばを、2番のりばから1番のりばに変更する。
情報源:奈良交通ホームページ
例年梅の見ごろに運行される月ヶ瀬梅林への臨時バスは、2021年、2022年に続いて2023年も運行されていない。
定期バス(JR奈良駅西口-近鉄奈良駅-石打)は通常どおり運行され、梅の開花時期には一部の便が2台または3台で運行されている。
3月12日は、県内で複数のマラソン大会が開催される。奈良交通は、飛鳥線、大宇陀線、古市場線の一部で運休、迂回運行を実施する。
飛鳥ハーフマラソン2023
飛鳥ハーフマラソンは2022年から新たに開催された大会で、3000人の選手が参加する。
3月12日は、[16][23]橿原神宮前駅東口-飛鳥駅系統の下記の便は運休する。
- 橿原神宮前駅東口発 8:36*、9:21、9:51、10:21
- 飛鳥駅発 8:55、9:25、9:55、10:25
下記の便は迂回運行し、明日香奥山・飛鳥資料館西、天武・持統陵、高松塚には停車しない。
- 橿原神宮前駅東口発 10:51*、11:21
- 飛鳥駅発 10:55
下記の便は迂回運行し、天武・持統陵、高松塚には停車しない。
- 橿原神宮前駅東口発 11:51、12:21
- 飛鳥駅発 11:25、11:55*、12:25、12:55
(無印:[16]系統、*印:[23]系統(明日香小山経由))
第16回宇陀シティマラソン
宇陀シティマラソンは、3km、2km、1kmの種目で開催される。
3月12日は、9:00~11:30の間、宇陀市役所付近の道路が通行止めになる。
大宇陀線の下記の便は迂回運行し、下井足口、榛原大橋には停車しない。中西停留所(大宇陀行きのりば)は移設する。
- [2]大宇陀行き 榛原駅発 9:11、10:11、11:09
古市場線の下記の便は迂回運行し、下井足口(菟田野行きのみ)、榛原大橋、下井足には停車しない。木綿橋停留所は移設する。
- [10]菟田野行き 榛原駅発 9:18、10:11、11:09
- [10]榛原駅行き 菟田野発 9:42、10:36
情報源:奈良交通ホームページ、飛鳥ハーフマラソン2023サイト、宇陀市広報「広報うだ(2022年12月号、2023年2月号)」