奈良交通は7月から8月にかけて各地で臨時バスを運行する。
天川村内線(洞川温泉-天の川温泉)
本年も天川村内線の試験運行を実施する。
下市口駅発着の定期バスと接続して村外からのアクセスを改善するほか、村内の観光地(洞川温泉、天河大弁財天社、天の川温泉)を直接結ぶ。
- 運行日:7月16日~8月20日の土日祝日、8月15日
(8月21日は日曜日であるが運行しない) - 運行区間:
洞川温泉-天川川合
洞川温泉-天川川合-天の川温泉駐車場
馬見丘陵公園
「やまと花ごよみ2022 第8回馬見ひまわりウィーク」の開催に伴い、[33]五位堂駅-馬見丘陵公園系統を増便する。
- 実施日:7月30日、31日、8月6日、7日の日中(9時台~16時台)
その他
2020年・2021年に続いて、本年も下記の臨時バスの運行は発表されていない。新型コロナウイルス感染防止などの理由で、施設の休止、行事の中止が決まっている。
このほか、昨年まで一般路線バスとして運行していた若草山へのトワイライトバス・夜景観賞バスは、今春より定期観光バスとして運行している。
情報源:奈良交通ホームページ、奈良県公式ホームページ(県営馬見丘陵公園のページ)、三輪明神大神神社ホームページ、橿原運動公園サイト
奈良交通は7月17日から、夕方の若草山へ定期観光バス「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」を運行する。
若草山へのバスは例年夏季・秋季に一般路線バスで運行していたが、今春より定期観光バスとして運行している。
- 運行日:2022年7月17日~8月28日(土日祝日のみ運行)
- 発車時刻・行程:(発車時刻と帰着時刻は運行日によって異なる)
JR奈良駅 17:40~18:20、近鉄奈良駅 17:45~18:25
若草山山頂で滞在ののち帰着(所要約2時間) - 運賃:大人1,000円、小児500円(要予約)
関連記事:
定期観光バス運行再開 若草山へ特別コース新設(2022年3月11日)
(今春から定期観光バスとして運行している)
秋の臨時バス(2021年)(2021年10月17日)
(2021年秋季の「奈良若草山トワイライトバス」運行について)
情報源:奈良交通ホームページ、奈良市観光協会サイト
奈良交通と阪急観光バスは、7月16日から大阪空港リムジンバス(天理駅・JR奈良駅-大阪空港)の全ての便の運行を再開する。
運行時刻は下記のとおり。
- JR奈良駅発 大阪空港行き
5:20、6:20(※)、7:20、9:30(※)、10:55、11:55、12:55、14:20、15:50、16:50
(※)天理駅発(5:55、9:00) - 大阪空港発 JR奈良駅行き
8:40、9:40、10:40、11:55、13:15、14:35、16:40、17:40、18:40(※)、19:20、20:10、21:00(※)
(※)天理駅行き
大阪空港へのリムジンバスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2月1日から一部の便を運休していた。
(大阪空港交通は2022年7月1日に阪急観光バスと合併し、社名を「阪急観光バス株式会社」に変更した。)
スマホ回数券発売開始
7月1日から、大阪空港リムジンバス(天理駅・JR奈良駅-大阪空港)の「スマホ回数券」が発売されている。窓口に行かなくても回数券を購入でき、スマートフォンの画面を提示すればバスに乗車できる。
券種は6枚綴り・11枚綴りの2種類で、通用期間は購入日から6か月間である。
従来の紙の回数券(11枚綴り・1年間有効)も引き続き発売される。
情報源:奈良交通ホームページ、阪急観光バス(空港リムジンバス)ホームページ
奈良交通は、夏休み期間中全線乗り放題となる「夏休みどこでもパス」を7月10日から発売する。今季は発売価格を500円引き下げるほか、顔写真を不要とする。
- 発売金額:小学生2,000円
- 発売期間:2022年7月10日~8月20日 奈良交通案内所各窓口で発売
- 通用期間:2022年7月20日~8月31日
- 特典:
- 奈良交通、エヌシーバスの全路線が乗り放題
【対象外の路線】夜行高速バス、高速バス名古屋線、リムジンバス、京都学研線、定期観光バス、一部市町村のコミュニティバス - 同伴の大人1名は、現金で支払う場合半額で乗車できる(ぐるっとバスを除く)。
- 本年分の使用済みの「夏休みどこでもパス」は、2022年9月30日まで1回に限り「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」に交換できる(Webアンケートへの回答が必要)。
【交換場所】近鉄奈良・JR奈良・学園前・郡山・王寺・八木のいずれかの案内所
- 奈良交通関係の飲食店・温泉施設やイオンモール(大和郡山・橿原・高の原・奈良登美ヶ丘)の提携店舗で「夏休みどこでもパス」を呈示すると、各種特典が受けられる。
- 購入時の注意:
- 学生証や健康保険証の写しなど、使用者の生年月日を確認できるものが必要(顔写真は不要)。
- 払い戻しは2022年7月19日まで(手数料が必要)。
情報源:奈良交通ホームページ
2022年7月には、奈良交通の「系統番号」と車体側面の「鹿のシンボルマーク」が、それぞれ採用から50年を迎える。
系統番号
奈良交通における系統番号は、1972年7月1日に学園前駅発着の系統で初めて導入された。
学園前地区は「登美ヶ丘一丁目」、「登美ヶ丘東一丁目」、「登美ヶ丘西二丁目」など似通った名前の停留所が多く、乗り間違いもあったという。
解決策として、学園前駅の北口発着の各系統に1から11までの番号を付け、南口発着の各系統には21から25までの番号を付けた。同じ運行区間でも、急行と各停の系統番号は区分した。
系統番号は、車両前後側面の方向幕のほか、学園前駅ののりば案内や時刻表、系統図にも表示した。
のちに学園前地区の運行系統は、宅地開発による路線延長や近鉄けいはんな線開通に伴う路線再編などでしばしば変更されてきた。50年の時を経て運行区間が変わった系統や廃止された系統も多いなか、1、21、23系統など導入当時のまま存続している系統もある。
鹿のシンボルマーク
奈良交通の車両の左右側面の鹿のシンボルマークは、1972年7月13日から導入された。大きく跳躍する鹿のデザインは、奈良の象徴であり、躍進を続ける奈良交通の象徴ともされる。
後年、乗合バス、貸切バスともに何度か車体の塗装デザインが変更されたが、鹿のシンボルマークは50年間変わらず車体を飾ってきた。
情報源:奈良交通社内報「大和路」昭和47年8月号、奈良交通社史「奈良交通のあゆみ」(1993年)
写真撮影:829(学園前駅、2022年6月撮影)