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「やまぶきバス」に関する記事

川上村で通行止めのため迂回運行

川上村の国道169号線高原トンネルが12月1日から通行止めになっており、R169ゆうゆうバスと川上村やまぶきバスが迂回運行を行っている。

R169ゆうゆうバスは「宮の平」停留所を経由せずに運行し、やまぶきバスは一部区間で運行時刻を変更している。迂回路は片側交互通行になっており、運行時刻が遅れが生じる可能性がある。

高原トンネルは内部に複数の亀裂があり、復旧の見通しは立っていない。


(高原トンネルは、2019年4月17日午前10時に通行止めが解除された。)

川上村公共交通利用促進事業

川上村は公共交通の利便性を高める施策を4月1日より行う。川上村地域公共交通活性化協議会が策定した「川上村地域公共交通総合連携計画」に基づくものである。

  • 「やまぶきバス」運行
    川上村内の区間を運行するほか、早朝に上市駅行きの便も運行する。運賃は大人1乗車300円で、村民以外でも利用できる。土曜・日曜・祝日は運休するが、村主催の催事がある場合は運行する。
  • 奈良交通バス特別乗車券の発行
    「やまぶきバス」の運行にあわせて、奈良交通の路線バスも「やまぶきバス」と同等の運賃で乗車できるよう、特別乗車券を発行する。村民以外でも利用できる。
    特別乗車券は川上村の各施設のほか、奈良交通吉野営業所、上市駅待合所、奈良交通の関係路線バス車内などで配布する。上市駅から川上村内まで運賃は一律300円となるが、支払いは現金に限られる。
  • スクールバスの活用
    これまで一部区間で認めていたスクールバスへの一般住民の混乗を、村全域で認める。運賃は大人1乗車300円で、村民以外でも利用できる。
  • 「やまぶきタクシー」の運行
    バス路線がない地域の交通の便を図るため、予約制のタクシーを導入する。料金は通常のタクシー料金の半額とする。利用は村民に限られるが、グループで利用する場合は最低1人が村民であればよい。

過疎化による人口の減少や高齢化によるいわゆる交通弱者の増加が問題となるなか、川上村では地域公共交通活性化協議会を立ち上げ、村内の公共交通についてさまざまな検討を重ねてきた。市町村が単独でバスを運行する事例は多いが、川上村の場合、路線バスやタクシーも組み合わせた体系になっているのが特徴である。