「奈良交通ゴールドパス」を発売 ゴールド倶楽部定期券をリニューアル
奈良交通は2019年5月18日から65歳以上の高齢者を対象に「奈良交通ゴールドパス」を発売する。通用は6月1日から。
従来の「ゴールド倶楽部定期券」に代わるものであるが、利用方法は次のようになる。
- 紙の定期券からICカードに変更する。
- 従来100円で乗車できた北和・西和・京都地区の路線は大人運賃の半額(※)での乗車となる。
- 中和・南和地区(おおむね近鉄大阪線以南の地区)の路線は従来どおり大人運賃の半額(※)で乗車できる。
(※運賃が190円以下の区間は100円)
利用運賃はゴールドパス(ICカード)にチャージした残高から精算される。通常のCI-CAとは異なりチャージ金額にプレミアはつかない。チャージは案内所窓口、チャージ機、バス車内でできる。
ゴールドパス発売価格
北和・西和・京都地区の利用運賃を実質的に引き上げるかわりに、ゴールドパスの発売価格は従来のゴールド倶楽部定期券に比べて安く設定する。
- 3か月券:5,500円(ゴールド倶楽部定期券は6,800円)
- 6か月券:8,500円(同11,500円)
(初回発行時には別途デポジット500円が必要。ゴールド倶楽部定期券で設定されていた1年券はない。)
ゴールドパスの特典
奈良県内在住で運転免許証を自主返納した高齢者にパスを1年分無料配布する制度は継続する。ただし1年券がないため、6か月券を2回配布する。
このほか、奈良交通ビューティフルツアーの旅行代金割引、奈良交通グループ会社各店での代金割引、指定宿泊施設の代金割引が受けられる(ゴールド倶楽部定期券の特典と同様)。