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「奈良法隆寺線」に関する記事

大森町停留所にのりば新設

奈良交通は9月21日に大森町停留所にのりばを新設する。交差点の南西側に新設するのりばに、奈良法隆寺線、六条山線、奈良富雄線、済生会奈良病院線の西行きの便(法隆寺前・六条山・学園前駅・県立図書情報館行きなど)が停車する。

大森町交差点付近の道路拡幅により、既設の南行きのりばから三条大宮町方面への右折が危険になったため、2011年以降、各線の西行きの便は大森町を通過していた。隣接の三条川崎町停留所も南行きのりばがなく、JR奈良駅から三条大宮町まで途中に停車する停留所がない状態が続いていた。

新設のりばに停車するバスは下記のとおり。

路線名 行先
奈良法隆寺線 [52][97]法隆寺前、[88]近鉄郡山駅
六条山線 [63][70][72]六条山
奈良富雄線 [43]県総合医療センター、[48]学園前駅
済生会奈良病院線 [22]県立図書情報館、[23]済生会奈良病院

青山住宅線の[81]青山住宅行きと、法華寺線の[131]航空自衛隊行きは停車しない。

大森町停留所付近略図

大森町交差点の南西側に整備されたのりば

 大森町交差点の南西側に整備されたのりば。画面奥が大森町交差点。撮影時点ではまだ工事中であった。

復刻塗装車を奈良法隆寺線で運行

奈良交通は3月に購入した新車1台に復刻塗装を施し、3月17日より奈良法隆寺線で運行している。

復刻した塗装は1955年から1982年までに導入された路線バスに使用していたもので、ライトグリーンの車体にマルーンの帯、窓枠回りにはクリーム色を配している。

往年の塗装を復刻した車両を運行する例は、近年全国各地の事業者でみられる。

3月17日ダイヤ変更

奈良交通とエヌシーバスは3月17日に各線でダイヤを変更する。近鉄のダイヤ変更にあわせて時刻を調整するほか、JR奈良駅のりば変更に伴い関係する路線で運行経路を変更する。また、学園前地区の一部路線の担当営業所を変更する。

系統・運行回数の変更

  • 市内循環線のレトロ調バス「バンビーナ」の運行は、車両が老朽化したため廃止する。(レトロ調バス「バンビーナ」廃止参照)
  • 奈良富雄線[40]富雄駅-近鉄奈良駅系統を、富雄駅発近鉄奈良駅行きの片道のみの運行とする。
    変更 [40]富雄駅→近鉄奈良駅
  • [129]二条大路南一丁目-高畑町系統を、二条大路南一丁目発高畑町行きの片道のみの運行とする。
    変更 [129]二条大路南一丁目→近鉄奈良駅→高畑町
  • 平城団地線の下記系統を廃止する。
    廃止 [4]神功四丁目→左京循環内回り→神功四丁目
  • 高の原平城山線を廃止する。平城山駅へは高の原梅美台線が引き続き乗り入れる。
    廃止 [15]高の原駅-平城山駅
  • 高の原梅美台線を木津駅東口まで延長し、高の原駅-平城山駅・州見台八丁目北の経路を朱雀六丁目経由とする。
    変更 [30]高の原駅-平城山駅-梅美台三丁目 (梅美台五丁目-梅美台三丁目を延長)
    変更 [31]高の原駅-梅美台三丁目 (梅美台五丁目-梅美台三丁目を延長)
    新設 [33]高の原駅-梅美台三丁目-木津駅東口
  • 木津南循環線の下記系統を廃止する。[11]州見台四丁目→梅美台三丁目→木津駅東口系統は存続する。
    廃止 [11]木津駅東口→州見台四丁目→梅美台三丁目→木津駅東口
  • 学園前地区の急行系統のうち、朝8時台の一部と夕方の学園前駅行きを各停に置き換える。[10]系統はおよそ7年ぶりに復活する。
    新設 [10]中登美ヶ丘四丁目→学園前駅 (急行[9]の一部の便を各停に変更)
    変更 [102]学園前駅-学研奈良登美ヶ丘駅(南)-鹿ノ台北二丁目
    (学園前駅行きを運行、急行[103]の一部の便を各停に変更)
    変更 急行[113]学園前駅→学研奈良登美ヶ丘駅→鹿ノ台北二丁目
    (学園前駅行きを休止、各停[112]に変更)
  • 赤膚山線の下記系統を廃止する。
    廃止 [25]藤の木台一丁目→学園前駅
  • あやめ池線のJR奈良駅発着系統を廃止する。
    廃止 [49]JR奈良駅西口-学園前駅
  • あやめ池線の[33]学園前駅→あやめ池循環→学園前駅系統の系統番号を[36]に変更する。学園緑ヶ丘線の[33]学園前駅-学園緑ヶ丘一丁目系統との系統番号の重複を解消する。
    変更 [36]学園前駅→あやめ池循環→学園前駅
  • 近鉄郡山駅とシャープ前を結ぶ系統を廃止する。
    廃止 急行[16]近鉄郡山駅-シャープ前
  • 奈良法隆寺線の片桐池の内-郡山総合庁舎-片桐小学校を延長し、「郡山総合庁舎」停留所を新設する。[97]法隆寺前-春日大社本殿系統を平日のみ郡山総合庁舎経由で運行する。
  • 王寺駅-明神四丁目に下記系統を新設する。王寺駅-明神一丁目の間に「大峯」「南元町」停留所を新設する。
    新設 [23]王寺駅-大峯-南元町-明神四丁目
  • [5]中循環内回りの土曜・日曜・祝日の運行を取りやめる。
  • 青山住宅線の8時台と9時台の運行を減回する。また、日中の運行を毎時5本から毎時4本に減回する。日中は[27]二条大路南一丁目-青山住宅系統及び[81]大安寺-青山住宅系統を減回し、[118]JR奈良駅西口-青山住宅系統を増回する。
  • 奈良白土線、青山住宅線、富雄団地循環線の深夜バスを2本から1本に減回する。0時台の最初の便を取りやめる。
  • 土曜・日曜・祝日の夕方の生駒台循環線の運行回数を減回する。内回りと外回りの同時運行を取りやめ、交互に運行する。
  • 平城団地線の[1]高の原駅-右京小学校-神功四丁目系統及び[7]高の原駅-兜台一丁目-神功四丁目系統は、平日の2往復を除いて小型バスで運行する。
  • ▲土曜・日曜・祝日の17時以降の西登美ヶ丘真弓線の運行を減回する。西登美ヶ丘五丁目行き[8]系統と学研北生駒駅行き急行[125]、[126]系統を統合し、西登美ヶ丘五丁目経由学研北生駒駅行き[128]系統で運行する。
  • ▲土曜・日曜・祝日の西の京高校線の急行[35]系統を、各停[34]系統に置き換える。
  • その他各線で時刻や運行回数を変更する。

JR奈良駅のりば変更に伴う変更

  • JR奈良駅ののりばを変更する。(JR奈良駅のりば変更参照)
  • 近鉄奈良駅の9番のりばに発着しているJR奈良駅行きのうち、JR奈良駅西口行きは8番のりばに変更する。同じく12番のりばに発着している[81]大安寺行きもJR奈良駅西口を経由するため、8番のりばに変更する。
  • JR奈良西口を起終点とする系統は行先表示を「JR奈良駅西口」とする。JR奈良駅西口行きは新たに大宮町一丁目に停車する。(系統の途中経由は省略)
    変更 [12][14]JR奈良駅西口-西大寺駅
    変更 [13]JR奈良駅西口-航空自衛隊
    変更 [34][54]JR奈良駅西口-米谷町
    変更 [44][50][82][92][182][192][250]JR奈良駅西口-天理駅
    変更 [51]JR奈良駅西口-下山
    変更 [53]JR奈良駅西口-窪之庄
    変更 [73]JR奈良駅西口-シャープ総合開発センター
    変更 [77]JR奈良駅西口-緑ヶ丘浄水場
    変更 [94][95]JR奈良駅西口-石打
    変更 [96]JR奈良駅西口-下狭川
    変更 [100][101]JR奈良駅西口-柳生
    変更 [102]JR奈良駅西口-邑地中村
    変更 [105][106]JR奈良駅西口-広岡
    変更 [108][208]JR奈良駅西口-南加茂台五丁目
    変更 急行[109][109][209]JR奈良駅西口-加茂駅
    変更 急行[112]JR奈良駅西口-浄瑠璃寺
    変更 [115]JR奈良駅西口-高の原駅
    変更 深夜[118][118]JR奈良駅西口-青山住宅
    変更 [130]JR奈良駅西口-平城山駅東口
    変更 [153][156]JR奈良駅西口-州見台八丁目
  • 下記の系統をJR奈良駅西口経由で運行する。青山住宅行き及び近鉄奈良駅行きは大宮町一丁目には停車しない。
    変更 [27]二条大路南一丁目-JR奈良駅西口-青山住宅
    変更 [28]近鉄奈良駅-JR奈良駅西口-恋の窪町
  • 下記の系統をJR奈良駅西口経由で運行する。大森町、三条川崎町停留所には停車しない。大安寺行きは新たに大宮町一丁目に停車する。
    変更 [81]大安寺-JR奈良駅西口-青山住宅
    変更 [131]北神殿→JR奈良駅西口→航空自衛隊

停留所名の変更

  • 笠置線の「浄瑠璃寺南口」停留所を「中ノ川東」に改称する。
  • あやめ池線の「あやめ池南団地」停留所を「疋田町二丁目」に改称する。
  • 学園高山線の「大学院大学」停留所を「奈良先端科学技術大学院大学」に改称する。

運賃の改定

  • [33]高の原駅-梅美台三丁目-木津駅東口系統の新設に伴い、[11]州見台四丁目→州見台八丁目→木津駅東口系統の一部区間の運賃を引き下げる。
  • [23]王寺駅-南元町-明神四丁目系統の新設に伴い、王寺駅-天平台-明神四丁目及び王寺駅(北口・南口)-畠田-明神一丁目のうち一部区間の運賃を引き下げる。[23]系統が従来の[21]王寺駅-天平台-明神四丁目系統の経路を短絡しているため。

管轄営業所の変更

  • エヌシーバス郡山営業所へ委託していた学園緑ヶ丘線、あやめ池線の運行を、奈良交通北大和営業所に移管する。

奈良法隆寺線ほかの迂回運行終了

奈良交通は奈良法隆寺線、奈良富雄線、六条山線、済生会奈良病院線の三条川崎町-南添川の迂回運行を10月3日で終了し、10月4日から元の経路で運行する。

JR奈良駅付近連続立体交差事業の大森跨線橋撤去工事に伴い、2006年6月14日から都市計画道路三条本町線を経由していたが、大森跨線橋の撤去並びに街路の整備が完了したため、大森町交差点を経由する元の経路に戻る。

ただし、大森町の南行停留所は右折車線への車線変更が危険であるため通過扱いとし、南添川の西行停留所は道路拡幅により停留所設置に適した場所がなくなったことから廃止する。

迂回路として経由していた三条本町線は、地上の線路跡をくぐっていた地下部分を埋め戻し、平面道路として再整備される予定である。

大森町付近経路変更略図

「奈良マラソン2010」当日の模様

2010年12月5日、「奈良マラソン2010」が開催された。奈良県で公認フルマラソンが行われるのは初めてであり、広範囲・長時間に及ぶ交通規制の影響が懸念されたことから、奈良交通は広範囲にわたる路線を8時から15時まで運休するなど、前例のない措置をとった。

早朝の選手輸送から午前の交通規制解除まで、奈良マラソン当日のバス運行の状況を追った。

[関連記事] 「奈良マラソン2010」開催日の運行 (2010年12月4日)

選手輸送

奈良マラソンは各種目あわせて1万7千人(定員)が参加する。スタート地点の鴻ノ池陸上競技場に向けて早朝から臨時バスが運行された。車両は奈良・平城営業所の長尺車が充てられた。

午前7時を過ぎると、電車の到着にあわせてバスのりばに数多くの参加者が押し寄せ、バスのりばには長蛇の列ができた。

混雑のピークは7時30分頃。中にはバスに乗るのをあきらめて徒歩で競技場を目指す参加者もいた。しかしピストン輸送の結果、混雑は程なく収まり、8時頃には臨時バスの運行は終了した。

日の出前から臨時バスの運行が始まっていた

日の出前から臨時バスの運行が始まっていた。 (近鉄奈良駅13番のりば 6時40分頃)

午前7時を過ぎるとバスのりばに列ができはじめた

午前7時を過ぎるとバスのりばに列ができはじめた。 (近鉄奈良駅13番のりば 7時頃)

JR奈良駅のりばの様子。続々とバスが到着している

JR奈良駅7番のりばの様子。長蛇の列ができている。 (JR奈良駅7番のりば 7時20分頃)

JR奈良駅7番のりばを反対側から見た様子。長蛇の列ができている。

反対側から見た様子。列は7番のりばから北(写真奥)に延び、南(写真手前)へ折れて、再度北に延びている。 (JR奈良駅7番のりば 7時30分頃)

交通規制開始

8時頃から市内循環はJR奈良駅止めとなり、青山住宅線や奈良天理線なども順次運行が打ち切られた。8時19分に[70]春日大社本殿行きがJR奈良駅を出発し、近鉄奈良駅・奈良公園方面への運行は一旦打ち切られた。

これ以降、シャープ前・三条大路方面の路線はJR奈良駅で折り返しとなった。バスの行先表示は通常どおりであったが、「JR奈良駅止メ」と書かれた紙が貼られたバスもあった。

三条大路方面の路線は、通常はJR奈良駅10番のりばから発車するが、折り返しの都合上、規制時間中は12番のりばから発車した。

近鉄・JR奈良駅のバスのりばには正月輸送を上回る規模で係員が配置され、乗客の誘導・案内に当たった。

8時19分発の春日大社本殿行きをもって、近鉄奈良駅方面への運行が打ち切られた

8時19分発の春日大社本殿行きをもって、近鉄奈良駅方面への運行が打ち切られた。 (JR奈良駅1番のりば 8時20分頃)

JR奈良駅で折り返す奈良法隆寺線のバス

JR奈良駅で折り返す奈良法隆寺線のバス。通常ののりばである10番のりばはここより手前にあるため、規制時間中はのりばを変更した。 (JR奈良駅付近 8時45分頃)

競技の模様

9時スタートのフルマラソンの選手と9時30分スタートの10キロ・5キロの選手が並走して、登大路は人で埋め尽くされた。選手が通過する間は道路横断ができないので、近鉄奈良駅の地下通路は貴重な連絡通路となり、自転車を担いで階段を昇降する姿も見られた。

10キロ・5キロの選手が全員通過した後に、奈良交通の貸切車2台が鴻池方面から高天交差点を右折し、国道369号線の北側車線をゆっくり西進していった。目的は確認できていないが、棄権選手の輸送車とみられる。

東向交差点付近での競技の模様

東向交差点付近での競技の模様。国道369号線は南端の1車線を除いて、すべてマラソンコースに充てられた。 (東向交差点付近 9時45分頃)

定期観光バス

当日は「A2 奈良公園3名所」と「A3 奈良公園3名所と春日奥山めぐり」は運休したが、「C 法隆寺・西の京」は、近鉄奈良駅ののりばを変更して運行した。

通常は奈良ラインハウス前から発車するが、当日は会員バスのりば(近鉄奈良駅前交番横)から発車した。乗客は係員の誘導により、奈良ラインハウスから近鉄奈良駅の地下通路を通って会員バスのりばに移動した。

会員バスのりばから発車した定期観光バス

会員バスのりばから発車した定期観光バス。 (近鉄奈良駅付近 10時頃)

一部解除

10時40分頃、国道369号線県庁東交差点以西の規制が解除された。

この頃から順次、シャープ前方面の各路線と、三条大路方面の路線のうち奈良富雄線(48系統)が通常運転(近鉄奈良駅発着)となった。ただし、三条大路方面の他の路線は引き続きJR奈良駅で折り返し、12番のりばから発車するため、奈良富雄線も引き続き12番のりばから発車した。

近鉄奈良駅までの運行を再開した奈良白土線のバス

近鉄奈良駅までの運行を再開した奈良白土線のバス。 (JR奈良駅1番のりば 10時40分頃)

周辺の状況

8時頃から15時頃まで、佐保山線は高の原駅-佐保台三丁目で運行し、通常は早朝深夜にしか見られない[117]系統の行先表示が見られた。

加茂線は加茂駅-南加茂台五丁目の運行と発表されていたが、実際には加茂駅-京内橋で運行していた。


この日は1万5千人を超える参加者が大和路を快走し、沿道では多くの観衆が声援を送った。観光客が減少する冬の奈良を盛り上げた点でマラソン開催の意義は大きい。他方、奈良市旧市街地の広い範囲で長時間にわたって公共交通が途絶えたことによる市民生活・観光への影響は無視できない。

奈良マラソンは来年以降も継続して開催されることが決まっているが、次回以降はコース選定や交通規制等において、市民や観光客に影響の少ない方策がとられることを期待したい。