「JR・奈良交通連絡定期券」一部駅で発売取りやめ
JR西日本の駅窓口で発売されている「JR・奈良交通定期券」は、一部の駅で接続する定期券の発売を3月31日をもって取りやめる。
- 発売を取りやめる接続駅:三郷、法隆寺、大和小泉、加茂、祝園
- 発売を継続する接続駅:王寺、奈良
今後、連絡定期券の発売が取りやめとなる区間では、鉄道とバスのそれぞれの定期券を購入する必要がある。
JR西日本の駅窓口で発売されている「JR・奈良交通定期券」は、一部の駅で接続する定期券の発売を3月31日をもって取りやめる。
今後、連絡定期券の発売が取りやめとなる区間では、鉄道とバスのそれぞれの定期券を購入する必要がある。
奈良交通は、4月1日通用開始分から新たに「学生(通学)定期券」を発売する。
これまで学生向けの定期券として「通学定期券」を発売していたが、通用区間は通学で利用する区間に限られていた。「学生(通学)定期券」は、塾や習い事、アルバイトなどにも使えるよう、通学で利用する区間以外でも発売する。(今後は通学区間の定期券も「学生(通学)定期券」として発売する。)
発売額は、利用区間の片道運賃にもとづいてこれまでの通学定期券と同じ割引率で計算する。期間は1か月、3か月、6か月のほか、学期別でも発売する。購入には学生証(中学生以下は健康保険証など年齢がわかるもの)が必要。
通用開始日が2018年4月1日から30日までの「学生(通学)定期券」を購入すると、下記のプレゼントが進呈される。
奈良交通はこのほど通勤定期券の割引率及び利用方法の変更を近畿運輸局に申請した。認可されれば8月20日から通勤定期券の割引率を30%から25%に改定する。また、同日より大人用の通勤定期券を持参人有効とし、記名本人以外でも使用できるようにする。
奈良交通は、乗客の減少や交通渋滞の悪化などの厳しい事業環境のなか、車両の小型化や路線の改廃など合理化を進め、1997年以降乗合バスの運賃を据え置いてきた。しかし、燃料の高騰や近鉄けいはんな線開通による乗客の減少が影響し、2007年6月に「CI-CA」と「ひまわり回数券」の割引率を引き下げ、事実上の運賃改定に踏み切った。その後も燃料が高騰を続けるなど事業環境は厳しさを増しており、追加的に今回の改定を実施する。
実施予定日
2008年8月20日
大人通勤定期の運賃計算方法
期間 | 現行 | 改定 |
---|---|---|
1か月 | 基準運賃額×60×(1-0.3) | 基準運賃額×60×(1-0.25) |
3か月 | 1か月定期運賃×3×0.95 | 1か月定期運賃×3×0.95 |
6か月 | 1か月定期運賃×6×0.9 | 1か月定期運賃×6×0.9 |
小児通勤定期は大人の半額、障害者等割引通勤定期は大人の3割引(いずれも現行どおり)。
大人通勤定期の利用方法の変更
大人通勤定期に限り持参人有効とし、記名本人以外でも利用できる。
(鉄道連絡定期券の鉄道の区間は、現行どおり記名本人のみ有効)
奈良交通は3月27日に実施する近鉄けいはんな線沿線のバス路線再編成に伴い、運賃や定期券に関する取り扱いを下記のように定めた。
奈良交通は1月31日で「バスカード」の発売を終了する予定であったが、当分の間引き続き発売する。 また、紙の定期券も引き続き発行する。
いずれもICカード「CI-CA」の入荷が遅れていることによる措置である。