奈良交通は4月1日に一部路線でダイヤを変更する。
- 飛鳥線明日香周遊バス「赤かめ」の飛鳥資料館への乗り入れを取りやめる。あわせて、明日香奥山停留所の名称を「明日香奥山・飛鳥資料館西」に変更し、飛鳥資料館への最寄り停留所とする。
- 上記のほか、飛鳥線の各系統の運行時刻を変更する。
- 桜井飛鳥線の運行時刻を下記のとおり変更する。
桜井駅南口発[37]石舞台行きのうち14:00発を13:57発に変更する。
石舞台発[37]桜井駅南口行きのうち14:28発を14:25発に変更する。
- 真美ヶ丘線の運行時刻を下記のとおり変更する。
馬見丘陵公園発[33]五位堂駅行きのうち16:02発を16:07発に変更する。
馬見北一丁目発[34]五位堂駅行きのうち13:29発を13:24発に変更する(平日)。
- 柳生スクール線の下記系統を廃止する。
[文]邑地中村→柳生小学校
また、柳生小学校発[文]北野山行きの水曜日の運行時刻を変更する。
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通は3月30日から光台住宅線で連節バス「YELLOW LINER 華連」の運行を始めた。光台地区は宅地開発や企業の立地が進み通勤時の混雑が続いている。定員の多い連節バスを運行することで混雑の緩和を図る。
当初は2017年秋から運行する予定だったが、祝園駅前広場など走行環境の整備に時間がかかったことで半年遅れのスタートとなった。
連節バスで運行する系統は下記のとおり。平日の朝夕通勤時に運行する。
- 急行[46]光台四丁目→トチノキ通り→祝園駅(朝夕に運行)
- 急行[46]祝園駅→公園東通り→光台三丁目(朝に運行)
- 急行[47]祝園駅→トチノキ通り→ATR(夕方に運行)
(精華町役場・東、植田・南稲八妻、精華台一丁目、畑ノ前公園には停車しない。)
(急行[46]光台三丁目行きは上記のほか、トチノキ通り、けいなわ通りにも停車しない。)

祝園駅を発車した光台三丁目行き連節バス。光台三丁目行き急行系統は1便を除いて連節バスで運行する。

光台から回送で祝園駅に戻る連節バス。全長は18m。購入当初は黄色一色だったが、昨秋に黒色のアクセントがラッピングされた。

祝園駅で発車を待つ光台三丁目行き連節バス。中央と後ろの扉から乗車し、前扉から降車する。通勤のピークを過ぎたため乗客の姿は少ない。
関連記事:
連節バスの運行は来春に延期 (2017年10月16日)
(運行開始時期を当初の予定から延期していた。)
連節バスを導入 (2017年3月19日)
(2017年に連節バスを購入して準備を進めてきた。)
情報源:奈良交通ホームページ、配布チラシ
写真撮影:829(祝園駅・2018年3月30日撮影)
奈良交通は新しいバスロケーションシステムを整備し、3月26日から奈良市中心部・北部、京都府域の路線を対象にバス位置情報サービスの提供を始めた。奈良県と連携して整備を進め、9月には全路線に対象を広げる。
インターネット上で公開している「奈良バスなびweb」のほか、主要停留所に設置した情報表示装置でバス位置情報を提供する。
奈良交通は、1988年から市内循環線など奈良市中心部の一部路線でバスロケーションシステムを導入してきた。その後、奈良西大寺線や加茂線の一部区間、王寺シャープ線で導入したものの部分的なサービスにとどまり、サービス水準は他府県に比べて大きく後れをとっていた。新しいバスロケーションシステムでは対象を全路線に広げ、2019年度までに集中的に整備を進める。

バス位置情報表示画面では、地図上にバスの位置、系統番号、進行方向が表示される。停留所の表示装置では接近表示や乗降方法なども表示される。JR奈良駅では新たに西ノ京・法隆寺方面ののりば(6番のりば)に表示装置が設置された。

宮跡庭園停留所には以前からバスロケーションシステムの表示装置があったが、今回の整備で表示装置を取り換えた。
関連記事:
「奈良バスなびweb」を公開 (2018年3月13日)
(3月17日のダイヤ変更に先立ち公開されていた。)
情報源:奈良交通ホームページ、配布チラシ、「第10回奈良県地域交通改善協議会」資料(奈良県公式ホームページに掲載)
写真撮影:829(2018年3月30日撮影)
旅行会社のクラブツーリズムは、貸切バスツアーの最上級ブランド「ロイヤル・グランステージ」向けの車両として、「ロイヤルクルーザー四季の華『碧号』」2台を4月1日から関西地区で導入する(碧の読みはあおい)。
ロイヤルクルーザー四季の華は2007年に関東地区で導入し、2016年以降4台増車している。関西地区では初めての導入となる。
「碧号」は座席を18席(3席×6列)に抑え、全面革張りの座席や木材を多用した内装などで上質なゆとりのある空間を提供する。眺望を良くするため固定窓を採用したほか、座席の上の荷物棚は撤去した。
車種は日野セレガで、運行は同じ近鉄グループである奈良交通と奈良観光バスに1台ずつ委託する。
情報源:クラブツーリズム 企業・グループ情報サイト
奈良交通は2017年10月中旬から順次新車を購入している。確認できている配属状況は下記のとおり(形式は推定)。
- 観光車
- 日野セレガ 2RG-RU1ESDA(クラブツーリズム専用車)
奈良貸切営業所(奈良200か11-20)
- 高速車(夜行高速バスやまと号)
- 日野セレガ 2RG-RU1ESDA
奈良営業所(奈良200か10-95)
- 路線車
- いすゞエルガミオ 2KG-LR290J3
葛城営業所(奈良200か10-93)
奈良営業所(奈良200か11-08、11-09)
北大和営業所(奈良200か11-10、11-12)
- いすゞエルガ 2PG-LV290Q2
奈良営業所(奈良200か10-99~11-05)
- 日野ブルーリボンハイブリッド 2SG-HL2ASBP(市内循環向け)
奈良営業所(奈良200か11-06、11-07)
- 日野ポンチョ 2DG-HX9JLCE
葛城営業所(奈良200か11-16)
奈良営業所(エヌシーバス委託・奈良200か11-17~11-19)
平城営業所(奈良200か11-27~11-30)
奈良営業所のいすゞエルガは「平成29年度奈良県バス環境向上事業」の補助を受けて購入している(奈良200か11-05は除く)。日野ブルーリボンハイブリッドは行先表示にフルカラーLEDを搭載している。
奈良貸切営業所の日野セレガは、旅行会社クラブツーリズムが導入したツアー向けの豪華貸切バスである。
情報提供:通りすがり様、綾小路快速様、菟田野町行急行様、奈交でD様、だいこんさん様、青木貴章様、エクシブ様、バイケキス様、奈良橿原線様、903様、こまつばら様、
更新履歴:2018年1月19日掲載、2月3日追記、2月5日訂正、2月18日追記、3月13日追記、3月30日追記