「車両」に関する記事
奈良交通は奈良市内路線向けに中型ノンステップバスを3台導入し、3月22日より市内循環外回りで運行を開始した。 1999年の大型ノンステップバス導入に次ぐもので、奈良交通のノンステップバス保有台数は5台となる。
車種は日野HRで、乗降扉は前と中央にあり、前中扉間がノンステップとなっている。全長は10.5mあり、中型車ながら大型車並みの収容力を有する。
今回の新車導入は奈良市の「オムニバスタウン計画」の一環として行われたもので、車体各所に「オムニバスタウン・なら」の文字が掲げられている。
奈良交通は奈良営業所所属の車両1台に全面広告を施し、2月上旬より運行を始めた。
広告主は近鉄グループのケーブルテレビ会社である近鉄ケーブルネットワークで、白をベースにカラフルな文字を配したデザインである。 車両は「奈良22き・364」で、主に奈良白土線で運行される。
10月から12月にかけて、奈良交通とエヌシーバスは新車を購入した。現在確認できている車種別の配属状況は以下のとおり。
- 路線車 前中扉ワンステップバス
- 日野KL-HU2PREA(ブルーリボンシティ) 北大和営業所 5台
- 日野KL-HU2PLEA(ブルーリボンシティ) 奈良営業所 4台
- いすゞKL-LV280L1(エルガ) 西大和営業所 4台
- いすゞKK-LR233J1(エルガミオ中型車) 奈良営業所 4台
- 日野KK-RJ1JJHK(レインボー中型車) 奈良営業所 4台
- 大型観光車
- いすゞKL-LV774R2(ガーラ2000ハイデッカー) 大阪支社 1台
- 日野KL-RU1JHEA(セレガR 9m) エヌシーバス郡山営業所 1台
いずれの車種も平成11年排出ガス規制と中期安全ブレーキ規制の適合車種である。ブルーリボンシティとエルガは今夏に登場した新モデルで、従来車とは外観が異なる。
路線車には今回より車内放送に音声合成装置を導入した。同装置の導入は、奈良営業所のリフトバスとノンステップバスに次ぐものである。また、奈良、西大和営業所配属車には奈良交通では初めて次停留所案内付き運賃表も導入した。
今回の新車購入により1979年式日野RCを全て廃車したほか、1983年式の日野RT(スケルトンバス)も一部廃車した。
[参考] 車両データベース
更新履歴:2000年11月19日掲載、12月17日訂正、2001年1月7日追記、2月4日追加
奈良交通は車両の所属を示すカラーシールのうち、吉野営業所のシールをこのほど赤から金色に変更した。
シールは路線車の前後バンパーに貼付されている。
エヌシーバスは7月下旬に新車を導入した。
郡山営業所向けにいすゞエルガミオを1台を導入し、小泉矢田線などで運行している。葛城営業所向けには三菱ローザを3台導入し、高田下田線、当麻新庄線などで運行している。
登録番号は、エルガミオが奈良200か・・99で、ローザが奈良200あ・・53~55である。
[参考] 車両データベース