「車両」に関する記事
奈良交通は10月14日より、市内循環線内回りでノンステップバスの運行を開始した。
ノンステップバスは乗降口の段差を無くした構造の車両で、高齢者や障害者をはじめすべての人が容易に乗降できる利点をもつ。1997年3月に国内で本格的に導入されて以来、全国各地で導入の動きが広まっている。
今回導入されたのはいすゞKC-LV832N(2台)で、前中2扉仕様である。登録番号は「奈良200か・・44」、「45」である。
| ノンステップバス登場 (1999年10月17日)
全国的に導入が進んでいるノンステップバスがこのほど奈良交通にも登場した。運行開始に先立ってJR奈良駅前広場で お披露目式が行われ、華々しいデビューを飾った。
かつては低床化に積極的であった奈良交通であるが、ノンステップバス導入に関しては慎重であったと言える。 理由としてはコストの問題のほか、主に採用している日野自動車、いすゞ自動車がノンステップバス開発で出遅れたことも挙げられるだろう。ノンステップバス導入の動きが広まるなかで、従来採用しているメーカーにこだわらずノンステップバスを導入した事業者もあったが、保守整備のノウハウがないなどの事情から新規メーカー車の導入は容易ではない。しかし、奈良県と奈良市がノンステップバス導入の補助金を予算化したことや、日野、いすゞの両社が相次いでノンステップバスを発売したことが追い風となり、今回の導入に至った。
今回導入した車両は、いすゞKC-LV832N(2台)である。前中扉間の床は水平で、中扉より後方はスロープ状として通路部分の段差を解消している。機能面では、アイドリングストップアンドスタートシステムや乗降時に車高を調整できるニーリングシステムを装備している。また、構造上4速トルコンATが採用されているため、独特の走行音が聞こえる。
いすゞノンステップバスはオプションで後扉の装着も可能であるが、今回は標準仕様である前中2扉での導入となった。奈良交通は、昨年暮に3扉車を2扉ワンステップバスで代替しており、今回もそれに倣ったとみられる。
座席配置は基本的に前向きであるが、前輪タイヤハウスと中扉の間は左右とも横向きである。最前列の座席は前輪タイヤハウス部分にあり、2段のステップを介して着席する。また、先に導入したリフトバスに続いて音声合成放送装置を採用したほか、LED表示による次停留所案内を初めて採用した。
今回は市内循環内回りに2台のみの導入にとどまったが、今後は台数の増加と導入路線の拡充が期待される。 ノンステップバスの存在を多くの人々に知ってもらうことが、ノンステップバス普及への一歩となるのである。 |
更新履歴:1999年10月14日掲載、10月19日一部訂正
奈良交通の奈良市姉妹都市ペイントバスのうち3台が一般塗装に変更されたことは既報のとおりであるが、このほど、さらに1台が一般塗装に変更された。確認されたのは「奈良22き・244」で、同車には奈良市の姉妹都市である中国・西安市のイメージ画が描かれていた。
奈良交通の奈良市姉妹都市ペイントバスのうち1台が一般塗装に変更されたことは既報のとおりであるが、このほど、さらに2台が一般塗装に変更された。確認されたのは「奈良22き・245」と「・247」で、それぞれ姉妹都市である韓国・慶州市(245)と、フランス・ベルサイユ市(247)のイメージ画が描かれていた。
奈良市姉妹都市ペイントバスのうち、1994年10月に登場したシリーズは5台あったが、近年褪色が進んでいた。5台中既に3台が一般塗装に変更されたことから、残る2台も変更される可能性が高い。
更新履歴:1999年8月1日掲載、8月8日追記
数年前から廃車が心配されている奈良交通の1979年式日野RCであるが、新製から20年経った現在も天理営業所管内を中心に活躍している。
天理営業所にはRC321Pが9台所属しており、奈良天理線などで運行されている。他にも、奈良、天理、西大和、榛原、葛城の各営業所に、RC321PとRC301Pの両型式合わせて11台が残存しているとみられる。
同型式車は昭和54年排出ガス規制の施行に先立ち大量に購入された。エアサスペンションやハイバックシートに加え、新製当初よりサブエンジン式クーラーを装備するなど、サービス水準の高い車両であるため、20年にわたる活躍が可能となっている。
1978年式RCが98年までに廃車されたことから、1979年式RCの廃車も時間の問題となっている。
市内循環線で運行されているリフトバスが、このほど奈良市姉妹都市PR塗装に変更された。
2台あるリフトバスのうち「奈良22き・496」は、奈良市の姉妹都市であるスペイン・トレド市のイメージ画が車体側面と後面に描かれている。また「497」は、同じく姉妹都市であるフランス・ベルサイユ市のイメージ画が描かれている。
奈良市の姉妹都市ペイントバスはこれまでに2作出ており今回は3作目となるが、従来のものに比べて原色を基調にした派手な塗装になっている。リフトバスは朝から夜まで市内循環線で固定運用についているため、市内中心部での訴求効果は大きいと思われる。
また、初代のペイントバス5台のうち1台が一般塗装に変更されていることがわかった。確認されたのは「奈良22き・246」で、同じく姉妹都市であるオーストラリア・キャンベラ市のイメージ画が描かれていた。初代のペイントバスは1994年10月に登場したが、近年褪色が進んでいる。