奈良交通は、JRのダイヤ変更に合わせて、3月18日から一部の路線の運行時刻を変更する。主な内容は以下のとおり。
- 王寺駅-五位堂駅の系統は、全便上牧町役場経由で運行(ラスパ西大和経由は廃止)
- 郡山小泉線(矢田寺前も含む)は、全便西大和営業所の大型バスで運行
平城営業所
加茂線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [106]加茂駅→京内橋(23時以降のみ変更)
- [107]加茂駅-南加茂台五丁目(朝と夕方のみ変更)
- [209]JR奈良駅西口-加茂駅(15時台~17時台のみ変更)
高の原梅美台線・木津城山台線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [12]州見台八丁目→木津駅東口(平日・州見台八丁目発7:09→7:05)
- [34]高の原駅-木津城山台十二丁目-木津駅東口
- [13][14]木津城山台循環
祝園木津川台線
下記系統の運行時刻を変更する。
- [68]祝園駅→けいはんな記念公園
- [68]けいはんな記念公園南→祝園駅
西大和営業所
王寺五位堂線
王寺駅-五位堂駅の系統のうち、ラスパ西大和経由の[17]系統を廃止し、上牧町役場経由の[13]系統に置き換える。
廃止する系統
郡山小泉線
エヌシーバス郡山営業所(委託)の小型バスによる運行を取りやめ、全便西大和営業所の大型バスで運行する。
下記系統の朝と夕方以降の運行本数・運行時刻を変更する。
- [71]大和小泉駅東口-アピタ-近鉄郡山駅
- [72]大和小泉駅東口-近鉄郡山駅(平日朝の近鉄郡山駅行きを1便減便)
- [73]大和小泉駅東口-矢田山町(平日夜間2往復減便)
[20]近鉄郡山駅-矢田寺前系統は、矢田寺前→矢田東山の区間時分を変更するほか、平日朝の近鉄郡山駅行きの運行時刻を変更する(矢田寺前発6:46→6:36)。
白鳳台住宅線
下記系統の平日朝の運行時刻を変更する。
エヌシーバス郡山営業所
かしの木台住宅線
下記系統の朝と夕方以降の運行時刻を変更する。
- [70]法隆寺駅→住江織物(平日・法隆寺駅発18:35→18:34)
- [76]法隆寺駅-かしの木台一丁目(平日6時台、20時台以降)
小泉法隆寺線
法隆寺駅ののりばを、2番のりばから1番のりばに変更する。
情報源:奈良交通ホームページ
近鉄の駅窓口で発売されている「近鉄・奈良交通連絡定期券」は、5月15日をもって発売を終了する。今後は、鉄道とバスのそれぞれの定期券を購入する必要がある。
近鉄と奈良交通の連絡定期券は、1999年から発売されてきた。近鉄はICカードの利用を促進するなどの目的で、磁気定期券のみ取り扱う連絡定期券の発売を一部取りやめる。
関連記事:
奈良交通・近鉄連絡定期発売(1999年10月6日)
(近鉄との連絡定期券は1999年10月に発売が始まった)
鉄道連絡定期の通用範囲拡大(2000年4月2日)
(2000年に接続駅を追加した)
情報源:奈良交通ホームページ、近畿日本鉄道サイト
例年梅の見ごろに運行される月ヶ瀬梅林への臨時バスは、2021年、2022年に続いて2023年も運行されていない。
定期バス(JR奈良駅西口-近鉄奈良駅-石打)は通常どおり運行され、梅の開花時期には一部の便が2台または3台で運行されている。
3月12日は、県内で複数のマラソン大会が開催される。奈良交通は、飛鳥線、大宇陀線、古市場線の一部で運休、迂回運行を実施する。
飛鳥ハーフマラソン2023
飛鳥ハーフマラソンは2022年から新たに開催された大会で、3000人の選手が参加する。
3月12日は、[16][23]橿原神宮前駅東口-飛鳥駅系統の下記の便は運休する。
- 橿原神宮前駅東口発 8:36*、9:21、9:51、10:21
- 飛鳥駅発 8:55、9:25、9:55、10:25
下記の便は迂回運行し、明日香奥山・飛鳥資料館西、天武・持統陵、高松塚には停車しない。
- 橿原神宮前駅東口発 10:51*、11:21
- 飛鳥駅発 10:55
下記の便は迂回運行し、天武・持統陵、高松塚には停車しない。
- 橿原神宮前駅東口発 11:51、12:21
- 飛鳥駅発 11:25、11:55*、12:25、12:55
(無印:[16]系統、*印:[23]系統(明日香小山経由))
第16回宇陀シティマラソン
宇陀シティマラソンは、3km、2km、1kmの種目で開催される。
3月12日は、9:00~11:30の間、宇陀市役所付近の道路が通行止めになる。
大宇陀線の下記の便は迂回運行し、下井足口、榛原大橋には停車しない。中西停留所(大宇陀行きのりば)は移設する。
- [2]大宇陀行き 榛原駅発 9:11、10:11、11:09
古市場線の下記の便は迂回運行し、下井足口(菟田野行きのみ)、榛原大橋、下井足には停車しない。木綿橋停留所は移設する。
- [10]菟田野行き 榛原駅発 9:18、10:11、11:09
- [10]榛原駅行き 菟田野発 9:42、10:36
情報源:奈良交通ホームページ、飛鳥ハーフマラソン2023サイト、宇陀市広報「広報うだ(2022年12月号、2023年2月号)」
奈良交通は、金額式ICカード定期券「CI-CA plus」の販売を2023年3月1日から開始した。
CI-CA plusでは、券面に表示された運賃の範囲内であれば、全路線(一部を除く)で利用できる。通用期間は月ごとの自動継続で、販売方法はWEB販売(インターネットでの販売)とする。
CI-CA plusの販売方法や通用区間などは下記のとおり。
販売方法
CI-CA plusは、インターネットの「CI-CA plus販売サイト」で発売する。奈良交通の案内所窓口では取り扱わない。
券種は、通勤定期券(大人・大人障害者等割引)と、学生定期券(大人・小児・大人障害者等割引)がある。
ICカード定期券は、自宅など指定の場所への郵送(送料600円(税込))で受け取るほか、奈良交通の案内所窓口で受け取ることもできる。
支払はクレジットカードを基本とするが、別途手続きをすることにより銀行振込による支払もできる。
通用期間・支払金額
CI-CA plusは月ごとに自動継続するため、購入時に通用期間は指定しない。
月々の支払金額は、従来の6か月定期券の運賃を5等分した金額となり、6か月目の支払はない。7か月目以降は、この周期が繰り返される。利用開始の月の支払金額は日割り計算する。
【例】220円区間の大人通勤定期券の支払金額
支払月 | 支払金額 |
---|
1か月目 | 10,690円 (月の途中から利用の場合は日割り計算) |
2か月目~5か月目 | 10,690円 |
6か月目 | 0円 |
7か月目~11か月目 | 10,690円 |
12か月目 | 0円 |
: | : 以降繰り返し |
学生定期券では、1年を超えて継続して利用すると「学生長期利用割引」として、2年目以降の支払金額が15%引きとなる。中学校から高校へ、高校から大学等へ進学する場合も継続できる。ただし、小学校から中学校に進学する場合は、小児運賃から大人運賃に変わるため継続できない。
通用区間
CI-CA plusは金額式定期券であり、通用区間の指定はない。券面に表示された運賃の範囲内であれば、全路線(一部を除く)で利用できる。
【例】A町-B駅(大人運賃220円)と、C駅-D町(同240円)を定期券で利用する場合
- 従来の定期券:A町-B駅と、C駅-D町の定期券が必要
- CI-CA plus:240円区間の定期券でどちらの区間も利用できる。上記以外の路線も240円区間までは追加料金なしで利用できる。
CI-CA plusを利用できない路線は下記のとおり。
空港リムジンバス、高速バス、定期観光バス、京都学研線、生駒山麓公園ふれあいセンター線、なら歴史芸術文化村直行バス、ぐるっとバス、市町村のコミュニティバス(R169ゆうゆうバス、奥宇陀わくわくバス、広域通院ラインを含む。ただし木津川市の「きのつバス」と「かもバス当尾線」は利用可能)
乗り越し
乗り越しをする場合は、従来の定期券では乗り越した区間の運賃で精算するが、CI-CA plusでは不足する差額の精算でよい。
【例】C駅-D町(大人運賃240円)の定期券で、C駅-E駅(同300円)を利用する場合(D町-E駅の大人運賃は210円)
- 従来の定期券:C駅-D町の定期券と、D町-E駅の運賃210円で精算
- CI-CA plus:240円区間の定期券と、C駅-E駅の運賃300円と定期券の運賃区間240円の差額60円で精算
その他特典
CI-CA plusを提示すると、生駒山上遊園地のほか、奈良交通関係の飲食店、道の駅などで特典が受けられる。
情報源:奈良交通ホームページ