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奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

高速バス奈良名古屋線平日の運行再開・運賃改定・県内乗降開始 9月30日から

奈良交通と名鉄バスは、9月30日から高速バス奈良名古屋線を毎日運行する。現在は土日祝日を中心とした特定日に運行しているが、平日の運行を再開する。

あわせて同日より運賃を改定するほか、奈良県内の区間(山添-奈良・天理)で利用できるようにする。

運賃の改定

【現行】

  • 片道 大人2,700円、小児1,350円
  • 往復(4日間有効) 大人4,300円、小児2,150円

【改正】9月30日から

  • 片道 大人3,000円、小児1,500円
  • 往復(4日間有効) 大人5,100円、小児2,550円

県内利用の開始

9月30日から、「大和高原山添」停留所と奈良・天理の各停留所の間で利用できるようにする。

  • 利用区間:大和高原山添-天理駅、天理(櫟本)、近鉄奈良駅、JR奈良駅
    (大和高原山添-大和高原都祁の利用はできない)
  • 運賃:大人2,550円、小児1,280円

上記区間を利用するときの予約は電話でのみ受け付ける(インターネット予約はできない)。

祝園登美ヶ丘線NTTけいはんな付近で経路変更

奈良交通は9月1日から、祝園登美ヶ丘線の経路を一部変更する。

NTT京阪奈ビル内の工事により、NTTけいはんな停留所を経由する[58]系統の経路を変更する。

現行の[58]系統は、光台二丁目→NTTけいはんな→光台二丁目→光台五丁目の順に停車している。

9月1日以降は、光台二丁目の停車を1回のみとし、光台二丁目→NTTけいはんな→光台五丁目の順に停車する。

乗合バスの運賃改定を申請 2024年2月実施予定

奈良交通とエヌシーバスは8月25日、乗合バス運賃の上限変更認可を国土交通省に申請した。認可されれば、2024年2月1日から実施する。

初乗り運賃は190円から220円に、奈良・平城均一区間は220円から250円に改定する。その他の区間も距離に応じて30円~800円引き上げる。

一方、通学定期券の割引率を拡大するほか(41.5%→43.5%)、ICカード乗車券「CI-CA」のプレミア率は据え置く(普通5%、ひまわり15%)。

奈良交通は厳しい事業環境のなか、バスの利便性向上や路線網維持に努めてきた。しかし、沿線人口の減少や少子高齢化、新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化などで乗客が減少している。

加えて運転者の不足が顕在化しており、待遇の改善による定着促進が急務となっている。近年は車両の代替を抑えていたことから、今後はバリアフリー対応、環境対応車両への計画的な代替も必要となる。

燃料など物価の高騰もあり、費用の増加を経営努力だけで吸収することは困難であるとして、運賃改定を申請した。消費税率引き上げに伴うものを除くと、2009年12月以来約14年ぶりの改定となる。

台風7号による影響(2023年)

台風7号は8月15日の朝から夜にかけて近畿地方を縦断した。

奈良交通は、高速バス、空港リムジンバス、定期観光バスのほか、一部の一般路線・コミュニティバスについて、事前に運休を決めた。このほか、各地の案内所と八木旅行センターの休業も事前に決めた。

8月15日は朝から午後まで大部分の路線で運行を見合わせるなど、大きな影響があった。

8月14日以降の台風の影響による運行状況は下記のとおり。

    高速バス・空港リムジンバス・定期観光バス

    • 夜行高速バス「ドリームスリーパー」:14日・15日出発便は運休
    • 夜行高速バス「やまと号」五條新宿線:14日出発便は運休
    • 夜行高速バス「やまと号」TDR横浜線:14日出発便(奈良発・千葉発)・15日出発便(奈良発)は運休
    • 高速バス奈良名古屋線:15日は全便運休
    • 空港リムジンバス大阪空港線:15日は全便運休
    • 定期観光バス:15日は全コース運休

    一般路線バス

    • 八木新宮線:15日は、五條バスセンター-新宮駅の間運休(大和八木駅-五條バスセンターは運行)
    • 五條城戸線:15日は運休
    • 大台ヶ原線:15日は運休(道路陥没により16日~22日も運休
    • 真美ヶ丘線:15日は、馬見北三丁目-馬見丘陵公園の間運休([33]五位堂駅-馬見丘陵公園系統は、[35]五位堂駅-馬見北三丁目系統で運行)
    • ぐるっとバス:15日は全ルート運休

    上記以外の路線も、15日は大部分の路線で15時頃まで運行を見合わせた(西大和・葛城営業所の路線は一部を除き運行)。山間部の一部路線は、その後も運休折り返し迂回運行を実施した。

    コミュニティバス・その他

    「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」は、14日は運休した。

    下記のコミュニティバスは、15日は終日運休した。

    • R169ゆうゆうバス、広域通院ライン、生駒市(光陽台線)、五條市、平群町

    下記のコミュニティバスは、15日は15時頃まで運行を見合わせた

    • 大和郡山市、安堵町、斑鳩町、精華町
    • (15時以降も一部路線・区間で運休)奥宇陀わくわくバス、桜井市、天理市、木津川市

    案内所・旅行センター

    8月15日は終日にわたって、すべての案内所、八木旅行センターを休業した。

    お盆期間中の運行(2023年)

    奈良交通とエヌシーバスは、お盆期間中に下記のとおり運行を変更する。

    土曜ダイヤで運行(8/14・15)

    下記の系統を除き8月14日15日は土曜ダイヤで運行する

    • 平日ダイヤで運行
      • [広域通院ライン]十津川温泉-福神駅
      • [50]大和八木駅-医大病院玄関口
      • [R169ゆうゆうバス]下桑原-福神駅
    • 系統を変更して運行(憩の家病院)
      • [55]天理駅-憩の家病院-シャープ総合開発センター、
        [82]JR奈良駅-憩の家病院-天理駅、
        [182]天理駅-憩の家病院-奈良東病院-JR奈良駅の各系統のうち、
        始発停留所を18時までに発車する便は、憩の家外来棟を経由する[65]、[92]、[192]系統で運行する。
        (シャープ総合開発センター発18:23の便も対象)
    • 系統を変更して運行(三輪明神)
      • [63]天理駅-三輪明神大神神社二の鳥居前-桜井駅北口系統は、三輪明神大神神社二の鳥居前を経由しない[62]系統で運行する。
    • 運休
      • [15]榛原駅-東吉野村役場

    けいはんな学研都市-京都駅直通バスの運休

    学研けいはんなプラザ・光台七丁目-京都駅八条口で運行している直通バスは、8月11日から16日まで運休する。

    やまと号の運行区間変更【取りやめ】

    台風7号の接近により「吉野川祭り納涼花火大会」が中止になったため、下記の運行区間変更は取りやめる。(2023年8月15日未明追記)

    五條市で開催される「吉野川祭り納涼花火大会」の影響で周辺道路の混雑が予想されるため、8月15日の夜行高速バス「やまと号」五條新宿線の新宿行きは近鉄御所駅始発で運行する。

    奈良公園内の経路変更 (8/15)

    8月15日は奈良公園付近で交通規制が実施されることから、市内循環線、山村線などで運行経路を変更する。

    • 規制時間(運行経路を変更する時間):19時50分頃から20時30分頃まで(変更の場合あり)
    • 上記規制中に「県庁東交差点」を通過する高畑町方面行きと、「高畑町交差点」を通過するJR奈良駅方面行きを、奈良ホテル経由で運行する(奈良ホテル停留所には停車しない)。

    当日は「大文字送り火」、「中元万燈籠」、「万燈供養会」が催される予定になっていたが、台風7号の接近により、これらの行事はすべて中止もしくは関係者のみで実施となる。(2023年8月15日未明追記)