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「運賃改定」に関する記事

運賃改定は12月24日実施

奈良交通は12月24日、乗合バスの運賃改定を実施する。9月24日に国土交通省に申請したもので、11月26日付で認可された。

年末であることや、改定の前日(23日)が祝日であることから、改定前の駆け込み購入に対応するため下記の措置をとる。

  • 12月11日から23日までの間、通勤・通学定期券の発売開始日を通用開始日の14日前から21日前に繰り上げる(鉄道連絡定期券は除く)。
  • 12月23日は日曜祝日に休業する案内所も臨時営業する。

運賃改定を申請

奈良交通は9月24日、乗合バスの運賃改定を国土交通省に申請した。認可され次第、一定の周知期間を設けたうえで実施する。

奈良・平城均一区間運賃を180円から200円に引き上げるほか、その他の路線では490円以下の区間運賃を10円~20円引き上げる。また、高齢者を対象に発売している「ゴールド倶楽部定期券」の発売額も引き上げる。なお、定期観光バス、リムジンバス、高速バス、深夜急行バス「はんな号」の運賃は据え置く。

奈良交通は厳しい事業環境のなか、1997年以降乗合バスの運賃を据え置いてきた。しかし、燃料の高騰や近鉄けいはんな線開通による乗客の減少が影響し、2007年6月に「CI-CA」と「ひまわり回数券」の割引率を引き下げ、2008年8月には通勤定期の割引率を引き下げた。その後、燃料の高騰は沈静化したものの、新型インフルエンザの発生で観光シーズンの乗客が減少し、車両の老朽化が顕著になるなど事業環境は依然厳しい状態で推移しており、運賃改定に踏み切った。

実施予定日

未定(認可され次第、一定の周知期間を設けたうえで実施)

乗合バス運賃の申請額

区間 現行 申請 引き上げ幅
奈良・平城均一 180円 200円 20円引き上げ
その他の区間 170円~290円 180円~300円 各区間10円引き上げ
300円~480円 320円~500円 各区間20円引き上げ
490円 500円 10円引き上げ
500円~ 500円~ (据え置き)

「ゴールド倶楽部定期券」の発売額

期間 現行 申請
3か月 6,500円 6,800円
6か月 11,000円 11,500円

4月1日ダイヤ変更

奈良交通は4月1日に一部の路線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。

  • 市内循環線深夜バスの運行時刻を3~7分繰り上げる。
  • リハビリセンター線のうち橿原神宮駅発の1便を、八木御所線の[31]系統(近鉄御所駅-橿原神宮駅)と統合し、近鉄御所駅→リハビリセンターの運行とする。
    変更 [71]リハビリセンター→八木駅→橿原神宮駅(片道系統に変更)
    新設 [72]近鉄御所駅→橿原神宮駅→八木駅→リハビリセンター
  • ハーモニーシティ木津線ほかの州見台八丁目停留所を南に200m移転し路線を延長する。現行の転回場を廃止するための措置。現在の州見台八丁目停留所は「州見台八丁目北」に改称する。
  • 奈良文化短大線の「奈良文化女子短期大学」停留所を「奈良文化高校」に改称する。
  • 当麻新庄線の「西葛城消防署」停留所を「葛城消防署」に改称する。
  • 八木新宮線、十津川線の「辻堂局前」停留所を「辻堂南」に改称する。
  • 八木新宮線、十津川線の下記区間を新道に載せ替え、廃止区間の停留所を廃止する。また、関係する一部区間の運賃を引き下げる。
    載替区間 廃止停留所
    長殿発電所前-旭橋 にごり谷、田長瀬
    二津野-七色 七色隧道口
    大津荷-宮井大橋 敷屋、敷屋大橋

その他一部路線で運行時刻を変更する。

関西空港リムジンバス運賃改定

関西空港交通と奈良交通は2月1日に関西空港発着のリムジンバス3路線の運賃を改定する。また、11枚つづりの回数券を廃止し、全ての区間に往復乗車券を新設する。

これらの路線は運行開始以来運賃を据え置いてきたが、航空機の離着陸回数の減少に伴う利用客の減少や、燃料費の高騰などにより採算が悪化しており、路線を維持するためにやむを得ず運賃改定に踏み切る。関西空港交通は同日、奈良方面以外の各路線の運賃も改定する。

下記の地域・地点と
関西空港との間の運賃
片道 往復
改定運賃 現行運賃 改定運賃 現行運賃
奈良・天理・学園前
第二阪奈生駒
2,000 1,800 3,800
京田辺市役所 2,200 2,000 4,100 3,800
学研都市京田辺 2,300 2,100 4,100 3,800
桜井・八木・高田 1,900 1,700 3,600

往復乗車券は14日間有効。(単位:円)

通勤定期の割引率を改定

奈良交通はこのほど通勤定期券の割引率及び利用方法の変更を近畿運輸局に申請した。認可されれば8月20日から通勤定期券の割引率を30%から25%に改定する。また、同日より大人用の通勤定期券を持参人有効とし、記名本人以外でも使用できるようにする。

奈良交通は、乗客の減少や交通渋滞の悪化などの厳しい事業環境のなか、車両の小型化や路線の改廃など合理化を進め、1997年以降乗合バスの運賃を据え置いてきた。しかし、燃料の高騰や近鉄けいはんな線開通による乗客の減少が影響し、2007年6月に「CI-CA」と「ひまわり回数券」の割引率を引き下げ、事実上の運賃改定に踏み切った。その後も燃料が高騰を続けるなど事業環境は厳しさを増しており、追加的に今回の改定を実施する。

実施予定日
2008年8月20日

大人通勤定期の運賃計算方法

期間 現行 改定
1か月 基準運賃額×60×(1-0.3) 基準運賃額×60×(1-0.25)
3か月 1か月定期運賃×3×0.95 1か月定期運賃×3×0.95
6か月 1か月定期運賃×6×0.9 1か月定期運賃×6×0.9

小児通勤定期は大人の半額、障害者等割引通勤定期は大人の3割引(いずれも現行どおり)。

大人通勤定期の利用方法の変更
大人通勤定期に限り持参人有効とし、記名本人以外でも利用できる。
(鉄道連絡定期券の鉄道の区間は、現行どおり記名本人のみ有効)