「夜行高速バス」に関する記事
奈良交通とエヌシーバスは10月16日、一部路線でダイヤ改正を行う。主な内容は下記のとおり。
運行区間の変更
- 奈良天理線の[50][82]JR奈良駅-天理駅系統のうち、朝と夜の便の一部を[53]JR奈良駅-窪之庄に変更する。
- エヌシーバス高田市内線「きぼう号」に下記の2系統を新設する。(地図参照)
[88]天満診療所-今里-近鉄高田駅-築山-高田市立病院-高田温泉さくら荘
[90]JR高田駅-高田藤の森-近鉄高田駅-高田市立病院-出屋敷南口-高田温泉さくら荘
なお、既存の[39]系統は減便する。
- 国際興業大宮営業所廃止に伴い、夜行高速バス「やまと号」埼玉線の大宮駅東口-国際興業大宮営業所の間を廃止し運行区間を短縮する。
停留所の新設・名称変更
- 押熊歌姫線の「平城中山」と「南押熊」の間に、「平城中山北口」停留所を新設する。
- 東山線、山添水間線の「東山診療所前」を「大君」に名称変更する。
その他奈良白土線、旭ヶ丘線などで運行時刻を変更する。
奈良交通は夜行高速バス「やまと号」千葉線、横浜線、大阪埼玉線を全席禁煙とする。
7月3日出発便より千葉線で、翌4日出発便より横浜線と大阪埼玉線で全席禁煙とする。新宿線は3月24日より、また五條新宿線は4月14日より全席禁煙となっていることから、「やまと号」はすべての便が禁煙となる。
更新履歴:2000年6月18日掲載、2016年1月1日関連記事を追記
奈良交通は4月14日出発便より、夜行高速バス「やまと号」五條新宿線に2階建車を導入した。
2階建車の導入は新宿線に次ぐもので、共同運行のケイビーバスも同日より2階建車での運行を開始した。
奈良交通は夜行高速バス「やまと号」新宿線に2階建車を導入する。
3月24日出発便より共同運行のケイビーバスとともに2階建車での運行を開始する。多客期などで2台以上で運行する場合は1台目を2階建車で運行する。また、4月14日出発便より五條新宿線でも2階建車での運行を開始する。
車種は三菱エアロキングで、定員は従来車より8人増加の36人となる。
なお、2階建車の導入を機に新宿線と五條新宿線は全席禁煙となる。
「やまと号」に2階建車登場 (2000年3月26日)
夜行高速バス「やまと号」新宿線は3月24日出発便より2階建車での運行が始まった。運行に先立って、各所で車両の展示会が催され注目を集めた。共同運行のケイビーバスも同時に2階建車での運行を開始したことから、新宿線は基本的に2階建車での運行となる。
従来使用していた日野ブルーリボン(P-RU638BB)は1988年の新宿線開業当初から使用していたもので、新製後約12年が経過している。 既に走行距離が200万キロに達していることから、用途変更や廃車となった車両もある。新宿線は週末などに2台運行となるなど需要が見込めるため、車両の代替にあたって定員の多い2階建車を導入した。
車台形式は三菱KC-MU612TA改、エアロキングと呼ばれるシリーズである。以前は日野も含めて国内3社が手掛けていた国産2階建バスであるが、現在は三菱のみの生産となっていることから、奈良交通としては異例の三菱車の導入となった。
室内は2階は客席、1階は客席と洗面台、便所等が配置されている。定員は36名(1階6名、2階30名)と、従来車に比べて8名増加した。 従来、一部分を除き2列+1列だった座席配列は、2階は3列独立シート、1階は2列+1列となり居住性が向上した。
4月14日出発便からは五條新宿線でも2階建車での運行が始まる。「やまと号」の新しい顔となる2階建車の活躍に期待したい。
奈良交通 三菱KC-MU612TA改(2000年式) 奈良そごう前広場 |
写真撮影:829 (2000年3月撮影)
更新履歴:2000年3月5日掲載、3月26日解説を追加
奈良交通は3月30日の運行をもって「やまと号」福岡線の運行を休止する。
福岡線は1989年12月20日に西日本鉄道と共同で運行が始まった。6路線ある「やまと号」の中で運行開始が最も新しく、また奈良より西に向かう唯一の路線であった。
開業から10年が経過した現在は、高速バスブームが去り全国的に夜行高速バスは縮小傾向にある。共同運行の西日本鉄道は昨年に「やまと号」からの撤退を表明しており、奈良交通もこれに同調したものとみられる。