飛鳥線でサイクルバス社会実験
奈良県と奈良交通は、飛鳥線で自転車を車内に持ち込んで乗車できる「サイクルバス」の社会実験を行う。
期間は9月30日から11月26日までの土曜・日曜・祝日(10月14日、15日は除く)で、日中(9時台~16時台)の橿原神宮駅東口-岡寺前-飛鳥駅の系統が対象となる。
車内に持ち込める自転車は2台までで、運賃以外の特別料金は不要。
奈良県と奈良交通は、飛鳥線で自転車を車内に持ち込んで乗車できる「サイクルバス」の社会実験を行う。
期間は9月30日から11月26日までの土曜・日曜・祝日(10月14日、15日は除く)で、日中(9時台~16時台)の橿原神宮駅東口-岡寺前-飛鳥駅の系統が対象となる。
車内に持ち込める自転車は2台までで、運賃以外の特別料金は不要。
奈良交通は5月27日・28日の両日、宇陀市の道の駅「宇陀路大宇陀」で「奈良のバス100周年記念フェスタ」を開催した。奈良県のバス事業ゆかりの地で開催されたイベントは、好天に恵まれ多くの来場者でにぎわった。27日午前には関係者や来賓を招いた式典が開催された。
奈良交通は、5月27日・28日の両日、宇陀市大宇陀で「奈良のバス100周年記念フェスタ」を開催する。
奈良県のバス事業は、1917年5月25日に松山(現在の大宇陀)と桜井の間で運行を開始した松山自動車商会の路線が最初である。今年は奈良県のバス事業が100周年を迎えることから、ゆかりの地大宇陀で記念行事を開催する。
奈良県と奈良交通は3月30日、県内のバス路線の維持やバス利用の促進を目的として連携協定を締結した。県とバス事業者が連携するのは全国で初めての事例となる。
都市部では交通渋滞により走行環境が悪化し、郊外や山間部では過疎化により乗客が減少するなど、県内の路線バスを取り巻く環境は厳しさを増している。県内の路線バスの大半を運行する奈良交通は、厳しい経営環境をうけて不採算路線の休廃止や減便を断続的に行ってきたほか、車両の更新を遅らせてきた。その結果、路線バスの利便性が低下してさらに乗客のバス離れを招くという悪循環に陥っていた。
連携協定では、県内のバス交通の利便性の向上、過疎地域のバス路線の維持、県内観光地への誘客、市街地・観光地の渋滞対策を掲げている。県は観光地の交通環境整備や市街地の渋滞対策を行うほか、助成によりバスのサービス向上を支援する。奈良交通は県内のバス路線を維持するほか、低床車両の購入やバス運行情報の提供などで路線バスのサービス向上を図る。