奈良交通は10月1日に、ダイヤ変更を実施する。
奈良・平城・北大和・西大和営業所管内の路線では、土曜日・日祝日ダイヤで大幅な減便を実施する。
今回減便する路線の多くは2020年3月・6月に大幅な減便を実施したが、利用状況に応じてさらなる減便に踏み込む。終日にわたって時間あたりの運行本数が1~2本少なくなる路線があるほか、日中の運行本数が半分になる路線もある。
今回の減便について奈良交通は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が直接の原因ではないものの、運行本数に利用が伴っていなかったという長年の課題に対応したとしている。
主な変更内容は下記のとおり。
- 県北西部・学研都市の48路線を対象に土日祝日で約16%の減便を実施
- 加茂線の奈良-加茂の運行を毎時1本程度に減便(平日・土日祝日とも)
- 上記減便の見合いとして奈良-梅美台の系統を新設(平日・土日祝日とも)
- R169ゆうゆうバスは土日祝日も各停留所に停車する。
この記事では、北大和・西大和・葛城営業所担当路線の変更内容を掲載します。
他の営業所の担当路線の変更内容については、下記の記事を参照してください。
北大和営業所
生駒イトーピア線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 夕方・夜間の鹿ノ台北二丁目行きは急行[113]系統を取りやめ、各停[112]系統で運行する。
- 日中は20分毎で運行する(現行15分毎)。
- 往復とも朝は毎時4本(現行5~6本)、夕方・夜間は毎時2~4本(現行2~6本)の運行とする。
西登美ヶ丘真弓線・学園高山線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-学研北生駒駅の間は日中20分毎で運行する(現行15分毎)。
- 往復とも夕方・夜間は毎時2~4本の運行とする(現行4~6本)。
- 朝の学研北生駒駅行き・高山サイエンスタウン行きは、西登美ヶ丘五丁目を経由しない[126][136]系統と経由する急行[127]系統を、西登美ヶ丘五丁目経由の[128][138]系統に変更し、一部は取りやめる。
- 朝の急行[135]高山サイエンスタウン行きは変更しない。
中登美ヶ丘団地線
土日祝日の朝・夕方以降で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-中登美ヶ丘四丁目の間は日中から夜間までおおむね毎時4本運行する(中登美ヶ丘四丁目発は一部の時間帯で毎時5本運行)。
- 土曜日の快速[3]中登美ヶ丘四丁目行きの運行時刻を変更する。
学園前朝日町循環線
土日祝日の朝・夕方以降で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中以降毎時2~3本の運行とする。
- 学園前駅発[31]青葉公園行きの最終時刻を以下のとおり変更する(土曜日は最終時刻が早まる)。
- 土曜日23:44、日祝日23:22 → 土日祝日23:22
学園緑ヶ丘線
土曜日の朝・夕方以降で減便し、運行時刻を日祝日と共通にする(早朝・深夜を除く)。終日にわたって往復ともおおむね毎時2本の運行とする。
赤膚山線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中は20分毎で運行する(現行15分毎)。
- 往復とも朝は毎時5~6本(現行6~8本)、夜間は毎時3~4本(現行4~6本)の運行とする。
大和町線
土曜日の朝と土日祝日の夕方以降で減便し、運行時刻を変更する。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にする(早朝・深夜を除く)。
- 日祝日の学園大和町五丁目発の始発時刻を早める。
西千代ヶ丘線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中(おおむね10時台~15時台)は学園中三丁目経由の[22]系統のみ30分毎に運行し、学園大和町経由の[26]系統は運行しない。
学園前若草台線
土日祝日の学園前駅発[28]奈良県総合医療センター行き(若草台経由)の運行時刻を一部変更する(21:07→21:10)。
西の京高校線
土日祝日の学園前駅発[34]西の京高校行きの運行時刻を一部変更する(17:38、20:48→17:36、20:46)。
富雄団地循環線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中は三松ヶ丘経由を含めて毎時2本の運行とし(現行毎時3本)、その他の時間帯も毎時2~3本の運行とする。
- [58]富雄団地・三松ヶ丘循環は減便せず、運行時刻を一部変更する。
- 富雄駅発[61]ショッピングセンター行きの最終時刻を変更する(土曜日は最終時刻が早まる)。
- 土曜日23:47、日祝日23:26 → 土日祝日23:26
富雄南住宅線
土日祝日の朝・夕方で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 始発を除く朝の運行時刻を、土曜日と日祝日で共通にする。
- 土曜日朝の[44]富雄駅-奈良帝塚山ヒルズ、[47]富雄駅-帝塚山西二丁目系統は、[45]富雄駅-帝塚山西二丁目系統(奈良帝塚山ヒルズ経由)で運行する。
- [43]帝塚山南循環は減便せず、運行時刻のみ変更する。
富雄若草台線
土日祝日の朝・夕方で減便し、運行時刻を変更する。日中以降は往復ともおおむね毎時1本の運行とする。
帝塚山住宅線
土曜日の朝で減便するほか、土日祝日の朝夕の運行時刻を一部変更する。
東生駒団地線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 土日祝日の[76]東生駒駅-さつき台住宅系統を大幅に減便し、往復合わせて朝は3本、夜間は9本み運行する。
- 東生駒駅-さつき台住宅の間は日中約30分毎で運行する(現行10~20分毎)。
- 上記区間は、往復とも朝は毎時3本(現行4~6本)、夕方・夜間は毎時3~4本(現行3~7本)の運行とする。
生駒ニュータウン線・ひかりが丘住宅線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中の[64]生駒駅南口-あすか野センター系統を取りやめ、生駒駅南口-あすか野センターの間は日中30分毎で運行する(現行20分毎)。
- 日中の[173]白庭台駅-ひかりが丘系統を取りやめ、白庭台駅-ひかりが丘の間は日中往復とも毎時1本の運行とする(現行毎時2本)。
- 生駒駅南口発[64]あすか野センター行きの最終時刻を変更する(土曜日は最終時刻が早まる)。
- 生駒駅南口発 土曜日23:36、日祝日23:19 → 土日祝日23:19
- 東生駒駅発 土曜日23:41、日祝日23:24 → 土日祝日23:24
- 朝と夜間で運行区間を一部変更する。
生駒台循環線・北田原線・上町生駒線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。土曜日と日祝日の運行時刻を共通にする。
- 土日祝日夕方の生駒駅北口発[80]新生駒台北口行きを取りやめ、[78]生駒台循環内回りで運行する。
- 北田原発[82]生駒駅北口行きの始発時刻を変更する(日祝日は始発時刻が早まる)。
- 土曜日6:06、日祝日6:21 → 土日祝日6:06(6:21発は取りやめ)
パークヒルズ田原線
土日祝日の朝~夕方で減便するほか、運行時刻を変更する。土曜日と日祝日の運行時刻を共通にする。
- 日中の[79]生駒駅南口-田原台一丁目系統を減便する。
- 日中は往復とも、北谷公園経由の[79]系統、田原台八丁目経由の[86]系統、田原台八丁目・田原台九丁目西経由の[96]系統をそれぞれ毎時1本運行する。
旭ヶ丘線
土日祝日の日中と夜間で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 日中(おおむね10時台~16時台)は30分毎で運行する(現行20分毎)。
- 夜間は毎時2本の運行とする。
西大和営業所
王寺ニュータウン線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- 王寺ニュータウン循環は、午前の[25]内回りと、午後の[26]外回りを取りやめる。
- 夕方・夜間の[23]王寺駅-南元町-明神四丁目系統を取りやめる(明神四丁目17:31発は運行)。
王寺シャープ線
土日祝日の日中と夕方で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 王寺駅-法隆寺前の間は、日中30分毎で運行する(現行約20分毎)。
平日・土日祝日とも、[63][92]王寺駅行きの、横田町西口→笠町の発車時刻を1分早める。
西真美線
土日祝日の日中以降で減便するほか、運行時刻を変更する。
- 土曜日の五位堂駅発[31]西真美行きの最終時刻を遅くする。
真美ヶ丘線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- [34]五位堂駅-馬見北一丁目、[37]五位堂駅-馬見南二丁目系統は往復とも日中毎時1本の運行とする(現行毎時2本)。
- 日祝日の五位堂駅発[37]馬見南二丁目行きの最終時刻を遅くする。
王寺五位堂線
土日祝日の五位堂駅発[17]王寺駅行き(ラスパ西大和経由)の運行時刻を一部変更する(17:18→17:19)。
郡山小泉線
土日祝日の終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。一部の便は使用車両(大型・小型)を変更する。
- 日中以降はおおむね35~45分毎で運行する(現行約30分毎)。
- [20]近鉄郡山駅-矢田寺前系統は減便せず、運行時刻のみ変更する。
平日は、朝の一部の便の使用車両(大型・小型)を変更する。
三郷線
平日の三郷駅発[28]王寺駅行きの運行時刻を一部変更する(6:52→6:50)。
信貴山線
明治橋停留所のみ[42][43]王寺駅行きの発車時刻を1分早める。
葛城営業所
飛鳥線
土日祝日の橿原神宮前駅東口発[23]飛鳥駅行き(明日香小山経由)の運行時刻を一部変更する(8:51→8:36)。
R169ゆうゆうバス
土日祝日の便が新たに上市-樫尾の各停留所に停車する。従来この区間は通過していた。
西河-下桑原の運行時刻は、下桑原行きは4分遅くなり、大淀バスセンター行きは3分早くなる。