「運賃」に関する記事
奈良交通は12月9日、乗合バスの運賃改定を国土交通省に申請した。2014年4月1日からの消費税率引き上げによる増税分を運賃に転嫁する。
奈良・平城均一区間運賃を200円から210円に引き上げるほか、その他の路線では490円以下の区間運賃を10円引き上げる。一方、運賃改定による増収が増税分を超えないようにするため、普通CI-CAと通勤・通学定期券の割引率を拡大する。
なお、紙式回数券とひまわりCI-CAの割引率、フリー乗車券とゴールド倶楽部定期券の発売額は据え置く。定期観光バス、リムジンバス、高速バス、コミュニティバスの運賃については未定である。
申請どおり認可されれば、運賃改定は2009年12月以来約4年ぶりとなる。
実施予定日
2014年4月1日
乗合バス運賃の申請額 (大人)
区間 |
現行 |
申請 |
引き上げ幅 |
奈良・平城均一 |
200円 |
210円 |
10円引き上げ |
その他の区間 |
180円~490円 |
190円~500円 |
各区間10円引き上げ |
500円~ |
500円~ |
(据え置き) |
普通CI-CAの割引率改定
普通CI-CAの割引率を9.1%から12.3%に拡大する。
券種 |
現行 |
申請 |
1,000円 |
1,100円 |
1,140円 |
2,000円 |
2,200円 |
2,280円 |
3,000円 |
3,300円 |
3,420円 |
5,000円 |
5,500円 |
5,700円 |
通勤・通学定期券の割引率改定
通勤定期券の割引率を25.0%から26.5%に、通学定期券の割引率を40.0%から41.5%に拡大する。
(当初「定期観光バス、リムジンバス、高速バス、コミュニティバスの運賃は据え置く」と記載しておりましたが、「定期観光バス、リムジンバス、高速バス、コミュニティバスの運賃については未定である」に訂正いたしました。訂正してお詫びいたします。(2014年2月19日))
情報源:奈良交通グループホームページ
更新履歴:2013年12月14日掲載、2014年2月19日訂正
奈良交通は、夜行高速バス「やまと号」奈良新宿線と五條新宿線で、10月1日から12月20日までの特定の日を対象に「夜行高速バスお得なキャンペーン」を実施する。
「やまと号」奈良新宿線と五條新宿線のすべての区間の大人片道運賃を5,980円とするもので、10月1日から12月20日までの月曜日から木曜日に出発する便が対象となる(10月8日及び11月22日は除く)。
このキャンペーンは2012年6月から7月にかけての閑散期にも実施されたが、この時は横浜・東京ディズニーリゾート線も値下げの対象となっていた。
情報源:奈良交通グループホームページ
奈良交通は6月25日から7月19日までの特定の日を対象に「夜行高速バスお得なキャンペーン」を実施する。
夜行高速バス「やまと号」のすべての区間の大人片道運賃を5,980円とするもので、6月25日から7月19日までの月曜日から木曜日に出発する便が対象となる(7月16日は除く)。
過去には期間を限定して運賃を引き下げるキャンペーンを行っていたが、「やまと号」が現在の3路線になった2008年10月以降で運賃引き下げキャンペーンを行うのは初めてである。
関連記事:
「やまと号」開業20周年記念キャンペーン実施 (2008年7月27日)
(期間を限定して奈良新宿線と五條新宿線の片道運賃の割引を行った)
やまと号「いいなキャンペーン」実施 (2005年1月24日)
(期間・路線を限定して往復運賃を11,700円としていた)
情報源:奈良交通グループホームページ
桜井市は4月1日にコミュニティバスの路線変更と運賃改定を実施した。
- 新たに多武峯線を運行する。1日付で休止した奈良交通多武峯線の運行を引き継いだ。
新設 桜井駅南口-談山神社
- 済生会中和病院への便を図るため、朝倉台線を仁王堂まで延長した。また、金屋への乗り入れを取りやめた。路線を延長したことにより、運行回数を7回から6回に減回したほか、運行時刻を変更した。
- 朝倉台線・桜井初瀬線の運賃を200円(大人)の均一制から、180円から300円(大人)までの多区間制とした。
- 多武峯線の運賃は奈良交通と同じく180円から480円(大人)までの多区間制とするが、市が発行する市民乗車証を提示して現金で支払う場合は300円(大人)が上限となる。
このほか、スクールバス以外の公共交通がない上之郷地区と市街を結ぶ乗合タクシーの運行を始めた。
情報源:桜井市地域公共交通活性化再生協議会サイト、桜井市広報わかざくら(2010年4月号)、奈良交通グループホームページ
情報提供:元多武峯線ユーザー様
木津川市はコミュニティバス「きのつバス」の運賃を改定し、現行1乗車100円(大人、小児半額)を、200円とする。3月19日に実施する。
木津川市では「木津川市地域公共交通総合連携協議会」を設けて持続可能な公共交通のあり方について検討してきた。2005年と2008年の比較で運賃収入は伸びているものの、運行経費も増加しており、市の財政負担が増加している。今後もサービス水準を維持するため、運賃改定に踏み切る。
運賃改定に際し、3月12日から9月30日までの期間限定で、3,300円分使用できるプリペイドカードを2,500円で販売する。奈良交通のICカード「CI-CA」の旧券を再利用するもので、1回購入ごとに使い切る方式とする。
情報源:木津川市サイト、木津川市広報「広報きづがわ」ほか