「路線」に関する記事
新型コロナウィルス感染拡大の影響は、奈良交通の路線バスの運行にも及んだ。
奈良県が緊急事態宣言の対象に加えられたことで、観光地の路線を中心に運休や減便が相次いだが、解除に伴い順次運行を再開した。
ただし、ぐるっとバスの運休と大台ヶ原線の減便は継続している。(7月4日現在)
(この記事は、運休から運行再開までの経過がわかるように順次追記を行ってきましたが、7月4日で更新を停止します。以後の経過は、新しい記事として掲載します。)
生駒山麓公園ふれあいセンター
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、生駒山麓公園は4月11日より一部施設を休館している。
これに伴い、奈良交通は4月11日から生駒山麓公園ふれあいセンター線を運休している。
公園施設の部分再開に伴い、5月20日から運行を再開した。
ぐるっとバス
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたため、ぐるっとバス(大宮通りルート、奈良公園ルート、若草山麓ルート)は4月18日から緊急事態宣言が解除されるまで全便運休する。
(当初は運休期間を5月6日までとして、7日以降も運休を継続する可能性があるとしていた。)
5月14日に奈良県における緊急事態宣言は解除されたが、引き続き当面の間運休する。7月4日現在、運行再開のめどは立っていない。
浄瑠璃寺への急行系統
急行[112]JR奈良駅西口-浄瑠璃寺系統は、4月24日から当面の間運休する。
6月2日から運行を再開した。
馬見丘陵公園
[33]五位堂駅-馬見丘陵公園系統は、4月25日から当面の間、馬見北三丁目-馬見丘陵公園の間を運休する。([35]五位堂駅-馬見北三丁目系統で運行する。)
5月19日から馬見丘陵公園までの運行を再開した。
三輪明神
桜井駅北口-三輪明神大神神社二の鳥居、桜井駅北口-三輪恵比須神社の各系統は、4月25日から当面の間運休する。
6月6日から運行を再開した。
飛鳥・キトラ
[16][23]橿原神宮前駅東口-飛鳥駅系統は、4月25日から当面の間、高松塚停留所を休止する。また、4月29日から当面の間、季節運行便を運休する。
[44]飛鳥駅-キトラ系統は、4月25日から当面の間運休する。
高松塚停留所の使用とキトラ系統の運行は5月19日から再開した。
大台ヶ原
[230]大和上市駅-大台ヶ原系統は、4月25日から当面の間運休する。
5月16日から運行を再開したが、土日祝日も平日ダイヤで運行(運行本数は2往復から1往復に減少)する。
当初は4月25日から当面の間土日祝日も平日ダイヤで運行する予定をしていたが、直前になって25日から5月6日までの運休が決まった。さらに、緊急事態宣言が延長されたため、5月7日以降も当面の間運休することになった。
葛城山
[80][88]近鉄御所駅-葛城ロープウェイ前系統は、4月29日から5月17日まで季節運行便を運休する。通年運行の便は通常通り運行する。
イオンモール大和郡山
[11]近鉄郡山駅-イオンモール大和郡山、[21]JR郡山駅-イオンモール大和郡山の各系統は、5月11日から当面の間、運行本数を減らして運行する。
どちらの系統も午前中はおおむね毎時3本、午後は毎時2本運行する(夜間は増減あり)。
5月23日から元の運行ダイヤに戻して運行する。
車内最前列座席の使用停止
乗客と乗務員の接触を避けるため、4月21日頃から車内最前列の座席(運転席側、乗降扉側)の使用を停止している。
6月から運転席後方の座席は、順次使用を再開している。ただし、前扉後方の座席は引き続き使用できない。
情報源:奈良交通ホームページ、生駒山麓公園公式サイト、奈良公園・平城宮跡アクセスナビ、三輪明神大神神社ホームページ
情報提供:(生駒山麓ふれあいセンター線)八木耳成循環線様、エクシブ様、(座席の使用停止)八木耳成循環線様、mauchi6300様、押熊線様
更新履歴:2020年4月14日掲載、4月18日追記(ぐるっとバス運休)、4月22日追記(浄瑠璃寺、馬見丘陵公園、三輪明神系統の運休)・記事を分割して再掲、4月23日追記(キトラ、高松塚、葛城ロープウェイ)、4月24日追記(馬見丘陵公園休止日変更)、4月28日追記(ぐるっとバス運休期間、飛鳥線、大台ヶ原)、5月7日追記(大台ヶ原、葛城ロープウェイ)、5月8日追記(イオンモール大和郡山)、5月16日追記(運行再開)、5月19日追記(イオンモール大和郡山ほか)、5月20日追記(生駒山麓公園)、6月2日追記(浄瑠璃寺)、7月4日追記(三輪明神、ぐるっとバス)
R169ゆうゆうバスは、6月24日の下桑原行きから通常の経路での運行を再開した。
下北山村上池原で発生した国道169号線の土砂崩れの影響で、4月1日から21日まで一部区間を運休し、4月22日から下北山スポーツ公園内の村道を経由して迂回運行していた。
土砂崩れがあった区間は応急の復旧工事が終わり、6月24日午前11時から片側交互通行ができるようになった。全面復旧のめどは立っていない。
更新履歴:2020年6月24日掲載、6月26日追記(土砂崩れの発生箇所)
奈良交通は6月1日に、奈良・平城・北大和・西大和営業所管内の路線でダイヤ変更を実施する。
近年は通勤利用の動向が変化しているうえ、通学利用も減少している。3月14日に多くの路線で減便を行ったところであるが、これまで高頻度の運行を維持してきた路線についても大幅な減便に踏み切る。
今回減便の対象となるのは、鉄道駅と住宅地を結ぶ運行頻度の高い路線で、路線ごとの日中の運行本数は多いところでも毎時4本までとなる。
生駒・学園前地区の「深夜バス」は全線廃止する。現在の「深夜バス」の大部分は1990年10月15日に運行を開始したが、30年の節目を前に役割を終える。
中南和地域の路線と自治体から受託しているコミュニティバスについては今回の減便の対象としていない。また、原則として運行本数が毎時2本未満になる減便も行わない。
この記事では、北大和営業所担当路線の変更内容を掲載します。
他の営業所の担当路線の変更内容については、下記の記事を参照してください。
北大和営業所
生駒イトーピア線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 日中は15分毎に運行する(変更前は12分毎)。
- 平日朝の鹿ノ台北二丁目から学園前駅行きは約6~8分毎で運行する(変更前は約5分毎)。
- 夜間の急行[113]鹿ノ台北二丁目行きは17時台から19時台まで運行し、20時台、21時台は各停に変更する。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にする。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統
中登美ヶ丘団地線
平日・土日祝日とも朝と夕方以降を中心に減便し、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-中登美ヶ丘四丁目の間、日中15分毎で運行する時間帯を拡大する(9時~11時台。休日の学園前駅行きを除く)。
- 平日朝の中登美ヶ丘四丁目から学園前駅行きは約5~7分毎で運行する(変更前は約5分毎)。
- 快速[3]学園前駅→奈良学園登美ヶ丘→中登美ヶ丘四丁目系統の平日の運行を減便する(8本→5本)。土曜日の運行本数は変更しない。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統- 深夜バス[130]学園前駅→中登美ヶ丘四丁目→学研北生駒駅
西登美ヶ丘真弓線・学園高山線
平日は終日にわたり、土日祝日は日中以降減便し、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-学研北生駒駅の間は日中15分毎で運行する(変更前は12分毎)。
- 平日朝の学研北生駒駅から学園前駅行きは約5~6分毎で(変更前は約5分毎)、西登美ヶ丘五丁目から学園前駅行きは約8分毎で運行する(変更前は約6分毎)。
- 急行[135][136][138]学園前駅-高山サイエンスタウン系統は運行時刻のみ変更する。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統- 深夜バス[128]学園前駅→西登美ヶ丘五丁目→学研北生駒駅
学園前朝日町線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 昼間時(11時~15時台)は20分毎に運行する(変更前は15分毎)。
- 平日朝の朝日町二丁目東から学園前駅行きは約7~8分毎で運行する(変更前は約5~7分毎)。
- 平日の青葉公園行きの最終発車時刻(学園前駅発23:58)は変更しない。
赤膚山線
平日は終日にわたり、土日祝日は日中を中心に減便し、運行時刻を変更する。
- 日中は15分毎に運行する(変更前は12分毎)。
- 朝の赤膚山から学園前駅行きは、平日は約6分毎で運行し(変更前は約4分毎)、土日祝日は約8分毎で運行する(変更前は土曜日5分毎、日祝日10分毎)。
- 早朝の1便を除いて土曜日と日祝日の運行時刻を共通にする。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統
西千代ヶ丘線
平日・土日祝日とも朝と夕方以降の運行を減便し、運行時刻を変更する。ただし日祝日の朝は増便する。
- 平日朝の西千代ヶ丘二丁目から学園前駅行きは、学園大和町経由と学園中三丁目経由を合わせて5・10分毎で運行する(変更前は5分毎)。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統- 深夜バス[26]学園前駅→学園大和町→西千代ヶ丘二丁目
大和町線
大幅な減便はないが、夕方以降の一部の時間帯で減便し、運行時刻を変更する。
日祝日は一部増便となる時間帯がある。
- 学園大和町五丁目発学園前駅行きの平日朝7時台の運行を減便する(7本→5本)。
富雄団地循環線
朝と日中の運行を減便する。夕方以降の運行本数・運行時刻は変更しない。
- 平日朝の富雄団地北町から富雄駅行きは約10分毎で運行する(変更前は約7~8分毎)。
- 日中は毎時1本の[58]富雄団地・三松ヶ丘循環を含めて約20分毎で運行する(変更前は約15分毎)。
生駒ニュータウン線・ひかりが丘住宅線
平日の朝と夕方以降、土日祝日の夕方以降で、主に[64]生駒駅南口-あすか野センター系統の運行を減便する。ただし日祝日の早朝は増便する。
そのほか、一部の便の運行時刻を変更する。
- 平日のひかりが丘発6:13[171]東生駒駅行きは、白庭台駅止まりの[173]系統に変更する。
- 平日朝のあすか野センターから生駒駅南口行きは約10分毎で運行する(変更前は7~8分毎)。
- 生駒駅南口からあすか野センターまでの間は、夕方以降1時間あたり1~3便減便する(平日、土日祝日とも)。
- [165]生駒駅南口-白庭台駅系統は平日の運行を取りやめ、土日祝日のみ運行する。
- 平日のあすか野センター行きの最終発車時刻(生駒駅南口発23:55)は変更しない。
帝塚山住宅線・帝塚山大学線
平日・土日祝日とも終日にわたって大幅に減便し、夕方以降の運行をほぼ半減する。
- [74]東生駒駅-帝塚山大学-帝塚山住宅系統の一部を、[文]東生駒駅-帝塚山大学系統に変更する。
- 平日朝の帝塚山住宅から東生駒駅行きは約11分毎で運行する(変更前は約7分毎)。
- 東生駒駅-帝塚山住宅の間は日中30分毎で運行する(変更前は20分毎)。
- 土曜日の日中は、帝塚山大学経由の系統を毎時2往復運行する(変更前は毎時1往復)。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統- 深夜バス[67]東生駒駅→さつき台住宅→帝塚山住宅
東生駒団地線
大幅な減便はないが、朝と夕方以降の一部の時間帯で減便し、運行時刻を変更する。
- [76]東生駒駅-さつき台住宅系統を減便する。平日の朝は運行を取りやめ、土日祝日の朝は一部減便する。
- 平日の朝に、小瀬保健福祉ゾーン発[62]東生駒駅行きを2本増便する。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統
生駒台循環線・上町生駒線・北田原線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便するほか、運行時刻を変更する。
- [77][78]生駒台循環(外回り・内回り)は終日にわたって減便する。
日中は外回り・内回りそれぞれ30分毎に運行する(変更前は20分毎)。両系統あわせて生駒駅北口を15分毎に発車する。 - 平日朝の新生駒台北口から生駒駅北口行きは、北条経由約5~8分毎、生駒台経由約10分毎で運行する(変更前は北条経由5分毎、生駒台経由7分毎)。
- 土日祝日夕方の[78]生駒台循環(内回り)の一部を、外回り[77]系統に変更する(生駒駅北口発17:51、18:51)。
- 生駒駅北口発[189]学研北生駒駅行き(北条経由)の一部を[77]生駒台循環(外回り)に変更する(平日18:50、日祝日22:34)。
- 土曜日と日祝日の夜間の運行時刻を共通にする。
- 生駒台止まりの系統は廃止する(深夜バスも含む)。
廃止する系統- [84]生駒駅北口→北条→生駒台
- 深夜バス[84]生駒駅北口→北条→生駒台
パークヒルズ田原線
平日の朝と夕方以降の運行を減便し、運行時刻を変更する。土日祝日は一部の便を減便するほか、系統と運行時刻を変更する。
- 平日夕方以降の田原台方面行きは、北谷公園経由の[79]系統を、田原台八丁目経由の[85][86][96]系統に変更するなど、系統(経由地・行先)を組み替える。
- 深夜バスは廃止する。
廃止する系統
深夜バス[86]生駒駅南口→田原台八丁目→田原台一丁目
旭ヶ丘線
平日18時~19時台の運行を半減するなど、夕方以降の運行を減便する。
土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、中菜畑二丁目行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
(生駒駅南口発 土曜日22:51 日祝日22:07 → 土日祝日22:51)
更新履歴:2020年5月24日掲載、5月29日記事を分割、5月30日追記(学園前駅、富雄駅発着路線)、5月31日追記(東生駒駅、生駒駅発着路線)
奈良交通は、4月1日からリムジンバス各線の運行を当面の間減便する。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、航空各社が減便していることによるもの。
4月15日からは、八木関空線・大阪空港線を全便運休するほか、奈良関空線・学研関空線も通常の半分以下の本数で運行する。
4月18日から奈良県コンベンションセンターが臨時休館することから、奈良関空線の乗り入れを一時取りやめる。
5月10日からは運行本数をさらに減便する。
(この記事は、減便・運休の経過がわかるように順次追記を行ってきましたが、5月30日で更新を停止します。以後の経過は、新しい記事として掲載します。)
奈良関空線
奈良関空線は5月10日から以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。
- JR奈良駅発
9:00、13:00、21:00 - 関西空港発
10:30(第1ターミナル発)、18:27(第2ターミナル発)
奈良発の予約は当面受け付けない。
(4/15~5/9の運行便)
4月15日からは以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。車いす対応車両は運行しない。
- JR奈良駅発
8:00(※奈良県コンベンションセンター発7:45)、10:00、13:00、15:00、18:00、20:00、21:00 - 関西空港第2ターミナル発
7:40(第1ターミナル発)、10:17、12:17、15:17、17:17、18:27、20:27(※)
(※4月18日から当面の間、奈良県コンベンションセンターへの運行は取りやめる)
5月10日以降の新規予約は停止している。
(4/1~4/14の運休便)
- 奈良発の運休便(JR奈良駅発の時刻)
9:00(奈良県コンベンションセンター発8:35)、11:00、14:00、17:00(奈良県コンベンションセンター発16:45)、19:00 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
11:14、13:17、16:17、19:27、21:24
(太字は車いす対応車両運行便)
学研関空線
学研関空線は5月10日から以下の便のみ運行する。6月7日から、さらに1往復減便する。
運行はすべて関西空港交通が担当する。
- 学研けいはんなプラザ発
6:45、7:45、10:30、17:30(※)、19:30 - 関西空港第2ターミナル発
7:55(第1ターミナル発)、14:42(※)、16:42、19:07、20:07
(※6月7日から運休)
学研都市発の予約は当面受け付けない。
(4/15~5/9の運行便)
4月15日からは以下の便のみ運行する。運行はすべて関西空港交通が担当する。
- 学研けいはんなプラザ発
7:45、9:30、10:30、14:30、15:30、17:30 - 関西空港第2ターミナル発
6:55(第1ターミナル発)、7:55(第1ターミナル発)、11:42、12:42、14:42、17:42、20:07
5月10日以降の新規予約は停止している。
(4/1~4/14の運休便)
- 学研都市発の運休便(学研けいはんなプラザ発の時刻)
13:30、18:30、19:30 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
15:42、16:42、21:07、22:07
八木関空線
八木関空線は4月15日から全便運休する。
(4/1~4/14の運休便)
- 八木発の運休便(大和八木駅発の時刻)
13:10、14:10、19:10 - 関西空港発の運休便(第2ターミナル発の時刻)
17:02、21:17
大阪空港線
大阪空港線は4月15日から全便運休する。
4月初めの時点では、4月1日から運休している夜の1便に加えて、4月15日から朝の1便(JR奈良駅発6:35)を運休する予定となっていたが、後日全便運休に切り替えた。
(4/1~4/14の運休便)
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2020年3月24日掲載、4月3日追記(大阪空港線の運休便追加)、4月9日追記(4月15日からの運休を追記、記事タイトル変更)、4月18日追記(奈良県コンベンションセンター乗り入れ停止)、4月24日追記(5月10日からの減便)、5月30日追記(学研関空線追加減便)
奈良交通は6月1日に、奈良・平城・北大和・西大和営業所管内の路線でダイヤ変更を実施する。
近年は通勤利用の動向が変化しているうえ、通学利用も減少している。3月14日に多くの路線で減便を行ったところであるが、これまで高頻度の運行を維持してきた路線についても大幅な減便に踏み切る。
今回減便の対象となるのは、鉄道駅と住宅地を結ぶ運行頻度の高い路線で、路線ごとの日中の運行本数は多いところでも毎時4本までとなる。
生駒・学園前地区の「深夜バス」は全線廃止する。現在の「深夜バス」の大部分は1990年10月15日に運行を開始したが、30年の節目を前に役割を終える。
中南和地域の路線と自治体から受託しているコミュニティバスについては今回の減便の対象としていない。また、原則として運行本数が毎時2本未満になる減便も行わない。
この記事では、奈良・平城・西大和営業所担当路線の変更内容を掲載します。
北大和営業所の担当路線の変更内容については、下記の記事を参照してください。
奈良営業所
市内循環線・中循環線
平日・土日祝日とも大幅に減便し、運行時刻を変更する。市内循環(内回り)は日中以降の運行を半減する。
- [1]市内循環(内回り)は、日中16分毎で運行する(変更前は8分毎)。
日中以降の運行台数を4台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する(土日祝日朝は、3台から2台に減少)。 - [2]市内循環(外回り)は、日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。
平日の日中以降・土日祝日の運行台数を3台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する。
平日の最終発車時刻(JR奈良駅発23:58)は変更しない。
土曜日と日祝日の最終発車時刻を共通にする。
(JR奈良駅発 土曜日23:38、日祝日23:15 → 土日祝日23:33) - 平日朝に運行する[6]中循環(外回り)の運行台数を2台から1台に減らし、約21~27分間隔で4本運行する。(近鉄奈良駅発6:52~8:03)
日中の市内循環の運行間隔が15分以上になるのは、昭和60年代以降では初めてである。
奈良白土線・奈良イオンモール線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。また、一部の便の系統(起点・終点)を変更する。
- 近鉄奈良駅-神殿の間は日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。[79]近鉄奈良駅-シャープ前系統を大幅に減便する。
- 平日の白土町行きの最終発車時刻(県庁前発23:59)は変更しない。
- [85]近鉄奈良駅-杏南町、[86]近鉄奈良駅-イオンモール大和郡山系統は、朝と夕方以降の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。
奈良天理線
大幅な減便はないが、[51]JR奈良駅-下山、[53]JR奈良駅-窪之庄系統(窪之庄行きのみ)のみ減便する。
また、平日夕方の一部の便の系統(行先)と運行時刻を変更する。
山村線
大幅な減便はないが、朝と夕方以降で減便するほか、一部の便の系統(起点・終点)と運行時刻を変更する。
- 平日朝の[57]JR奈良駅-藤原台、[56][62]JR奈良駅-山村町系統の一部を、[55]JR奈良駅-奈良佐保短期大学系統に変更する。
- 公立高校開校日のみ運行するJR奈良駅発7:59[55]奈良佐保短期大学行きは、平日全日の運行とする。
阪奈道路線
[160]学園前駅-高畑町系統のうち平日朝7時台の高畑町行きは、JR奈良駅西口→高畑町の運行時刻を2分繰り下げる(1本のみ)。
平城営業所
青山住宅線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- JR奈良駅西口-青山住宅の間は日中20分毎で運行する(変更前は15分毎)。
- 平日朝に運行している奈保町経由の系統を廃止する。
廃止する系統- 急行[116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
- [116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
- 平日朝の青山住宅から近鉄奈良駅方面は約8分毎で運行する(変更前は約6分毎)。
- [27]二条大路南一丁目-青山住宅系統(平日のみ運行)は朝の2往復のみ運行し、日中の運行は取りやめる。
- 平日の青山住宅行きの最終発車時刻(JR奈良駅西口発23:56)は変更しない。
学園前高の原線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 学園前駅-東登美ヶ丘一丁目の間は日中30分毎で運行する(変更前は20分毎)。[1]学園前駅-東登美ヶ丘一丁目系統を大幅に減便する。
- 平日の東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
(学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44)
学園前北線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- 日中は30分毎に運行する(変更前は20分毎)。
- 平日の東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
- 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
(学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44)
相楽ニュータウン線・学園前相楽線
一部の便の運行時刻を変更するほか、相楽ニュータウン線の日中の運行を減便する。
- [21]高の原駅-兜台五丁目系統は、平日・土日祝日とも日中30分毎で運行する(変更前は15分毎)。
朝と夕方以降の運行本数・運行時刻の変更はない。 - [77]学研奈良登美ヶ丘駅-高の原駅系統は、平日・土日祝日とも朝と日中の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。
- 両系統を合わせて、高の原駅から精華桜が丘三丁目の間は日中15分毎で運行する(高の原駅→精華桜が丘三丁目方面のみ)。
西大和営業所
西大和団地線・王寺五位堂線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
- [3]王寺駅-上牧出合系統を大幅に減便する。
王寺駅-上牧町文化センターの間は日中毎時3本運行する(変更前は毎時4本)。18時~21時台は平日毎時3~4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。 - [5]王寺駅-広瀬台二丁目-桜ヶ丘一丁目系統を減便し、日中約30分毎で運行する(変更前は20分毎)。
- 土日祝日は[2]王寺駅-片岡台三丁目-桜ヶ丘一丁目系統も減便し、日中毎時1本運行する(変更前は毎時2本)。
- [4]西大和団地循環系統を減便し、18時~21時台は平日毎時4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。
王寺シャープ線
平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。
[62]王寺駅-法隆寺前系統を大幅に減便する。王寺駅-法隆寺前の間は日中約20分毎で運行する(変更前は15分毎)。
更新履歴:2020年5月24日掲載、5月27日追記(奈良営業所)、5月29日追記(平城営業所、西大和営業所)・記事を分割(北大和営業所)