奈良交通は、高速バス奈良名古屋線と夜行高速バス「やまと号」奈良東京ディズニーリゾート横浜線の運賃を改定する。6月21日から実施する。
奈良名古屋線
奈良名古屋線では、片道・往復ともに運賃を引き上げる。
区間 |
|
現行 |
改定 |
JR奈良駅・天理-名鉄バスセンター |
片道 |
2,550円 |
2,700円 |
往復 |
4,100円 |
4,300円 |
上記金額は大人運賃。小児運賃は半額(10円未満の端数は切り上げ)。
往路が6月18日~20日で復路が6月21日以降の往復乗車券は4,200円。
奈良東京ディズニーリゾート・横浜線
奈良東京ディズニーリゾート・横浜線では、繁忙期の最も高い運賃を引き上げる一方で、閑散期の最も安い運賃は引き下げる。
出発日に応じて「S」「A」「B」「C」「C早売」の5種類の運賃区分を設定していたが、新たに「D」を加え、「C早売」は「D早売」に変更する。
区分 |
現行 |
改定 |
S |
8,500円 9,500円 10,000円 |
10,000円 10,800円 11,000円 |
A |
8,000円 9,000円 9,500円 |
9,200円 9,600円 10,000円 |
B |
7,800円 8,600円 9,100円 |
8,700円 9,100円 9,500円 |
C |
7,500円 8,000円 8,500円 |
8,200円 8,600円 9,100円 |
C早売 |
6,500円 7,000円 7,500円 |
- - - |
D |
- - - |
7,500円 7,700円 8,000円 |
D早売 |
- - - |
5,980円 6,200円 6,500円 |
上記金額は大人運賃。小児運賃は半額(10円未満の端数は切り上げ)。
金額欄の区分は下記のとおり。「奈良」は五位堂駅-大和高原山添の各停留所。
- 上段:奈良-本厚木駅、横浜駅(YCAT)
- 中段:奈良-京成上野駅、東京スカイツリータウン前
- 下段:奈良-東京ディズニーシー、東京ディズニーランド、西船橋駅、JR津田沼駅、京成津田沼駅
関連記事:
高速バス名古屋線運賃改定を届出(2014年3月5日)
(2014年4月1日に消費税率引き上げによる改定を行った。)
夜行高速バスの運賃制度を改定(2014年8月23日)
(2014年10月1日から出発日に応じた運賃区分に変更した。)
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2019年6月5日掲載、6月6日関連記事を追記
奈良交通は2019年5月18日から65歳以上の高齢者を対象に「奈良交通ゴールドパス」を発売する。通用は6月1日から。
従来の「ゴールド倶楽部定期券」に代わるものであるが、利用方法は次のようになる。
- 紙の定期券からICカードに変更する。
- 従来100円で乗車できた北和・西和・京都地区の路線は大人運賃の半額(※)での乗車となる。
- 中和・南和地区(おおむね近鉄大阪線以南の地区)の路線は従来どおり大人運賃の半額(※)で乗車できる。
(※運賃が190円以下の区間は100円)
利用運賃はゴールドパス(ICカード)にチャージした残高から精算される。通常のCI-CAとは異なりチャージ金額にプレミアはつかない。チャージは案内所窓口、チャージ機、バス車内でできる。
ゴールドパス発売価格
北和・西和・京都地区の利用運賃を実質的に引き上げるかわりに、ゴールドパスの発売価格は従来のゴールド倶楽部定期券に比べて安く設定する。
- 3か月券:5,500円(ゴールド倶楽部定期券は6,800円)
- 6か月券:8,500円(同11,500円)
(初回発行時には別途デポジット500円が必要。ゴールド倶楽部定期券で設定されていた1年券はない。)
ゴールドパスの特典
奈良県内在住で運転免許証を自主返納した高齢者にパスを1年分無料配布する制度は継続する。ただし1年券がないため、6か月券を2回配布する。
このほか、奈良交通ビューティフルツアーの旅行代金割引、奈良交通グループ会社各店での代金割引、指定宿泊施設の代金割引が受けられる(ゴールド倶楽部定期券の特典と同様)。
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通とエヌシーバスは2019年の大型連休期間中の運行を下記のとおり実施する。
- 4月27日:土曜ダイヤで運行
- 4月28日~5月6日:日祝日ダイヤで運行
ただし、病院など施設の開所にあわせて下記の系統は例外となる。
- [50]大和八木駅-医大病院玄関口
4月29日、5月3日、6日は平日ダイヤで運行(期間中の他の日は運休) - R169ゆうゆうバス
4月30日~5月2日は平日ダイヤで運行(期間中の他の日は土日祝日ダイヤで運行) - 奈良市南部の南福祉センター発着系統
4月28日、29日、5月1日、2日、4日~6日は運休
(期間中の他の日は土日祝日ダイヤで運行) - [65]西ノ京駅-国立奈良医療センター-奈良県総合医療センター
4月30日、5月2日は特別ダイヤで運行(西ノ京駅-国立奈良医療センターの区間で臨時バスも運行)(期間中の他の日は運休) - [96]東山駅-近畿大学奈良病院
5月6日は特別ダイヤで運行
(4月27日は土曜ダイヤで、期間中の他の日は日祝日ダイヤで運行) - [65]天理駅-憩の家外来棟-シャープ総合開発センター、[66]天理駅-憩の家外来棟
5月2日、6日は特別ダイヤで運行
(4月27日は土曜ダイヤで運行、期間中の他の日は運休)
下記の路線は、4月27日から5月6日まで運休する。
- 京都学研線(学研けいはんなプラザ・光台七丁目-京都駅八条口)
- 深夜急行バス「はんな号」各系統(日付は前日基準)
- 深夜バス各系統(日付は前日基準)
- 榛原東吉野線([15]榛原駅-東吉野村役場)
- 広域通院ライン(十津川温泉-五條バスセンター)
洞川線と八木下市線の季節運行便の運行期間は、通常5月1日に切り替わるが、2019年に限り4月27日に切り替える。そのため、本年の洞川線の季節運行便は4月27日から11月30日まで運行する。
各地の案内所の営業
各地の案内所のうち、日曜・祝日に休業する案内所は大型連休期間中は休業する。ただし、5月2日はすべての案内所で営業するほか、一部の案内所は期間中に臨時営業する日がある。
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2019年4月15日掲載、4月15日追記(案内所の営業)、4月27日追記(国立奈良医療センター、近畿大学奈良病院、憩の家外来棟関連系統についての情報)
奈良交通は2019年4月27日から天川村内線の試験運行を行う。
下市口駅発着の定期バスと接続して村外からのアクセスを改善するほか、村内の観光地(洞川温泉、天河大弁財天社、天の川温泉)を直接結ぶ。
- 運行日:2019年4月27日~5月6日、7月13日~11月24日の土日祝日
- 運行区間:
洞川温泉-天川川合
洞川温泉-天川川合-天の川温泉駐車場
下市口駅発着の定期バスの季節運行便は通常は5月から運行するが、本年は4月27日から運行する。
関連記事:
天川村内線を運行 洞川温泉-天の川温泉で(2018年5月5日)
(2017年から夏と秋に運行を始め、2018年は5月から運行を始めた。)
情報源:奈良交通ホームページ
奈良県は奈良公園で運行している「ぐるっとバス」のルートを変更する。
4月1日に実施した変更に続いて、4月20日から下記のとおり変更する。
- ターミナルを県庁前(奈良県庁構内)から大仏殿前駐車場に変更する。
- 奈良公園ルートを東西に分割し、奈良公園ルートと若草山麓ルートとして運行する。
ぐるっとバスのバスターミナルとなった大仏殿前駐車場。手前は「大宮通りルート」ののりば、奥は「若草山麓ルート」ののりば。画面のさらに左に「奈良公園ルート」ののりばがある。
関連記事:
ぐるっとバスのルート・運行日を変更(2019年3月25日)
(4月1日の1回目の変更では大宮通りルートを設定した)
写真撮影:829(2019年4月撮影)
更新履歴:2019年4月14日掲載、5月8日写真追加