「バスカード」に関する記事
奈良交通は磁気式プリペイドカード「バスカード」の発売を1月31日で終了し、通用を7月31日で終了する。 2月1日からICカード乗車券「CI-CA」が全路線で使用できることから、磁気式カードの廃止に踏み切る。
「バスカード」の残額の扱いは各案内所で下記のとおり行う。
- 発売額から使用済み額を差し引いた額を無手数料で払い戻し
- プレミアを含めた残額を「CI-CA」に載せ替え
「バスカード」は1989年10月に奈良市内などで導入され、後に全路線で利用可能となった。 割引率が高いこともあって広く利用されてきたが、登場から16年あまりで次世代のシステムに道を譲ることになる。
情報源:奈良交通グループホームページ
奈良交通は12月15日より北和地区の路線でICカード乗車券「CI-CA(シーカ)」を導入する。導入に先立ち10日よりカードを発売するほか、1万枚限定の記念カードも発売する。
発売額及び割引率は従来の「バスカード」と同額にしたが、自動販売機用に新しい券種を追加した。 また、終日使用可能な普通カードと昼間のみ使用可能なひまわりカードの両方の機能を1枚のカードに持たせることも可能にした。
ICカードは積み増し入金をすることで1枚のカードを繰り返し使用するため、カード発売時に利用額とは別にデポジット(預かり金)500円を預かる。 デポジットはカード返却時に返金する。
奈良交通は今春にICカード乗車券の導入を発表し準備をすすめてきた。今後は導入路線を順次拡大し2005年度中に全路線への導入を目指すほか、2005年2月には定期券機能を追加する予定である。
利用の流れ
- カードを購入。利用額とデポジット(500円)を支払う
- CI-CA導入路線で使用。カードを読取機にふれさせる
- 金額が不足すれば窓口または車内で積み増し
(カードが不要になれば窓口に返却。デポジット500円は返金される)
導入路線
北大和営業所、平城営業所が運行する路線及びエヌシーバスの一部路線
(学園前・高の原など奈良市西部・北部、生駒市及び京都府相楽郡精華町、木津町、加茂町(精華、光台、南加茂台、木津南)の路線(一部の路線を除く)。 奈良市中心部の路線のうち佐保山線、青山住宅線、法華寺線)
券種及び利用額
窓口で発売(積み増し) |
自動販売機で発売 |
普通カード |
ひまわりカード |
普通カード |
発売額 |
利用額 |
発売額 |
利用額 |
発売額 |
利用額 |
1,000円 |
1,050円 |
1,000円 |
1,200円 |
2,500円 |
2,820円 |
2,000円 |
2,250円 |
2,000円 |
2,850円 |
3,000円 |
3,400円 |
3,000円 |
4,300円 |
5,000円 |
5,700円 |
カード新規購入時にはデポジット500円が別途必要
カード発売箇所、積み増し箇所
- 近鉄奈良、JR奈良、高の原、学園前、富雄、東生駒、生駒の各駅の奈良交通案内所
- CI-CA対応車両(積み増しのみ)
- CI-CA導入地区に設置の自動販売機(一部を除く。カード発売のみ)
情報源:奈良交通グループホームページ、配布広告
奈良交通は創立60周年を記念して、「奈良交通創立60周年記念バスカード」を6月16日から奈良交通案内所窓口などで発売している。
絵柄は興福寺五重塔を背景にしたボンネットバスの写真を使用している。発売額は2,000円(2,250円分利用可能)で、30,000枚の限定発売となる。
情報源:車内掲示広告ほか