奈良交通は10月1日に一部路線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。
- 高田平端線の運行を大幅に減回する。平日は[20]近鉄高田駅-平端駅系統を1往復運行、土曜日は[21]近鉄高田駅→的場橋系統を1便運行、日曜祝日は運休とする。
- 富雄庄田線の傍示停留所を操車場に移転し路線を延長する。現在の傍示停留所は「傍示(南)」に改称する。
- 夜行高速バス「やまと号」の横浜線を廃止する。10月1日出発便から、千葉線を五位堂始発、横浜経由で運行し、路線名を「東京ディズニーリゾート・横浜線」に変更する。
情報源:奈良交通グループホームページ
9月は各地でバス関連のイベントが催されたが、奈良交通は「スルッとKANSAIバスまつり」と「はとバスEXPO」に出展した。
第8回スルッとKANSAIバスまつり
「第8回スルッとKANSAIバスまつり」は、9月14日に姫路市の姫路城東御屋敷跡公園で開催された。9月20日の「バスの日」を記念する行事として、2001年に開催されて以来8回目を数える。
奈良交通は3扉乗合車(奈良22き・318)を展示した。同車には十津川村のラッピング広告が施されており、当日は車内でも十津川村の観光ポスターが掲示された。
3扉車は近畿地方はもとより全国的にも珍しい車両であるが、今回の出展は、十津川くまの特急バスやラッピング広告のモデルとなった老人と少年がそれぞれテレビで放映されたという話題性に着目したものとみられる。
車両の展示のほか物品の販売も行い、各種グッズのほか、実際に使用されていた方向幕や運賃表、夜行高速バスの座席なども販売した。
はとバスEXPO in 晴海
「はとバスEXPO in 晴海」は、9月23日に東京都中央区の晴海埠頭で開催された。はとバスの創立60周年を記念したイベントで、はとバスの新旧車両が展示されたほか、ゲストとして奈良交通と京阪バスの車両も各1台展示された。
奈良交通は9月に導入したばかりの貸切車両(奈良200か・532)を展示したほか、物販コーナーでは各種グッズの販売も行った。
また、晴海からお台場をめぐる約30分のミニツアーも行われ、奈良交通の車両も2回走行した。
奈良交通は9月1日に富雄南住宅線の「富雄高校」停留所を「帝塚山西二丁目」に改称する。
少子化の影響で、奈良県では県立高校の統廃合が進んでおり、2005年に富雄高校は北大和高校と統合され奈良北高校となった。奈良北高校の校地は旧北大和高校のものを使用しているため、旧富雄高校は2007年に最後の卒業生を送り出して以来廃校となっていた。
「富雄高校」停留所は高校の廃校後も改称されていなかったが、9月1日に奈良西養護学校が旧富雄高校の校地に移転することから改称されることとなった。
情報源:奈良北高校サイト、奈良県教育委員会サイト、毎日新聞(奈良県版、2008年8月26日)、奈良交通グループホームページ(時刻案内)
奈良交通は8月中旬から、一部車両の前面右側に大阪府が交付する車種規制適合車ステッカーを順次貼付している。
適合車ステッカーは大阪府が2009年1月から実施する流入車規制の基準に適合する車両(バス、トラック等)に交付されるもので、2009年1月以降、非適合車または適合車ステッカーのない車両で大阪府内(一部町村を除く)に発着する運行はできなくなる。
府の基準に適合する車両は自動車NOx・PM法の排ガス基準を満たす車両で、奈良交通の車両では、概ね2000年夏以降に製造された車両が該当する。

適合車ステッカー貼付例(左側の水色のステッカー)。前面向かって左側に貼ることが義務付けられている。 社章右側のステッカーは「グリーン経営認証」ステッカー。奈良営業所・奈良貸切営業所の車両に貼られている。
情報源:エコギャラリー おおさかの環境ホームページ(大阪府サイト)
情報提供:菟田野町行急行様 ほか
写真撮影:829
奈良交通はこのほど老朽化した路線車の代替として中古車を導入した。
今回導入した車両は近鉄バスで使用されていたもので、6月頃から順次奈良交通の整備工場に入場していた。大型車と中型車をあわせて十数台導入する見通しで、今後、整備が終了した車両から順次配属する。
現在確認できている配属状況は下記のとおり(車台型式は推定、末尾の数字は登録番号(奈良200か))。
- 日野U-HT2MLAA 奈良営業所(・530)
- 日野U-HT2MPAA 奈良営業所(・531)
情報源:[52-0]卸センター様、青木貴章様、高樋線様、菟田野町行急行様)
更新履歴:2008年8月24日掲載、9月20日追記、11月12日修正(531の車台形式)