ICカード「CI-CA」12月15日スタート
奈良交通は12月15日より北和地区の路線でICカード乗車券「CI-CA(シーカ)」を導入する。導入に先立ち10日よりカードを発売するほか、1万枚限定の記念カードも発売する。
発売額及び割引率は従来の「バスカード」と同額にしたが、自動販売機用に新しい券種を追加した。 また、終日使用可能な普通カードと昼間のみ使用可能なひまわりカードの両方の機能を1枚のカードに持たせることも可能にした。
ICカードは積み増し入金をすることで1枚のカードを繰り返し使用するため、カード発売時に利用額とは別にデポジット(預かり金)500円を預かる。 デポジットはカード返却時に返金する。
奈良交通は今春にICカード乗車券の導入を発表し準備をすすめてきた。今後は導入路線を順次拡大し2005年度中に全路線への導入を目指すほか、2005年2月には定期券機能を追加する予定である。
利用の流れ
- カードを購入。利用額とデポジット(500円)を支払う
- CI-CA導入路線で使用。カードを読取機にふれさせる
- 金額が不足すれば窓口または車内で積み増し
(カードが不要になれば窓口に返却。デポジット500円は返金される)
導入路線
北大和営業所、平城営業所が運行する路線及びエヌシーバスの一部路線
(学園前・高の原など奈良市西部・北部、生駒市及び京都府相楽郡精華町、木津町、加茂町(精華、光台、南加茂台、木津南)の路線(一部の路線を除く)。 奈良市中心部の路線のうち佐保山線、青山住宅線、法華寺線)
券種及び利用額
窓口で発売(積み増し) | 自動販売機で発売 | ||||
普通カード | ひまわりカード | 普通カード | |||
発売額 | 利用額 | 発売額 | 利用額 | 発売額 | 利用額 |
1,000円 | 1,050円 | 1,000円 | 1,200円 | 2,500円 | 2,820円 |
2,000円 | 2,250円 | 2,000円 | 2,850円 | ||
3,000円 | 3,400円 | 3,000円 | 4,300円 | ||
5,000円 | 5,700円 |
カード新規購入時にはデポジット500円が別途必要
カード発売箇所、積み増し箇所
- 近鉄奈良、JR奈良、高の原、学園前、富雄、東生駒、生駒の各駅の奈良交通案内所
- CI-CA対応車両(積み増しのみ)
- CI-CA導入地区に設置の自動販売機(一部を除く。カード発売のみ)