7月上旬から中旬にかけて、県内で土砂崩れが相次いで発生し、奈良交通の路線バス・コミュニティバスの運行に影響が及んだ。
奥宇陀わくわくバス
7月7日深夜、曽爾村山粕の国道369号線で土砂崩れが発生し、付近で通行止めとなった。7月27日からは、夜間(19時~翌6時)を除き片側交互通行により通行が再開され、8月9日からは終日通行できるようになった。
奈良交通は7月8日から、宇陀地域連携コミュニティバス「奥宇陀わくわくバス」の弁財天-曽爾村役場の区間を運休した(榛原駅-弁財天の区間で運行)。
7月27日以降は、平日の曽爾村役場行き最終便(榛原駅発19:05)のみ弁財天までの運行とし、弁財天-曽爾村役場の区間を運休した。その他の便は通常どおり運行した。
8月9日から全便通常どおり運行している。
大台ヶ原線
7月12日午前、川上村伯母谷の主要地方道大台ヶ原公園川上線で土砂崩れが確認されたため、付近で通行止めとなった。通行止めは7月25日13時まで続いた。
奈良交通は、7月25日までの間、大台ヶ原線の和佐又山登山口-大台ヶ原の区間を運休した(イオンモール橿原-和佐又山登山口の区間で運行)。26日から通常運行を再開する。
情報源:奈良交通ホームページ、奈良県道路規制情報(道路情報なら)、奈良県公式ホームページ(道路マネジメント課)、宇陀市公式ホームページ、上北山村観光サイト
更新履歴:2024年7月18日掲載、7月25日更新(大台ヶ原線運行再開)、7月31日更新(奥宇陀わくわくバス一部を除き運行再開)、8月10日更新(奥宇陀わくわくバス通常運行)
奈良交通は、洞川線、下市天川線などの「原谷口」停留所を、7月5日から「KITO・原谷口」に改称する。近隣施設の開業によるもの。
情報源:奈良交通ホームページ
下北山村上池原で一般車両通行止めとなっていた国道169号線は、6月28日5時30分から仮橋の交互通行による一般車両の通行を再開した。この区間の通行止めは2023年12月23日夜から続いていたが、斜面の監視体制が整備され、半年ぶりに一般車両が通行できるようになった。
R169ゆうゆうバスは前鬼口-下桑原の区間を運休していたが、29日から全線の運行を再開した。
関連記事:
R169ゆうゆうバス 一部区間で運休(2023年12月29日)
(2023年12月に下北山村で発生した土砂崩れの記事)
土砂崩れによる運休・迂回が相次ぐ(2024年4月6日)
(2024年4月には上北山村でも土砂崩れが発生した)
R169ゆうゆうバス 前鬼口まで運行再開(2024年4月25日)
(上北山村の土砂崩れ区間が復旧し前鬼口まで運行を再開した)
情報源:奈良交通ホームページ、NHK NEWS WEB、奈良県公式ホームページ(道路マネジメント課)、下北山村公式ホームページ
奈良交通は、7月1日から定期観光バスに「インバウンドコース」を新設する。
通訳案内士が英語で案内する半日のコースで、東大寺、春日大社、若草山を巡る。3列シートの車両で運行する。
詳細は下記のとおり。
- コース名称:English guided sightseeing bus “Perfect Nara Park Tour”(英語ガイドの定期観光バス 「パーフェクト奈良公園ツアー」)
- 運行日:2024年7月1日~9月11日の月・水曜日(お盆期間に除外日あり)
、2024年12月16日~2025年3月31日の月・水曜日(年末年始など除外日あり)
- 発車時刻:JR奈良駅 9:30、近鉄奈良駅 9:35
- 所要時間:約4時間
- 料金:大人11,000円、小児8,000円
- 予約方法:インターネットのみ
2024年12月16日~2025年3月31日の冬季の運行は、運行時刻が変更される。詳しくは「定期観光バスインバウンドコース 冬季の運行」を参照。
情報源:奈良交通ホームページ
更新履歴:2024年6月15日掲載、11月24日追記(冬季の運行について)
奈良交通と名鉄バスは、7月1日から高速バス奈良名古屋線の運行時刻を変更する。
名鉄バスセンター発19:30の便は天理駅を経由しているが、天理駅への乗り入れは廃止する。
7月1日からの運行時刻は下記のとおり(太字は時刻または経由地を変更する便)。
- JR奈良駅発 6:50、11:50、14:50、19:10
- 名鉄バスセンター発 7:40、11:20、14:50、19:30(天理駅は経由しない)
情報源:奈良交通ホームページ、名鉄バスホームページ