「運賃」に関する記事
奈良交通は6月1日よりICカード乗車券「CI-CA」の利用額とひまわり回数券の枚数を改定する。また「ひまわりタイム」の適用時間を拡大し、日曜・祝日及び12月30日から1月3日の間は終日適用する。
CI-CAの利用額は発売額が上がるごとに割引率が高くなるように設定していたが、発売額にかかわらず割引率を9.1%(ひまわりは16.7%)に改定する。ひまわり回数券は14枚つづりを12枚つづりに変更する。
奈良交通は、乗客の減少や交通渋滞の悪化などの厳しい事業環境のなか、車両の小型化や路線の改廃など合理化を進め、乗合バスの運賃を約10年間据え置いてきた。しかしながら、近年の燃料の高騰や近鉄けいはんな線開通による乗客の減少が影響し、事実上の運賃改定に踏み切る。
CI-CA利用額
券種 |
発売額 |
利用額(旧) |
割引率(旧) |
利用額(新) |
割引率(新) |
普通 |
1,000円 |
1,050円 |
4.8% |
1,100円 |
9.1% |
2,000円 |
2,250円 |
11.1% |
2,200円 |
9.1% |
2,500円 |
2,820円 |
11.8% |
2,750円 |
9.1% |
3,000円 |
3,400円 |
11.8% |
3,300円 |
9.1% |
5,000円 |
5,700円 |
12.3% |
5,500円 |
9.1% |
ひまわり |
1,000円 |
1,200円 |
16.7% |
1,200円 |
16.7% |
2,000円 |
2,850円 |
29.8% |
2,400円 |
16.7% |
3,000円 |
4,300円 |
30.2% |
3,600円 |
16.7% |
2,500円券は車内で発売するもので、デポジット(預かり金)を含めて3,000円で発売する。
ひまわり回数券の枚数変更
ひまわり回数券の枚数を14枚から12枚に変更する。(発売額は普通運賃の10倍)
ひまわりタイムの適用時間帯の拡大
乗車時の時刻が9時30分から15時30分までの間に適用していた「ひまわりタイム」を、日曜・祝日及び12月30日から1月3日の間は終日適用する。
情報源:奈良交通グループホームページ
奈良交通は高速バス「やまと号」の利用者に路線バスの割引券を交付するサービスを2月28日より始めた。8月31日まで行う。
- 対象となる高速バス路線:新宿線、五條新宿線、徳島線
- 割引となる路線:奈良交通及びエヌシーバスの路線バス
(高速バス、関西空港リムジンバス、深夜急行バス、定期観光バス、一部のコミュニティバスは除く)
- 割引額・支払方法: 半額。ただし支払は現金に限る。ICカードは利用できない。
- 割引券の交付:
奈良発:やまと号乗車券購入時に、やまと号乗車日に有効な割引券を交付する。
奈良着:やまと号乗車時に、奈良(五條)到着日に有効な割引券を交付する。
情報源:奈良交通グループホームページ
奈良交通は6月1日から学園前駅-祝園駅・高の原駅の区間で乗継割引を試験的に導入した。割引の適用は、ICカード乗車券「CI-CA」による自動精算で乗り継ぎに要する時間が60分を超えない場合に限られる。2007年5月31日まで実施する。
- 学園前駅-祝園駅
適用区間:学園前駅-北登美ヶ丘一丁目の区間←→柘榴西-祝園駅の区間
乗継停留所:学研奈良登美ヶ丘駅または樋の平
精算方法:乗車停留所から乗継停留所までは所定の運賃を収受し、乗継停留所から目的地までは所定の運賃から90円(小児は50円)を引いた額を精算する。
- 学園前駅-高の原駅
適用区間:学園前駅-中登美ヶ丘二丁目の区間←→押熊・神功-高の原駅の区間
乗継停留所:東登美ヶ丘六丁目東
精算方法:乗車停留所から乗継停留所までは所定の運賃を収受し、乗継停留所から目的地までは所定の運賃と乗車停留所から直通した場合の運賃との差額を精算する。
情報源:祝園駅・高の原駅のりば掲示
奈良交通は3月27日に実施する近鉄けいはんな線沿線のバス路線再編成に伴い、運賃や定期券に関する取り扱いを下記のように定めた。
- 運賃引き下げ
白庭台住宅線、生駒ニュータウン線、ひかりが丘住宅線、さつき台住宅線、帝塚山大学線の各停留所から生駒駅までの運賃を10円~50円引き下げ、東生駒駅までと同額とする。
- 運賃支払方法の変更
祝園駅発着路線の運賃支払方法を整理券方式による後払いに変更する。変更前は祝園駅から乗車する場合は後払い、住宅地から乗車する場合は先払いの方法をとっていた。
- 定期券の取り扱い
系統再編により直通系統が廃止される区間、または運行本数が大幅に減少する区間について、手数料なしで日割り計算による払い戻しに応じる。 また、経由地が変更される区間については、手数料なしで区間の変更手続きを行う。
なお、これらの措置は奈良交通が指定した区間に限られる。
情報源:奈良交通グループホームページ、東生駒駅のりば掲示、祝園駅のりば掲示
奈良交通は11月1日より夜行高速バス「やまと号」横浜線の片道・往復・回数券の運賃を12.4%~13.4%値下げする。 キャンペーン以外でのやまと号の値下げは昨年11月の埼玉線の往復運賃に続いて2度目となるが、片道運賃の値下げは今回が初めてとなる。
また、同日より経路と時刻を変更する。矢田山町での乗降を廃止し、五位堂駅行きのみ新たに中宮寺東口に停車するほか、名古屋付近の運行経路を伊勢湾岸自動車道に変更し所要時間を20分短縮する。
情報源:奈良交通グループホームページ