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「藺町線」に関する記事

藺町線を廃止

奈良交通は藺町線を廃止する。11月13日の運行が最後となる。

往時は毎時1本程度運行していたこともあったが、近年は減便を繰り返し、現在は1日に3~4往復の運行となっていた。

廃止系統は下記のとおり。

廃止[83]小泉駅東口-県営稗田団地-JR郡山駅-公団郡山駅前団地
廃止[84]小泉駅東口-県営稗田団地-JR郡山駅
廃止[85]県営稗田団地→JR郡山駅

同線は1983年9月1日に開業し、平野部の地区内輸送としては初めて小型バスを採用した。その後、新大宮四条大路線や学園前朝日町線など、小型バスを採用した路線の新設が相次いだ。(学園前朝日町線は、後年大型車に切り替え)

3月14日ダイヤ変更

奈良交通は3月14日に一部路線のダイヤを変更する。同日に行われるJRのダイヤ変更にあわせて西大和地区の運行時刻を調整するほか、青山平城山線、左京平城山線を廃止する。

JRと近鉄は例年3月のそれぞれ別々の日にダイヤ変更を実施しているが、奈良交通は近鉄のダイヤ変更日にあわせてダイヤ変更を実施している。今回のようにJRのダイヤ変更日にあわせて関係路線のダイヤ変更を行うのは、近年では異例のことである。

  • 平城山駅に発着する路線のうち、青山平城山線と左京平城山線を廃止する。共同運行していた西日本JRバスも同日付で路線を廃止する。奈良市内北部の通勤需要を見込んで2005年に新設されたが、近年は減回を繰り返していた。
    廃止 急行[19]平城山駅-青山住宅
    廃止 [20]平城山駅→左京六丁目→朱雀四丁目→平城山駅
  • 王寺シャープ線及び藺町線の「松下電器」停留所を「パナソニック」に改称する。
  • 王寺駅南口のりばに「3番のりば」を新設する。
    現行の2番のりばの後方に設け、[10]白鳳台二丁目、[12]明神一丁目、[21]明神四丁目(8時30分以降)の各系統が発着する。現在の1番のりばは、夜行高速バス「やまと号」と[21]明神四丁目(8時30分まで)系統が発着することとなる。

12月16日ダイヤ変更

奈良交通は12月16日に各線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。

  • 市内循環線(奈良)の日中の運行を、内回り・外回りとも8~9分間隔から10分間隔に変更する。
  • 中循環線の内回りは平日17時台で1回減回し、外回りは平日8時台で1回増回する。
  • 学園前高の原線(学園前駅-東登美ヶ丘一丁目)、学園前北線(学園前駅-東登美ヶ丘六丁目東)の、土曜日・日祝日の日中の運行を15分間隔から20分間隔に変更する。
  • 北田原線[82]生駒駅北口-北条-北田原系統及び上町生駒線[189]生駒駅北口-北条-学研北生駒駅系統を減回・時刻変更し、生駒台循環線[77][78]生駒台循環系統を増回する。
  • 生駒ニュータウン線(生駒駅南口-あすか野センター)の日中の運行を毎時4本から毎時3本に減回する。
  • ひかりが丘線で下記のとおり系統の改廃を行う。[69]系統は平日・土曜日のみ運行する。
    廃止 [169]生駒駅北口→東生駒駅→宛の木→白庭台駅→ひかりが丘
    新設 [69]稲倉→宛の木→白庭台駅→ひかりが丘
  • 奈良法隆寺線の運行時刻を変更し、系統を改廃する。法隆寺前発の最終便は県庁前止めに変更するが、系統番号は春日大社本殿行きと同じ[97]を使用する。
    廃止 [89]大仏殿春日大社前-近鉄郡山駅
    新設 [97]法隆寺前→法起寺前→近鉄郡山駅→県庁前
  • かしの木台住宅線の運行を大幅に減回する。早朝・夜間の一部の便を減回するほか、日中の運行を毎時2本から毎時0~1本とする。
  • 済生会奈良病院線、県立奈良病院線、八条町線、四条大路線で減回する。また、藺町線で時刻変更及び減回を行う。
  • 四条大路線(新大宮駅前・JR奈良駅・JR奈良駅西口-四条大路南町)の乗降方法を、「前乗り先払い」から「後乗り後払い」に変更する。
  • 法隆寺線([72]法隆寺駅-法隆寺門前)で9時台に増回する。
  • 八木大滝線、八木下市線の運行時刻を変更するほか、一部の便の運行区間を短縮し[95]八木駅-大淀バスセンター系統に変更する。これにより、新子停留所での東吉野村方面への連絡はなくなる。(東吉野村方面から八木大滝線への連絡は1便のみ可能である。)
    新設 [95]八木駅-橿原神宮駅東口-大淀バスセンター
  • 洞川線、大淀五條線で時刻変更及び減回を行う。
  • 下市天川線の運行時刻を変更し、天川村内の区間便を廃止する。
    廃止 天川川合-中庵住
  • 季節運行の大台ヶ原線の運行時刻を変更し、平日は1往復、土曜・日祝日は2往復(11月第3・第4日曜日と勤労感謝の日は1往復)とする。
  • そのほか、下記の路線で運行時刻を変更する。
    阪奈道路線(日中)、奈良天理線(平日の早朝)、奈良富雄線(日中)、高の原高山線(18時台)、木津川台住宅線(平日の朝と夕方)、南陽高校線、歌姫線(平日の日中)、六条赤膚線、[81]小泉駅-法隆寺駅系統。

エヌシーバスの一部事業を奈良交通に譲渡

エヌシーバスは10月1日に郡山営業所の一部の路線と貸切事業を奈良交通に譲渡した。ただし、バスの運行はエヌシーバスが奈良交通から受託する。

路線は四条大路線、国保中央病院線、学園緑ヶ丘線、奈良学園線、かしの木台住宅線、法隆寺線、藺町線、当尾線を、契約輸送は奈良柳生カントリークラブの送迎を譲渡した。また、車両は路線車の一部と契約輸送車の大半(合わせて16台)を残して42台を奈良交通に譲渡した。

3月25日ダイヤ変更

奈良交通とエヌシーバスは3月25日に各線でダイヤ変更を行う。

同日に変更される近鉄のダイヤに合わせて時刻を調整するほか、各線で運行時刻の調整や回数の見直しを行う。主な内容は下記のとおり。

  • 阪奈道路線の学園大和町発着系統と赤膚山発着系統を統合し、高畑町・近鉄奈良駅-学園大和町五丁目-赤膚山系統として運行する。
    廃止 [30]近鉄奈良駅-奈良市庁前-学園大和町五丁目
    廃止 [31]近鉄奈良駅-奈良市庁前-赤膚山
    廃止 [36]高畑町-近鉄奈良駅-奈良市庁前-学園大和町五丁目
    廃止 [37]高畑町-近鉄奈良駅-奈良市庁前-赤膚山
    新設 [32]近鉄奈良駅-奈良市庁前-学園大和町五丁目-赤膚山
    新設 [38]高畑町-近鉄奈良駅-奈良市庁前-学園大和町五丁目-赤膚山
  • 2005年9月30日までの予定で青山平城山線と左京平城山線を試験的に運行する。運賃は180円の均一運賃となる。
    • 青山平城山線
      新設 急行[19]青山住宅-青山二丁目-平城山駅
      (青山二丁目-平城山駅間は無停車)
    • 左京平城山線
      新設 [20]平城山駅→左京二丁目→朱雀六丁目→平城山駅(左京・朱雀循環)
  • パークヒルズ田原線に深夜バスを新設する。深夜運賃は通常運賃の倍額となる。
    新設 深夜[86]生駒駅→田原台九丁目→田原台一丁目
    (平日のみ運行、年末年始・ゴールデンウイーク・お盆は運休)
  • 東生駒駅発の深夜バスのうち帝塚山住宅行きとさつき台住宅行きを統合し、東生駒駅→さつき台住宅→帝塚山住宅系統として運行する。
    廃止 深夜[75]東生駒駅→帝塚山住宅
    廃止 深夜[76]東生駒駅→さつき台住宅
    新設 深夜[67]東生駒駅→さつき台住宅→帝塚山住宅
  • 天平台住宅線の下記系統を廃止し、王寺ニュータウン線の[21]王寺駅-天平台-明神四丁目系統に振り替える。
    廃止 [11]王寺駅-追分-天平台
  • 飛鳥線の石舞台-岡寺前を短縮し、系統を下記のとおり変更する。
    廃止 [35]桜井駅南口→岡寺前→桜井駅南口
    新設 [37]桜井駅南口-石舞台
  • 向島線を新設する。定期路線の京都市内への乗り入れは京都線(大安寺-近鉄京都駅)の廃止以来8年半ぶりのことである。
    新設 [76]大川原-向島
  • 青山住宅線の急行系統を一部を各停にし、下記の系統を新設する。
    新設 [116]青山住宅→黒髪奈保町→近鉄奈良駅
  • 藺町線で減回するほか、小泉矢田線で平日の最終便を繰り下げるなど増回する。