台風2号の接近により梅雨前線が活発化した影響で、6月2日は県内各地で大雨を観測した。
道路の雨量規制や土砂崩れ、落石があったため、奈良交通のバス路線は各地で運休するなどの影響があった。
特に、八木新宮線は和歌山県内(田辺市本宮町大居口付近)での通行止めが長期化し、およそ3週間にわたって一部の区間を運休した。運行について確認できた情報は下記のとおり。
6月12日まで
(大居口以外の箇所の規制解除後)
- 大塔支所-本宮大社前の区間を運休
通常の系統は、大和八木駅-大塔支所、本宮大社前-新宮駅で折り返し運行
土日祝日の「やまかぜ」は、大和八木駅-星のくに、本宮大社前-新宮駅で折り返し運行
運行の都合上、奈良県内の規制解除後も大塔支所までの折り返し運行を継続していた。五條市と十津川村のバスによる往来は、平日に運行する広域通院ラインのみとなっていた。
6月13日~16日
- 大塔支所-本宮大社前の区間を運休
大和八木駅-大塔支所、本宮大社前-新宮駅で折り返し運行
ただし、新宮駅発5:53(十津川温泉発8:01)、大和八木駅発13:38の便は、大和八木駅-十津川温泉、本宮大社前-新宮駅で折り返し運行
6月17日~21日
十津川温泉-本宮大社前の区間を運休。運行の都合上、車両の乗り換えまたは十津川村営バスへの乗り換えが生じる便がある。
- 大和八木駅発9:15の便
大和八木駅→大塔支所まで運行。大塔支所→十津川温泉は村営の送迎バスを運行。
本宮大社前→新宮駅も運行。
- 大和八木駅発11:38の便(土日祝日は「やまかぜ」)
大和八木駅→十津川温泉まで運行。ただし平日は大塔支所で、土日祝日は星のくにで乗り換え。
本宮大社前→新宮駅も運行。
- 大和八木駅発13:38の便
大和八木駅→十津川温泉、本宮大社前→新宮駅で折り返し運行
- 新宮駅発5:53の便
新宮駅→本宮大社前、十津川温泉→大和八木駅で折り返し運行
- 新宮駅発7:46の便
新宮駅→本宮大社前まで運行。
十津川温泉→大塔支所は村営の送迎バスを運行。大塔支所→大和八木駅まで運行。
- 新宮駅発9:59の便(土日祝日は「やまかぜ」新宮駅発10:18)
新宮駅→本宮大社前まで運行。
十津川温泉→大和八木駅まで運行。ただし平日は大塔支所で、土日祝日は星のくにで乗り換え。
6月22日~7月4日
大型車両が通行できる迂回路が整備され、6月21日11時から通行できるようになった。これに伴い6月22日から全線で運行を再開する。
熊野萩-下向橋を迂回運行するため、三里橋、竹の本、道の駅奥熊野、平岩口、大居口には停車しない。また、迂回のため遅延が見込まれる。
7月4日17時から片側交互通行により通行可能となるため、7月5日から通常の経路で運行する(大日越登り口-湯の峰温泉の迂回運行は継続)。
情報源:奈良交通ホームページ、十津川村ホームページ、奈良県ホームページ(報道資料)、熊野本宮観光協会サイト
情報提供:たかばたけ様
更新履歴:2023年6月19日、6月21日追記(6月22日からの迂回運行・全線運行再開について)、7月4日追記(迂回運行の終了について)
奈良交通は、夏休み期間中全線乗り放題となる「夏休みどこでもパス」を6月20日から発売している。今季は、創立80周年を記念して発売開始を早め、7月9日まで価格を10%割り引いた1,800円で発売する。
- 対象者:小学生
- 発売期間と発売金額:
2023年6月20日~7月9日 1,800円
2023年7月10日~8月20日 2,000円
- 発売箇所:奈良交通案内所各窓口
- 通用期間:2023年7月20日~8月31日
- 特典:
- 奈良交通、エヌシーバスの全路線が乗り放題
【対象外の路線】夜行高速バス、高速バス名古屋線、リムジンバス、京都学研線、定期観光バス、一部市町村のコミュニティバス
- 同伴の大人1名は、現金で支払う場合半額で乗車できる(ぐるっとバスを除く)。
- Webアンケートへの回答で、奈良交通オリジナルグッズを進呈(2023年8月20日から9月30日まで)。
- 奈良交通関係の飲食店・温泉施設やイオンモール(大和郡山・橿原・高の原・奈良登美ヶ丘)の提携店舗で「夏休みどこでもパス」を提示すると、各種特典が受けられる(一部調整中)。
- 購入時の注意:
- 健康保険証の写しなど、使用者の生年月日を確認できるものが必要(顔写真は不要)。
- 払い戻しは2023年7月19日まで(手数料が必要)。
情報源:奈良交通ホームページ
「第23回スルッとKANSAIバスまつり」は、2023年6月11日(日曜日)に神戸市交通局西神車庫で開催される。「バスまつり」としては初めて鉄道車庫で開催され、奈良交通のほか、関西周辺のバス・鉄道事業者が参加する。
会場への入場は事前応募が必要で、応募数が上限に達すると受付は終了する。応募の受付は、5月29日14時に開始する予定である。
[参考]スルッとKANSAIホームページ (別画面で開きます)
関連記事:
第22回スルッとKANSAI電車&バスまつり 6月12日に奈良で開催
(2022年は「電車&バスまつり」として奈良市で開催された)
情報源:奈良交通ホームページ、スルッとKANSAIホームページ
奈良交通は、5月8日、5月13日に一部路線でダイヤ変更を実施する。
5月8日実施
停留所の移設
「井戸野町・DMG森精機前」停留所の北向き(JR・近鉄奈良駅方面)のりばを、南に約200m移設する。
これに伴い、「井戸野町・DMG森精機前」、「美濃庄」停留所の[135]近鉄奈良駅行き、[136]県庁前行きの発車時刻が1分早くなる。
停留所の移設・改称
明日香村役場の移転に伴い、「中央公民館」停留所を「明日香村役場」に改称する。
あわせて、北向き(飛鳥駅、橿原神宮前駅東口方面)のりばを、南に約60mの明日香村役場内に移設する。
停留所の改称
- 奈良学園大学信貴山グラウンド → イーストヒルズ勢野西 (近隣施設の閉鎖のため)
- 下市中学校 → 下市集学校 (近隣施設の開業のため)
「奈良学園大学信貴山グラウンド」停留所は、2015年4月に「イーストヒルズ勢野西」から改称していたが、8年ぶりに元の名称に戻る。
5月13日実施
奈良市地域公共交通会議での協議の結果を受け、平城団地線と学園前高の原線で系統の再編を実施する。
高の原駅-神功四丁目系統は、高の原駅→神功四丁目→県営平城住宅→高の原駅の循環系統(右京神功循環)とする。学園前駅-高の原駅系統は、一部を除いて神功四丁目経由で運行する。
神功四丁目から高の原駅への始発は繰り下がり、高の原駅から神功四丁目への最終は繰り上がる。
新設する系統
- [9]高の原駅→右京四丁目中→神功四丁目→県営平城住宅→高の原駅(右京神功循環)
- [10]学園前駅-東登美ヶ丘一丁目-神功四丁目-高の原駅
[10]系統は、高の原駅3番のりば(神功四丁目方面のりば)から発車する
現行の[11]学園前駅-高の原駅系統は、一部時間帯のみ運行する。高の原駅→学園前駅は9時頃まで、学園前駅→高の原駅は17時以降に運行する。その他の時間帯は[10]系統で運行する。
廃止する系統
- [1]高の原駅-右京四丁目中-神功四丁目
- [7]高の原駅-兜台一丁目-神功四丁目
停留所の廃止
[7]系統の廃止に伴い、「右京五丁目」停留所を廃止する。
関連記事:
4月1日ダイヤ変更 高樋線をコミュニティバスに転換など(2015年3月31日)
(2015年4月に「イーストヒルズ勢野西」停留所を「奈良学園大学信貴山グラウンド」に改称していた)
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通は、木津川市の古寺めぐりに便利な「お茶の京都木津川古寺巡礼バス」を、2023年も運行する。
本年は、春季の運行開始日を繰り下げ大型連休から運行する一方、秋季は運行開始日を繰り上げ10月から運行する。
- 運行区間:(下記停留所以外は停車しない)
- JR奈良駅西口-近鉄奈良駅-浄瑠璃寺-岩船寺-浄瑠璃寺-加茂駅(西口)-岡崎
- JR奈良駅西口-近鉄奈良駅-浄瑠璃寺-岩船寺
- 運行日(2023年):4月29日~7月2日の土日祝日、10月7日~11月26日の土日祝日
- 発車時刻:
JR奈良駅西口発 8:34、9:34*、11:04、12:04*、14:04、15:34*
(*印は岩船寺まで)
岡崎発 10:47、13:47、16:47
岩船寺発 10:12、11:12、12:42、14:12、16:12、17:12
- 主な区間の運賃(大人):
JR・近鉄奈良駅-岡崎 800円
JR・近鉄奈良駅-岩船寺 790円
JR・近鉄奈良駅-浄瑠璃寺 580円
加茂駅-岡崎 190円
加茂駅-岩船寺 500円
加茂駅-浄瑠璃寺 400円
一日乗車券「古寺巡礼パス」 1,200円
情報源:奈良交通ホームページ