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奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

「EVバス(電気バス)」に関する記事

2022年度新車情報

奈良交通は2023年1月以降、順次新車を購入している。確認できている配属状況は下記のとおり。

  • 路線車
    • いすゞエルガ 2RG-LV290Q3
      西大和営業所(奈良200か12-75、12-76、12-77、12-88、12-79)
      北大和営業所(奈良200か12-80、12-81)
    • いすゞエルガミオ 2KG-LR290J4
      奈良営業所(奈良200か12-82、12-83)
      西大和営業所(奈良200か12-84)
      榛原営業所(奈良200か12-85、12-86)
      葛城営業所(奈良200か12-87、12-88、12-89)
      平城営業所(奈良200か12-95、12-96)
    • 日野レインボー 2KG-KR290J4
      北大和営業所(奈良200か12-97、12-98、12-99、13-00、13-01)
  • 「ぐるっとバス」向け車両
    • BYD J6(EVバス)
      奈良営業所(エヌシーバス委託)(奈良230あ・307、・308)
2023年1月に導入された一般路線バス(いすゞエルガ・奈良200か12-76)

EVバスは3月21日から運行

奈良交通は、運行開始を延期していたEV(電気自動車)バスを、3月21日から運行する。

奈良公園周辺で運行するぐるっとバス「奈良公園ルート」と「若草山麓ルート」で各1台運行する。ぐるっとバスの運行がない日は、郡山若草台線など他の路線で運行する。


3月21日、予定どおりEVバスの運行が始まった。

ぐるっとバス「奈良公園ルート」向けに導入されたEVバス(BYDジャパンJ6・奈良230あ・307)
ぐるっとバス「若草山麓ルート」向けに導入されたEVバス(BYDジャパンJ6・奈良230あ・308)

【延期】ぐるっとバスにEVバス導入 路線バスでは県内初

奈良交通は奈良県と連携して、奈良公園周辺で運行する「ぐるっとバス」にEV(電気自動車)バスを2台導入する。

EVバスは電力で走行し排出ガスがないほか、エンジンの振動や変速時の衝撃もない。

車種はBYDジャパンJ6(都市型II)で、車体の大きさは県内で現在運行している小型バスと同等である。

「奈良公園ルート」と「若草山麓ルート」で各1台運行する。ぐるっとバスの運行がない日は、郡山若草台線など他の路線で運行する。


EVバスは当初、2月25日に運行を開始する予定であったが、延期されることになった。変更後の運行開始日は未定である。

BYD製EVバスをめぐっては、部品のさびを防ぐために六価クロムが使用されていることが判明した。メーカーは通常の運行で人体への影響はないとしているが、日本自動車工業会の自主規制では六価クロムの使用が禁じられている。国内各地の事業者では、同社製車両の運行見合わせや導入延期が相次いでいる。

奈良交通は、安全性が確認できるまで、このEVバスの運行を見合わせる。一方、EVバスを導入する方針に変わりはないとしている。

奈良市内で電気バスによる無料周遊バス運行

奈良交通は、新たな観光ルートの実証運行として、平城宮跡・奈良公園の周辺で無料周遊バスを運行する。

一部の便では、県内で初めて大型電気バスを運行する。

12月上旬は平城宮跡と西ノ京を結ぶルートで、12月下旬は奈良公園と若草山頂を結ぶルートで運行する。車内にはバスガイドが添乗して観光案内を行うほか、若草山での夜景観賞に便利なバスも運行する。

この周遊バスの運行は、観光庁の「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」として、奈良県と連携して実施する。

朱雀門ひろば構内を走行する電気バス(アルファバスジャパン ECITY L10)

平城宮跡~西ノ京ルート

  • 運行日:2021年12月4日~12月10日
  • 運行ルート:朱雀門ひろば前→唐招提寺駐車場→薬師寺駐車場→朱雀門ひろば前
  • 運行時間:朱雀門ひろば前発 9:10から16:10の間は30分毎、16:30
    (一般路線バスと電気バスを交互に運行)

奈良公園~若草山頂ルート

  • 運行日:2021年12月19日~12月25日
  • 運行ルート:大仏殿前駐車場-若草山頂駐車場、若草山頂駐車場→近鉄奈良駅→JR奈良駅
  • 運行時間:
    大仏殿前駐車場発 若草山頂駐車場行き 9:28から15:28の間は40分毎、16:23、16:53
    若草山頂駐車場発 大仏殿前駐車場行き 9:50から15:10の間は40分毎、16:05
    若草山頂駐車場発 近鉄・JR奈良駅行き 17:11、17:41
    (一般路線バスと電気バスを交互に運行)

電気バスについて

今回の運行では、アルファバスジャパン社の「ECITY L10」を使用する。

奈良公園で社会実験実施

奈良県ほか各種団体は、10月24日から11月3日までの土曜・日曜・祝日に交通社会実験を行った。

平城遷都1300年祭交通社会実験(10月24日・25日実施)

2010年に開催される平城遷都1300年祭のパーク&バスライド実施に向けたデータ収集を目的として、木津川市中央体育館に無料駐車場を設置し、県庁前まで無料シャトルバスを運行した。

これまでは京都方面からの観光客には奈良阪町の駐車場で対応していたが、本実験では初めて市外に駐車場を設けた。

奈良公園交通社会実験(10月31日・11月1日・3日実施)

観光シーズンの休日に交通渋滞が慢性化していることから、適切な交通誘導と公共交通機関の利用促進を図るために実施した。昨年11月に同様の実験を行ったが、その結果を基に実験内容を一部変更した。

  • 県庁東交差点から大仏前交差点までを東行一方通行、大仏前交差点から高畑町交差点までを南行一方通行とし、1車線を歩行者専用とした。
  • 奈良公園を周遊する「奈良公園ぐるっとバス」を運行した。昨年同様、県庁前から奈良公園と若草山麓を経由して県庁前に戻るルートで、電気バスなどの小型バスで運行した。
  • 国道24号、奈良市役所、奈良阪に郊外駐車場を設け、奈良公園まで無料シャトルバスを運行した。
  • 奈良交通は、実験期間中、市内循環線(内回り)、山村線・東山線(JR奈良駅行き)の破石町から県庁前の区間を奈良ホテル経由で運行した。