4月1日と2日に県内で土砂崩れが相次いで発生し、奈良交通の路線バス・コミュニティバスの運行に影響が及んでいる。
室生線
宇陀市室生大野の主要地方道吉野室生寺針線(県道28号線)で、4月2日深夜に土砂崩れが発生した。復旧のめどは立っていない。
奈良交通は室生線について、下記のとおり運休・迂回運行を実施している。
- 4月3日:運休
- 4月4日・5日:室生口大野駅-(迂回)-室生龍穴神社で運行(大野寺-室生龍穴神社の間の停留所には停車しない)
- 4月6日以降:室生口大野駅-(迂回)-室生龍穴神社-室生郵便局で運行(大野寺-室生郵便局の間の停留所には停車しない)
4月中旬以降、運行区間は室生口大野駅-(迂回)-室生龍穴神社-室生郵便局-室生寺となったが、延長した日は明らかでない。(4月27日追記)
R169ゆうゆうバス
国道169号線は、上北山村西原で土砂崩れが発生したため、4月1日朝から上北山村西原-河合の区間で通行止めとなっている。復旧のめどは立っていない。迂回路はあるが、大型車は通行できない。
奈良交通は、1日からR169ゆうゆうバスの西原-下桑原の区間を運休している。
R169ゆうゆうバスは、2023年12月に下北山村で発生した土砂崩れの影響により、上北山中学校-下桑原の区間を運休していた。今回の災害で、運休の区間が延びることとなった。
関連記事:R169ゆうゆうバス 一部区間で運休(2023年12月29日)(R169ゆうゆうバスは、2023年12月の土砂崩れにより長期間にわたって一部区間の運休が続いている)
情報源:奈良交通ホームページ、NHK NEWS WEB、奈良県道路規制情報(道路情報なら)、奈良県公式ホームページ(道路マネジメント課)、宇陀市観光ポータルサイトうだ探訪ナビ
更新履歴:2024年4月6日掲載、4月27日追記
奈良交通は、関西空港と天理駅の間でリムジンバスを臨時運行する。運行内容は下記のとおり。
- 関西空港→天理駅(4月16日、17日運行)
- 関西国際空港第2ターミナル発 12:17、13:17、16:17、17:17
関西国際空港第1ターミナル発 12:30、13:30、16:30、17:30
(途中、天理(櫟本)に停車)
- 天理駅→関西空港(4月19日、20日運行)
- 天理駅発 6:00、7:00、10:10、11:10
(天理(櫟本)、関西国際空港第1ターミナル、第2ターミナルの順に停車)
運賃は大人片道2,400円で、天理駅発のみ予約制となる。
情報源:奈良交通ホームページ
天理市は、コミュニティバス「いちょう号」東部線・西部線の運行を3月31日限りで廃止した。
同時に廃止したデマンドタクシー「ぎんなん号」と合わせて、4月1日から新しいデマンド交通「チョイソコてんり」に転換した。
情報源:天理市広報「町から町へ」(2024年3月号)
情報提供:もと様
奈良交通は、4月1日から各種フリー乗車券の発売額を改定する。
3月31日まで現行の発売額で購入できるが、指定できる乗車日は2024年6月30日までとなる。
改定内容は下記のとおり(金額は大人料金、小児は半額(10円未満切り上げ))。
券種 | 現行 | 改定 |
---|
奈良公園・西ノ京 世界遺産 1-Day Pass | 500円 | 600円 |
奈良公園・西ノ京・法隆寺 世界遺産 1-Day Pass Wide | 1,000円 | 1,100円 |
奈良・大和路 2-Day Pass | 1,500円 | 1,650円 |
明日香周遊バスフリー乗車券(1日券) | 650円 | 750円 |
明日香周遊バスフリー乗車券(2日券) | 1,000円 | 1,100円 |
WEST NARA わんデイパス | 500円 | 600円 |
西和地区で利用できる「WEST NARA わんデイパス」は、2025年3月31日まで発売期間を延長し、発売額を改定する。
情報源:奈良交通ホームページ
奈良交通と京阪バスは4月1日から、けいはんな学研都市と京都駅を結ぶ直通バスの運賃を下記のとおり改定する。
- 大人片道 750円 → 900円
- 小児片道 380円 → 450円
運賃の改定にあわせて、専用回数券の発売を終了する。3月31日までに購入した専用回数券は、4月1日以降も差額なしで使用できる。
情報源:奈良交通ホームページ、京阪バスホームページ