奈良県と奈良交通は春の大型連休期間を中心に奈良市内でシャトルバスを運行している。
- 奈良観光周遊バス
4月28日から5月6日までの土曜・日曜・祝日、9時から17時までの間、奈良公園と平城宮跡を結ぶバスを運行している。「平城京天平祭」開催期間の5月3日から6日までは、平城宮跡と西の京・大和西大寺駅を結ぶバスも運行する。
運賃は大人200円、小人100円である。運行経路は下記のとおり。
- 奈良公園-平城宮跡ルート
奈良公園前(県庁前)
|近鉄奈良駅
|JR奈良駅西口
|(往路:三条通り(国道308号線)経由、復路:大宮通り経由)
平城宮跡
- 平城宮跡-大和西大寺ルート(5月3日~6日運行)
平城宮跡
|(往路:国道24号線・308号線経由、復路:大宮通り経由)
西大寺駅南口
- 平城宮跡-西の京ルート(5月3日~6日運行)
平城宮跡
↓(国道24号線・308号線経由)
↓薬師寺駐車場
↓唐招提寺駐車場
平城宮跡
- 奈良公園ぐるっとバス
4月28日から5月27日までの土曜・日曜・祝日の9時から17時までの間、奈良公園を周遊するバスを運行している。
運賃は大人100円で、小人は無料である。運行経路は下記のとおり。
奈良公園前(県庁前)
↓国立博物館
↓東大寺
↓手向山八幡宮・二月堂前
↓若草山麓
↓春日大社
↓東大寺
↓高畑駐車場
↓奈良ホテル・ならまち
奈良公園前(県庁前)
- パーク&バスライド シャトルバス
4月28日から5月6日までの土曜・日曜・祝日、8時30分から18時までの間、2か所の郊外駐車場と奈良公園・平城宮跡を結ぶシャトルバスを運行している。
運賃は大人100円で、小人は無料である。運行期間と運行ルートは下記のとおり。
(4月28日から5月6日までの土曜・日曜・祝日)
奈良北(奈良阪)駐車場-奈良公園前(県庁前)
(5月3日から5月6日まで)
奈良西(中町)駐車場-平城宮跡
奈良公園前(県庁前)→奈良西(中町)駐車場
(奈良公園前発17:00、17:30、18:00の3便のみ)
4月28日から5月27日までの土曜・日曜・祝日は、奈良・西の京1日フリー乗車券を「木簡型」の特別仕様(6500枚限定)で、通常大人700円のところ、500円で発売している。(有効期日も4月28日から5月27日までの土曜・日曜・祝日に限る)

奈良県庁の構内に設けられたバスターミナル 奈良県庁の構内に設けられたバスターミナルから発車する奈良公園ぐるっとバス(右)と、奈良観光周遊バス(中央)。 写真左側からは奈良観光周遊バス、奥の庁舎玄関前からは奈良公園ぐるっとバス、中央右奥の前庭からはパーク&バスライドシャトルバスが発車する。

県庁前停留所に設置されたバスターミナルの案内看板。一般の路線バスとは異なる場所で発着するため、各所にこのような看板が掲げられている。
情報源:奈良公園・平城宮跡アクセスナビ
写真撮影:829(2012年4月29日)
更新履歴:2012年5月4日掲載、5月21日写真追加
奈良交通は4月28日から信貴山線の運行区間を一部変更した。終点を三室園東口から信貴山門に変更し、地域住民の利便や観光振興を図る。
日中の便はすべて信貴山門までの運行とし、信貴山停留所での折り返しは早朝夜間の一部の便のみとする。
- 系統の変更
旧 [32]信貴山下駅-信貴山-三室園東口
新 [32]信貴山下駅-信貴山-信貴山門
- 新設停留所:「信貴山門」
- 廃止停留所:「信貴山西町」「三室園東口」
情報源:奈良交通グループホームページ(時刻運賃案内)、広報さんごう(三郷町広報)No.565(2012年5月1日発行)
情報提供:珍々電車様、rhr様
安堵町は4月23日からコミュニティバスの運行を始めた。運行は奈良交通に委託する。
安堵町では公共交通の整備が町政の課題となっていた。2011年に安堵町地域公共交通会議を設置し、全世帯を対象にしたアンケートや、実際にバス車両を用いた通行実験を行うなど、コミュニティバス運行の準備を進めてきた。
主な経路と運賃は下記のとおり。
- 中通りルート
笠目-西安堵-安堵町役場-岡崎-平端駅
- 南回りルート
安堵町役場-柿の里-若草の里-かしの木台-窪田-平端駅
- 運賃
町内乗降の場合:大人100円、小人50円
平端駅で乗降の場合:大人200円、小人100円
(バス利用促進と周知のため、4月30日までは無料)
- 乗継割引
安堵町役場で奈良交通かしの木台住宅線(法隆寺駅-かしの木台一丁目・住江織物)と乗り継ぐ場合、乗り継ぎチケットを発行する。乗り継ぎチケットで、乗り継ぎ後のバスの運賃から50円を割り引く。
安堵町コミュニティバスの運行にあわせて、奈良交通はかしの木台住宅線を安堵町役場に乗り入れ、「安堵町役場」「農協前」「東安堵東口」「安堵中央公園」停留所を新設した。
安堵町内から平端駅へは、かつて奈良交通の路線バスが運行されていたが、2005年4月に廃止された。コミュニティバスの運行により、平端駅への公共交通が7年ぶりに復活した。
情報源:奈良交通グループホームページ(時刻運賃案内)、広報安堵(安堵町広報)第473号(2012年4月1日発行)・第474号(2012年5月1日発行)、安堵町サイト
情報提供:菟田野町行急行様、珍々電車様
奈良交通は1月に11台、2月に5台、新車を購入した。確認できている購入状況は下記のとおり。
- 路線車
- いすゞLKG-LV234N3(エルガ ノンステップ)
北大和営業所(奈良200か・734~・735)
平城営業所(奈良200か・736)
葛城営業所(奈良200か・748)
- いすゞSDG-LR290J1(エルガミオ ノンステップ)
葛城営業所(奈良200か・750、・751)
- 日野LKG-KV234N3(ブルーリボンII ノンステップ)
平城営業所(奈良200か・737、・738)
西大和営業所(奈良200か・739~・743)
北大和営業所(奈良200か・744、・745)
- 日野SDG-KR290J1(レインボーII ノンステップ)
葛城営業所(奈良200か・746、・747)
奈良交通は2011年度の計画では車両を42台購入するとしていが、確認できた限りにおいて、実際の購入は25台にとどまった。
昨年来去就が注目されていた昭和61~63(1986~88)年式の車両については、3月までにすべて廃車された。平成元年・2(1989・90)年式の車両でも一部廃車が出ている。
[参考] 車両データベース
情報源:菟田野町行急行様、エクシブ様、kajisawa様 その他のみなさま
更新履歴:2012年1月29日掲載、3月4日、3月17日追記、5月4日修正
奈良交通と関東バスは、夜行高速バスやまと号新宿線・五條新宿線の運行を新東名高速道路に載せ替える。
新東名高速道路は御殿場ジャンクションと三ケ日ジャンクションの間が4月14日に開通した。東名高速道路の同じ区間に比べて走行距離が約10km短縮される。
新東名高速道路の路線バスの運行については、4月12日までに奈良交通・関東バスを含めて17社が中部運輸局から認可を受けているが、いずれも関東以北と近畿以西を結ぶ夜行高速バスである。
情報源:中部運輸局自動車交通部発表資料(平成24年4月12日)