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奈良交通の私設ファンクラブ「nako-club」がつくるページです

信貴山線を信貴山門へ延長

奈良交通は4月28日から信貴山線の運行区間を一部変更した。終点を三室園東口から信貴山門に変更し、地域住民の利便や観光振興を図る。

日中の便はすべて信貴山門までの運行とし、信貴山停留所での折り返しは早朝夜間の一部の便のみとする。

  • 系統の変更
    旧 [32]信貴山下駅-信貴山-三室園東口
    新 [32]信貴山下駅-信貴山-信貴山門
  • 新設停留所:「信貴山門」
  • 廃止停留所:「信貴山西町」「三室園東口」

安堵町コミュニティバス運行開始

安堵町は4月23日からコミュニティバスの運行を始めた。運行は奈良交通に委託する。

安堵町では公共交通の整備が町政の課題となっていた。2011年に安堵町地域公共交通会議を設置し、全世帯を対象にしたアンケートや、実際にバス車両を用いた通行実験を行うなど、コミュニティバス運行の準備を進めてきた。

主な経路と運賃は下記のとおり。

  • 中通りルート
    笠目-西安堵-安堵町役場-岡崎-平端駅
  • 南回りルート
    安堵町役場-柿の里-若草の里-かしの木台-窪田-平端駅
  • 運賃
    町内乗降の場合:大人100円、小人50円
    平端駅で乗降の場合:大人200円、小人100円
    (バス利用促進と周知のため、4月30日までは無料)
  • 乗継割引
    安堵町役場で奈良交通かしの木台住宅線(法隆寺駅-かしの木台一丁目・住江織物)と乗り継ぐ場合、乗り継ぎチケットを発行する。乗り継ぎチケットで、乗り継ぎ後のバスの運賃から50円を割り引く。

安堵町コミュニティバスの運行にあわせて、奈良交通はかしの木台住宅線を安堵町役場に乗り入れ、「安堵町役場」「農協前」「東安堵東口」「安堵中央公園」停留所を新設した。

安堵町内から平端駅へは、かつて奈良交通の路線バスが運行されていたが、2005年4月に廃止された。コミュニティバスの運行により、平端駅への公共交通が7年ぶりに復活した。

2011年度新車情報(その2)・車両の動き

奈良交通は1月に11台、2月に5台、新車を購入した。確認できている購入状況は下記のとおり。

  • 路線車
    • いすゞLKG-LV234N3(エルガ ノンステップ)
      北大和営業所(奈良200か・734~・735)
      平城営業所(奈良200か・736)
      葛城営業所(奈良200か・748)
    • いすゞSDG-LR290J1(エルガミオ ノンステップ)
      葛城営業所(奈良200か・750、・751)
    • 日野LKG-KV234N3(ブルーリボンII ノンステップ)
      平城営業所(奈良200か・737、・738)
      西大和営業所(奈良200か・739~・743)
      北大和営業所(奈良200か・744、・745)
    • 日野SDG-KR290J1(レインボーII ノンステップ)
      葛城営業所(奈良200か・746、・747)

奈良交通は2011年度の計画では車両を42台購入するとしていが、確認できた限りにおいて、実際の購入は25台にとどまった。

昨年来去就が注目されていた昭和61~63(1986~88)年式の車両については、3月までにすべて廃車された。平成元年・2(1989・90)年式の車両でも一部廃車が出ている。

[参考] 車両データベース

やまと号新宿線・五條新宿線を新東名に載せ替え

奈良交通と関東バスは、夜行高速バスやまと号新宿線・五條新宿線の運行を新東名高速道路に載せ替える。

新東名高速道路は御殿場ジャンクションと三ケ日ジャンクションの間が4月14日に開通した。東名高速道路の同じ区間に比べて走行距離が約10km短縮される。

新東名高速道路の路線バスの運行については、4月12日までに奈良交通・関東バスを含めて17社が中部運輸局から認可を受けているが、いずれも関東以北と近畿以西を結ぶ夜行高速バスである。

4月1日ダイヤ変更

奈良交通は4月1日に葛城営業所管内の各線でダイヤを変更した。主な変更点は下記のとおり。

  • 橿原市コミュニティバスのうち、土曜日曜祝日に運行する明日香奥山発着の便は、「奈良文化財研究所藤原宮跡資料室前」停留所を経由して運行する。
  • 橿原団地線、高田イオンモール線の一部の便を小型車で運行する。

また、同日、三重交通は上野天理線を上野山添線に統合し、天理駅への乗り入れを土曜日曜祝日の1往復のみとした。その他の便は上野産業会館-国道山添の運行とし、一部は国道山添で奈良交通のバスと連絡する。