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「中循環線」に関する記事

2020年6月1日ダイヤ変更(奈良・平城・西大和)

奈良交通は6月1日に、奈良・平城・北大和・西大和営業所管内の路線でダイヤ変更を実施する。

近年は通勤利用の動向が変化しているうえ、通学利用も減少している。3月14日に多くの路線で減便を行ったところであるが、これまで高頻度の運行を維持してきた路線についても大幅な減便に踏み切る。

今回減便の対象となるのは、鉄道駅と住宅地を結ぶ運行頻度の高い路線で、路線ごとの日中の運行本数は多いところでも毎時4本までとなる。

生駒・学園前地区の「深夜バス」は全線廃止する。現在の「深夜バス」の大部分は1990年10月15日に運行を開始したが、30年の節目を前に役割を終える。

中南和地域の路線と自治体から受託しているコミュニティバスについては今回の減便の対象としていない。また、原則として運行本数が毎時2本未満になる減便も行わない。


この記事では、奈良・平城・西大和営業所担当路線の変更内容を掲載します。

北大和営業所の担当路線の変更内容については、下記の記事を参照してください。


奈良営業所

市内循環線・中循環線

平日・土日祝日とも大幅に減便し、運行時刻を変更する。市内循環(内回り)は日中以降の運行を半減する。

  • [1]市内循環(内回り)は、日中16分毎で運行する(変更前は8分毎)。
    日中以降の運行台数を4台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する(土日祝日朝は、3台から2台に減少)。
  • [2]市内循環(外回り)は、日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。
    平日の日中以降・土日祝日の運行台数を3台から2台に減らすが、平日朝の運行台数(4台)は維持する。
    平日の最終発車時刻(JR奈良駅発23:58)は変更しない。
    土曜日と日祝日の最終発車時刻を共通にする。
    (JR奈良駅発 土曜日23:38、日祝日23:15 → 土日祝日23:33
  • 平日朝に運行する[6]中循環(外回り)の運行台数を2台から1台に減らし、約21~27分間隔で4本運行する。(近鉄奈良駅発6:52~8:03)

日中の市内循環の運行間隔が15分以上になるのは、昭和60年代以降では初めてである。

奈良白土線・奈良イオンモール線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。また、一部の便の系統(起点・終点)を変更する。

  • 近鉄奈良駅-神殿の間は日中15分毎で運行する(変更前は10分毎)。[79]近鉄奈良駅-シャープ前系統を大幅に減便する。
  • 平日の白土町行きの最終発車時刻(県庁前発23:59)は変更しない。
  • [85]近鉄奈良駅-杏南町、[86]近鉄奈良駅-イオンモール大和郡山系統は、朝と夕方以降の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。

奈良天理線

大幅な減便はないが、[51]JR奈良駅-下山、[53]JR奈良駅-窪之庄系統(窪之庄行きのみ)のみ減便する。

また、平日夕方の一部の便の系統(行先)と運行時刻を変更する。

山村線

大幅な減便はないが、朝と夕方以降で減便するほか、一部の便の系統(起点・終点)と運行時刻を変更する。

  • 平日朝の[57]JR奈良駅-藤原台、[56][62]JR奈良駅-山村町系統の一部を、[55]JR奈良駅-奈良佐保短期大学系統に変更する。
  • 公立高校開校日のみ運行するJR奈良駅発7:59[55]奈良佐保短期大学行きは、平日全日の運行とする。

阪奈道路線

[160]学園前駅-高畑町系統のうち平日朝7時台の高畑町行きは、JR奈良駅西口→高畑町の運行時刻を2分繰り下げる(1本のみ)。

平城営業所

青山住宅線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。

  • JR奈良駅西口-青山住宅の間は日中20分毎で運行する(変更前は15分毎)。
  • 平日朝に運行している奈保町経由の系統を廃止する。
    廃止する系統
    • 急行[116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
    • [116]青山住宅→奈保町→近鉄奈良駅
  • 平日朝の青山住宅から近鉄奈良駅方面は約8分毎で運行する(変更前は約6分毎)。
  • [27]二条大路南一丁目-青山住宅系統(平日のみ運行)は朝の2往復のみ運行し、日中の運行は取りやめる。
  • 平日の青山住宅行きの最終発車時刻(JR奈良駅西口発23:56)は変更しない。

学園前高の原線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。

  • 学園前駅-東登美ヶ丘一丁目の間は日中30分毎で運行する(変更前は20分毎)。[1]学園前駅-東登美ヶ丘一丁目系統を大幅に減便する。
  • 平日の東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
  • 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘一丁目行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
    (学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44

学園前北線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。

  • 日中は30分毎に運行する(変更前は20分毎)。
  • 平日の東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻(学園前駅発23:59)は変更しない。
  • 土曜日と日祝日の運行時刻を共通にし、東登美ヶ丘六丁目東行きの最終発車時刻を以下のとおり変更する。
    (学園前駅発 土曜日23:44、日祝日23:23 → 土日祝日23:44

相楽ニュータウン線・学園前相楽線

一部の便の運行時刻を変更するほか、相楽ニュータウン線の日中の運行を減便する。

  • [21]高の原駅-兜台五丁目系統は、平日・土日祝日とも日中30分毎で運行する(変更前は15分毎)。
    朝と夕方以降の運行本数・運行時刻の変更はない。
  • [77]学研奈良登美ヶ丘駅-高の原駅系統は、平日・土日祝日とも朝と日中の運行時刻を変更する。運行本数の変更はない。
  • 両系統を合わせて、高の原駅から精華桜が丘三丁目の間は日中15分毎で運行する(高の原駅→精華桜が丘三丁目方面のみ)。

西大和営業所

西大和団地線・王寺五位堂線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。

  • [3]王寺駅-上牧出合系統を大幅に減便する。
    王寺駅-上牧町文化センターの間は日中毎時3本運行する(変更前は毎時4本)。18時~21時台は平日毎時3~4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。
  • [5]王寺駅-広瀬台二丁目-桜ヶ丘一丁目系統を減便し、日中約30分毎で運行する(変更前は20分毎)。
  • 土日祝日は[2]王寺駅-片岡台三丁目-桜ヶ丘一丁目系統も減便し、日中毎時1本運行する(変更前は毎時2本)。
  • [4]西大和団地循環系統を減便し、18時~21時台は平日毎時4本、土日祝日毎時2~3本運行する(変更前は毎時4~6本)。

王寺シャープ線

平日・土日祝日とも終日にわたって減便し、運行時刻を変更する。

[62]王寺駅-法隆寺前系統を大幅に減便する。王寺駅-法隆寺前の間は日中約20分毎で運行する(変更前は15分毎)。

12月16日ダイヤ変更

奈良交通は12月16日に各線でダイヤを変更する。詳細は下記のとおり。

  • 市内循環線(奈良)の日中の運行を、内回り・外回りとも8~9分間隔から10分間隔に変更する。
  • 中循環線の内回りは平日17時台で1回減回し、外回りは平日8時台で1回増回する。
  • 学園前高の原線(学園前駅-東登美ヶ丘一丁目)、学園前北線(学園前駅-東登美ヶ丘六丁目東)の、土曜日・日祝日の日中の運行を15分間隔から20分間隔に変更する。
  • 北田原線[82]生駒駅北口-北条-北田原系統及び上町生駒線[189]生駒駅北口-北条-学研北生駒駅系統を減回・時刻変更し、生駒台循環線[77][78]生駒台循環系統を増回する。
  • 生駒ニュータウン線(生駒駅南口-あすか野センター)の日中の運行を毎時4本から毎時3本に減回する。
  • ひかりが丘線で下記のとおり系統の改廃を行う。[69]系統は平日・土曜日のみ運行する。
    廃止 [169]生駒駅北口→東生駒駅→宛の木→白庭台駅→ひかりが丘
    新設 [69]稲倉→宛の木→白庭台駅→ひかりが丘
  • 奈良法隆寺線の運行時刻を変更し、系統を改廃する。法隆寺前発の最終便は県庁前止めに変更するが、系統番号は春日大社本殿行きと同じ[97]を使用する。
    廃止 [89]大仏殿春日大社前-近鉄郡山駅
    新設 [97]法隆寺前→法起寺前→近鉄郡山駅→県庁前
  • かしの木台住宅線の運行を大幅に減回する。早朝・夜間の一部の便を減回するほか、日中の運行を毎時2本から毎時0~1本とする。
  • 済生会奈良病院線、県立奈良病院線、八条町線、四条大路線で減回する。また、藺町線で時刻変更及び減回を行う。
  • 四条大路線(新大宮駅前・JR奈良駅・JR奈良駅西口-四条大路南町)の乗降方法を、「前乗り先払い」から「後乗り後払い」に変更する。
  • 法隆寺線([72]法隆寺駅-法隆寺門前)で9時台に増回する。
  • 八木大滝線、八木下市線の運行時刻を変更するほか、一部の便の運行区間を短縮し[95]八木駅-大淀バスセンター系統に変更する。これにより、新子停留所での東吉野村方面への連絡はなくなる。(東吉野村方面から八木大滝線への連絡は1便のみ可能である。)
    新設 [95]八木駅-橿原神宮駅東口-大淀バスセンター
  • 洞川線、大淀五條線で時刻変更及び減回を行う。
  • 下市天川線の運行時刻を変更し、天川村内の区間便を廃止する。
    廃止 天川川合-中庵住
  • 季節運行の大台ヶ原線の運行時刻を変更し、平日は1往復、土曜・日祝日は2往復(11月第3・第4日曜日と勤労感謝の日は1往復)とする。
  • そのほか、下記の路線で運行時刻を変更する。
    阪奈道路線(日中)、奈良天理線(平日の早朝)、奈良富雄線(日中)、高の原高山線(18時台)、木津川台住宅線(平日の朝と夕方)、南陽高校線、歌姫線(平日の日中)、六条赤膚線、[81]小泉駅-法隆寺駅系統。